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聖徳太子から小沢一郎まで

日本に忍び入るユダヤ
恐るべき悪魔の計画とは何か
牛山火壱・著  第一企画出版  1994年刊
 はじめに(抜粋)
 ユダヤ問題がはじめて日本で言われるようになったのは、大正8年のシベリア出兵のとき陸軍の諜報機関がロシヤ軍から『シオン長老の議定書』なるものを入手したときに始まる。
 これは間もなく民間にも流れ出て、かの出口王仁三郎も大本教機関紙に早々と取り上げていた。彼はそのとき、これはわが国にとって警戒すべきものとしていたが、その後むしろ日ユ同祖論の立場に変わった。ユダヤの何者かが入り込んだためではないか。
 彼は大阪で新聞を経営したり、蒙古に出かけたりして巨額の資金を動かしたが、このカネの出所を考えてみると、ロックフェラー、ロスチャイルドの影が見える気もする。
 『シオン長老の議定書』すなわち『ユダヤ・プロトコール』は、世界思想上他に見ることのできない邪悪な文書で、その思想を奉じ、実行する集団があるとすれば、これはまさしく人非人としか呼べない。人間性をこれ以上逆なでする思想はない。
 そこで世界的に反ユダヤ感情が勃然と起こってきた。ユダヤはあらゆる手段でこれを偽書であると主張した。この問題については様々な研究がなされているが、いまだ結論が出ていない。
 そんな議論はともかく、かの自動車王ヘンリー・フォードが言っているように、プロトコールが本物であるか贋物であるかは本質的な問題ではなく、真の問題は、世界がそこに書かれているように動いてきたという事実だ。
 それから半世紀以上経った今日のアメリカの惨状は決して自然の成り行きではなく、そこにユダヤの邪悪な影を見ることができる。(中略)
 ユダヤは遙かに遠い昔から日本に入っていて、今日の我々はモロにその影響のなかにいると言ってもよい。聖徳太子や古事記がすでにユダヤの造作物なのだ。ユダヤはすでに2000年も前から日本に入っているし、世界の歴史は大なり小なりユダヤに関係しないものはないとさえ言えよう。

 エピローグ  
日本の政治経済の破壊が着々と進行している

 戦後日本を共産化したかったユダヤ
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  敗戦後、東京に進駐してきたマッカーサー司令部は、日本の軍事的解体を進めたことはもちろんであるが、それとともに従来の敗戦国に対して戦勝国が行なったことのない国家社会そのものの完全な造りかえを実行した。
  彼らが持ち出した論拠は、日本は侵略国家であり、その侵略性は日本の国家構造、国民意識の中から出たものであって、この禍根を徹底的に洗い出して変革しなければ、再び軍事強国として台頭し、戦争を始めるだろうとするものであった。しかし、これは表面上の理由にすぎず、その実は、まず世界政治に対する日本の物理力、すなわち軍事力、経済力、そして民族精神の力を破壊するためのものである。
  そしてさらに、日本を改造して、日本の国家と国民を完全にユダヤの制御下に置こうとするものであった。既に述べたごとく、この戦争を起こした勢力そのものがユダヤであり、彼らの目的は、日本を叩き潰してみずからに対する危険の芽を根絶することであり、さらに将来日本をみずからの奴隷として自由に操るための工作であった。
  これらの目的を達するために、米国ユダヤ支配中枢は総司令部に対して種々の占領政策指令を発している。日本人は占領軍の行なった諸改革がマッカーサー個人、あるいはマッカーサー司令部の発意によるものであると信じ込まされてきたのであるが、その実は日本占領の哲学、方針、具体的行動にまで米国務省からの指令が及んでいて、マッカーサーは忠実にそれに従ったにすぎない。マッカーサーはある程度米国支配中枢の何たるかを知っていたのであり、そのためにこそ彼はユダヤの企画した朝鮮戦争においてトルーマンと衝突し、首を切られたのである。
  だが、戦勝者の占領軍司令官として東京に入ったマッカーサー自身は、恐らく米国務省、あるいは陸軍省から与えられる指令がどれほど深い意図をもって発せられていたのかについては、十分に承知していなかったのではないかと思われる。例えば、当時財閥解体が進行中であったが、たまたま東京に来てマッカーサーと会談した国際的に高名なジャーナリスト、エドガー・スノーに対して、「いま自分は政府からの指令によって三井、三菱、住友などの大財閥を粉砕しているが、これはアメリカでいえばロックフェラー財閥を分解してしまうことと同じだ」といって、驚いた表情をしたといわれる。つまりマッカーサーには、どうしてアメリカ資本主義が日本資本主義をこれほどまでに痛めつけるのか分からなかったのであろう。
  米占領軍が、米国支配中枢すなわちユダヤから命ぜられて行なった、いわゆる戦後改革の中心思想は、皇国神話の破棄、皇室の神聖性の打破、貴族・特権階級の解消、財閥の消滅、部落の解放などである。これらはすべて日本の根幹をなす歴史的由緒、あるいは明治以後日本が強国として興隆してきた国家社会構造を破壊根絶することに目的があった。そして、これらは欧州の近世以降の戦争においてもあえて戦勝国がなすことのなかったところのものである。
  このことは、あの戦争が何を目的にしたものであったのかを余すところなく明示している。つまりそれは、あの戦争を起こした主体、ユダヤがみずから支配する世界を打ち立てるための基礎工事であったのだ。
  このようにして日本は物理的な壊滅のみならず、精神的に根こそぎに壊され、アメリカと同じようにユダヤによって自由に操られる国家国民となる基盤が拵(こしら)えられたのである。
  つまり、米占領軍による戦後改革なるもの――日本の進歩的人種が大いに歓迎したこれら一連の改革は、よくその底を透かして見ると、日本国民を永久にユダヤの軛(くびき)につなぎ、彼らの自由にするための工作にすぎなかったのだ。そのために社会党も共産党も、そして保守派もすべてが巧妙に操られ、使われてきたということができよう。
  ところが、戦後半世紀の時代の推移を見てみると、彼らの目論見は半ば成功し、半ば失敗したということができる。彼らの成功は今日歴々と眼前にすることができる。それは細川亡国ジェスイット首相の誕生である。一方また、我々が今日目前にしている経済的超大国としての日本国家、そして安定し、生活水準の高い、技術的に高度な日本社会は、占領指令に盛られた精神に真向から反するものなのである。占領政策の目指すところは、日本の共産化であり、貧窮化であり、混乱であった。
  一見するとマッカーサーを中心とする占領軍は、日本の共産化には賛成していなかったように見えるけれども、それはマッカーサー個人あるいは総司令部の真面目な軍人の思想から出たものであって、米国支配中枢は日本の共産主義化を、その本心では極めて望んでいたと見ることができる。それはルーズペルトが戦時中ソ連を大々的に援助したことにもあらわれており、また中国の共産化に対して陰ながらアメリカが働いたというところにもあらわれている。つまりアメリカ支配中枢の奥深くたむろするユダヤは、世界の共産化を目指していたのである。
  こういうと、日本人は事の意外に驚くのであるが、これこそはマルクスによる共産党宣言以来のユダヤの願望なのである。つまり、共産主義、あるいは共産党というのは、世界を彼らが一極支配し、万民を窮乏させる復讐の神の命ずるところであるのだから。かくして北朝鮮の状況は彼らの理想社会なのである。
  日本が共産化せず、社会も混乱せず、今日見るような立派な成果をおさめたのは、結局彼らの悪しき計画が、ある面から見れば逆の結果としてあらわれたものということができる。すなわち戦前いろいろな面で日本の負い目であった軍事偏重、社会の不平等、富の偏在、差別的思想と慣行などが、この敗戦を契機として一挙に払拭されたことが、日本の進歩にとって大きなプラスとなって働いたのだ。これがプラスになったのは、日本の深い歴史的遺産と日本人の健全なる心身によるものなのである。

 バブル崩壊は第2次日米戦の敗北である           [TOP]

  今述べたように、アメリカ・ユダヤの占領政策の本心は日本を永久的に立ち上がれない国にし、米国すなわち世界支配中枢の軛(くびき)に繋ぐことであった。ところが現実に起こったことは、日本の経済的復興と国民の社会的成熟であった。
  ユダヤの政策は世界の一元的支配であり、その前提として世界経済を完全に自由化し、その経済及び金融を媒介として世界に支配力を伸ばすというのがそのプログラムである。したがって、彼らは世界貿易の自由化、金融の自由化をあくまで追求せざるを得ない宿命を持っている。
  ところが、これは逆に日本のような強健な社会を持ち、すぐれた資質を持つ国民が、その経済的な力を世界に伸ばす乗物として使われるという一面を避けがたく持っている。それが完全に開花したのが、いわゆる日本の高度成長期であり、日本の経済力が世界に拡散した時代であった。いわばユダヤからすれば逆効果となって彼らに襲いかかってきたわけである。
  これに対して彼らは手をこまぬいて見ていたわけではない。まず彼らは日本の輸出品の仲介者として、日本の商品の世界貿易から商人としてマージンをせしめ、遂には日本資本をみずからの銀行組織に組み入れてコントロールすることをやり、さらにまた世界の石油を独占して、石油代金として日本から巨額の金を彼らの懐に流入させた。
  しかし、これは彼らの工作の一面であって、他面にはこの日本との緊密な経済関係の中の金融関係を通じて、日本国内に着々と橋頭堡を築いていった。あるいは政府・官僚のパイプを通じ、日本の政府、産業界のエスタブリッシュメントに深く影響を及ぼすパイプをつくり上げた。
  大蔵省、通産省あたりの主要官僚、大銀行の首脳者、大企業の経営者等には、表面上全くわからないように深く彼らのエージェントが染み込んだといってよい。これはいつの日か日本を内部から再占領する工作であった。既に日米戦争において、軍事的には完全に権力を握ったのであるが、軍事力が世界を動かすパワーとして消滅したあとでは、また思想的パワーとしての共産主義が力を失ったあとでは、ますます政治的、金融的パワーを使うべく着々と準備を整えてきたといってよい。
  これが端的にあらわれたのが、1989年から90年を頂点とするバブルの形成とその崩壊である。バブルは、まずアメリカ国内でレーガノミックスを演出することから始まった。そして、日本固有の精神を持った政治家であるが金権に深く汚染された田中角栄を、金権暴露で葬り、曲折はあったがその後釜として彼らの思想に忠実な中曽根康弘を首相にすることに成功した。中曽根は彼らの設計図に従って、いわれるとおりに市場開放、外国勢力の国内における自由行動、大幅な規制緩和などを実行し、バブル造成の準備作業を完成した。
  一方彼らは日本の金融市場や、大蔵省及び自民党、財界首脳の中に、直接に息のかかった連中の網をつくり上げ、彼らに金融緩和などを異口同音に唱えさせ、現実に巨額な資金を低金利のもとに市中に散布した。これは1920年代にアメリカで行なった、いわゆる「狂熱の20年代」演出の手口と全く同様である。つまりバブルの演出の命令である。そして当然これは破裂させるべく行なわれたものであった。
  はたして90年代に入って、それまで高騰を続けてきた株価は暴落に転じ、同様に暴騰していた地価、そして絵画、ゴルフ会員権のたぐいに至るまで暴落した。もとより彼らとしてみれば、これらの暴落はそうなるべく計画した事態であり、この間彼らは東京株式市場で巨額の利益を手中にしたわけである。しかし、彼らの真の目的はそんな金銭的な問題にあるのではない。彼らの一貫して抱いている計画は「民衆と社会の腐敗」である。
  バブルの後先の日本人の精神をよく観察してみると、いかに国民が精神的に駄目になったかがよくわかるのだ。これこそが、彼らがバブルを起こし、崩壊させた本当の目的なのである。もし日本人が精良な精神を失わないならば、そう時間を経ずに回復することは可能である。しかし、いったん精神が傷つけられたならば、その回復は極めて難しいということを、彼らは知っている。
  戦後手を変え品を変え、日本人の堕落を図ってきて、日本社会の混乱を工作してきた彼らも、ほとんど目的を達することはできなかった。ところが、このバブルの造成と崩壊によって、日本人の心の破壊はやすやすと達せられたように見える。
  かくて彼らの計略は成功したということができるだろう。つまり現代は経済の時代であり、半世紀前の軍事力の時代に日本を終局的に原爆で打ち破ったと同様に、それから50年たって、日本はバブルという経済原爆によって再び敗戦の巷に落とされたといってよい。
  そして、この敗戦を永続化させ、戦後50年間のような日本の回復を再び起こさせないために、彼らはいよいよ日本の統治機構、政治に手を加えてきた。これが今日政治改革といわれ、細川護煕が首相として登場してきた真の背景である。

 細川政権を誕生させたユダヤの狙いは何か     [TOP]

  平成3年の春ごろから政局の動きがあわただしくなり、自民党からかなりの数の議員が脱党して新党をつくるという騒ぎになった。この台風の目は小沢一郎及び羽田孜議員が、後に新生党と命名される党派をつくるべく、相当数の議員を自民党から集めたことが発端となり、一方細川氏は前年に行なわれた参議院選挙において、日本新党なるものを旗揚げしていた。さらに別に武村正義は「さきがけ」なる新党をつくり、数名の自民党議員を集めていた。これらの動きは社会党、民社党、さらには公明党も巻き込んで大きな政界再編成の渦となり、遂に衆議院解散、総選挙となった。
  選挙は7月18日に行なわれ、その結果自民党は健闘したけれども、過半数割れとなり、一方、新生党、さきがけ、日本新党、公明党、社会党及び民社党は野党7党連合をつくり、圧倒的議員数の自民党を差し置いて、この7党連合が細川護煕氏を中心にして、遂に政権を獲得するに至った。これは到底通常の政治常識では考えられないことであって、いかにも未熟極まる子供だまし的動きであったというほかはない。
  これらの7党は、それぞれ主義主張が違い、例えば宗教団体である公明党と、宗教を否定する社会党とが同一の政治勢力として政権党になるなどということは、およそ人間精神の破壊であり、これ以上ない人間に対する侮辱というほかはないのだ。しかもこれが白昼公然と実現したということは、いかに日本人が精神的に堕落したかということを明白に示しているものといわざるを得ない。
  なぜこんなことが起こるかといえば、これには2つの理由がある。1つは、今述べた日本人の政治的、さらには精神的未熟があり、この未熟のもとは、本来日本人は庶民がみずからを治めるという政治社会体制なるものは到底根づかない精神的伝統を古い昔から持っているということである。
  政党政治というのは私利私欲をもって集まる政治家が、国政を玩弄して自分勝手なことをするという制度なのであって、これはヨーロッパのむごい人民圧迫の歴史から生まれたものであり、日本のような穏やかな政治が行なわれてきた社会では、政党政治なるものは、単に形骸をまねた形式的なものにすぎないからである。その必然性がないのだ。日本に本当の政党政治などは到底根づくわけはない。
  もう1つには、この政界再編劇には外国の影が色濃く射し込んでいる。例えば、この政変劇の最中、エドモンド・ロスチャイルド及びデービッド・ロックフェラーが日本に来ている。しかも当時の米国大使アマコストは政治改革の中心人物小沢一郎とはなはだ密接な関係があったとされている。
  そしてこの間に東京サミットに出席したクリントン・アメリカ大統領が、これら7党の主要人物をアメリカ大使館に呼んで大いに激励したといった植民地まがいのことも行なわれている。これらを透視すると、この政変劇には外国の影が極めて色濃いといわざるをえない。しかもこの外国の影は、結局のところユダヤだ。
  今日の政治は巨大な騙し政治になってしまったけれども、こういう騙しという現象はユダヤからしか出ないものであることをよく考えなければならない。日本の土壌には騙しということは本来ない。日本神道は「直ぐなる心」を最も尊ぶのであって、それが日本人である限り、いかに海千山千の政治家ではあっても、このようないうべからざる騙し、無節操はあり得ない。これは外国の影以外の何物でもないのだ。

 今全日本人が不安を感じている    [TOP]

  我々はだれしも80年代後半以来、世界で急激に、それまで考えられなかった事態が起こってきたことが観察される。それはポーランドの解放から始まってベルリンの壁の崩壊、ゴルバチョフ登場によるソ連の根本的改革、そしてバルカンにおける内戦の勃発。遂に、10月に至ってエリツィソ・ロシア大統領が議会に向かって大砲を撃ち込むといった事態にまで発展してきた。
  そして日本国内でもだれもがひしひしと感じているように、単に自民党が政権の座を降り、わけのわからない7党連合が政権を取り、これまた何だか不思議な細川氏が首相になるといった政治的動きのほかに、不況が深刻化し、大企業といえども事業整理、社員の待遇に手をつけるといった動きが現実化してきて、就職は厳しくなり、経済成長率は0%にまで落ち込んできた。だれも何かしら不安な感覚が心に染み込んできたし、何だか気持ちが悪くなったという印象を持つようになっている。
  一体これらのすべての現象はどこから発しているのか。これらの具体的な動き、それに呼応した日本国内のさまざまな変化、これらは世界支配中枢の動きと密接に連動しているのだ。世界支配中枢とは、すなわちユダヤである。

 ユダヤに操られた小沢一郎の二大政党論        [TOP]

  西洋文明の基底はギリシャ学芸とキリスト教であると私どもは教えられてきた。なるほど西欧文明の表層を観察する限りその通りである。
  アルプス以北のヨーロッパは古い文明を持っていた。しかし先進の強大な文明力を持つローマ帝国の侵略を受けて、今日のフランス、イングランドはその植民地すなわち属領になった。シーザーの侵攻はその代表的なものだった。これでこの地は政治的にはローマの軛(くびき)に繋がれたが、社会的、精神的にはなお古来の多くのものを残していた。彼らを精神の内面から変質させたのはキリスト教の侵入である。これによって彼らは精神の奥深くから変質したと言ってよいだろう。
  ライン以西のヨーロッパはその政治と社会にローマの直接の影響は受けなかったが、先進のローマ文明が漸次浸透して行ったことは当然である。そこヘキリスト教が入ってきた。ローマ化すなわち世俗化のなお浅いゲルマンは、むしろより深くこの一神教に食い込まれたと言えるかも知れないが、一方まだ彼らの精神の奥底には古いゲルマンの魂を残していたと考えられる。
  ライン河を中心としてその両側を西欧、中欧とすれば、この両側におけるローマ文明とキリスト教の受容と咀嚼の様態はかなり異なり、それは今日に至り将来に及ぶこの地のありようを大きく規定するものだろう。中世ヨーロッパとくに中欧では魔女狩りとか異端追求が大いに行なわれた。これは今日ではキリスト教組織が根強く残っている古ゲルマンの残滓を根絶やしにする作業だったと考えられている。
  それより後にここからマルチン・ルーテルによる宗教改革が起こったのは、なお残存したゲルマン魂がそうさせたとみられる。古来の精神の純粋さをなお多分に蔵していた地から湧き出たルーテルは、ローマ教会の腐敗にたいして立ち上がり、ウイッテンペルグ城門にローマ教会と法王を糾弾する告発状を貼りだした。ところが純真な彼はだいぶ後まで気がつかなかったのだが、彼の協力者メランヒトンはユダヤで、彼に協力することによってローマ教会、キリスト教を混乱させる役割を担っていたのだとされる。ルーテルは後にそのことに気づき自らの宗教改革が完全にユダヤに利用されたことを理解したと言う。
  本文で繰り返し述べたように正(ローマ教会)・反(宗教改革プロテスタント)を表面上は時の勢いのごとくみせ、あまつさえ密かにその双方に自己の分身を入れ、終局的にその双方を破壊する(合)。今日の世界キリスト教界は極めて錯雑した状況をしめし法王庁の内部にまでユダヤ分子が入っていると言われている。
  この双方に自己の分身を入れ、これらを互いに争わせて全システムを撹乱し、一歩一歩自らの目的に近づける。彼らのこの行動哲学と戦術、戦略は彼らが侵入した処では必ず行なわれている。ただ密かに入っている彼らに誰も気づかず、ましてやその正反合政略にはまったく無関心なのである。
  戦前(そして今日の日本の)国粋派と国際派、陸軍と海軍、政友党と民政党、右翼と左翼などなどは、その本は一つであった。だれもこれらにユダヤの影が入っているとは夢にも思わない。もとより直接にユダヤ・エージェントがこれらの機関に入っていると言ったことは稀なケースだろう。リヒアルト・ゾルゲなどは彼自身がユダヤの血を受けていたのではなかったが、彼の母はオデッサ辺りの人だった。
  今日の世界におけるユダヤ政略(双方に入って互いに争わせる)はよく見ると殆どあらゆる国際、国内騒乱に使われている。早い話が小沢一郎氏の二大政党論は完全にユダヤの誘導に落ちたもので、アメリカの二大政党制もその政治を操る為のものに過ぎない。アメリカ国家は完全にユダヤによって建国されたもので、よく言われているようにその国璽(こくじ)の決して見せてはならない裏にはフリーメーソン・イルミナティの紋章が刻印されている。
  彼らの民主、共和二大政党制は政治の瞞着(=ごまかし)に過ぎないのだ。米国政治は国民を愚弄する手の込んだ劇である。米国旗は星と縞との模様だ。この縞の数が13本ある。これは建国当時の州の数だがここにユダヤの刻印が捺されている。これがユダヤのメンタリティーだ。
  既に本書を読み終わった読者がよく理解されたように、今日世界を覆うようになったユダヤなる現象の根は余りにも深く、太古の時代から発している。もとよりその全体を太陽の下に晒すことは異文明人である我々の遂に良くするところではないかもしれない。この問題を正面から取り組むのは別の人種、民族、国民であろう。そうであっても現実にそれは数千年の怨霊として、何の関係もない日本に襲い掛かるとすれば、好むと好まざるとに係わらずこれを可能な限り深く研究し、有効な防衛策を立てるべきであろう。
  その為の参考として本書が役に立つことを願って筆を措く。

なわ・ふみひとひとくちコメント
  金権政治の代名詞にまでなった自民党・田中派から独立した竹下登、金丸信のもとで、小沢一郎は急速に力をつけて行きます。やがて自民党を割って出て、みずから新生党を起こし、その後も政党の合従連衡の中心にいて日本の政界を揺さぶってきました。それだけの大胆な仕掛けを行なうためには莫大なカネを動かしているはずですが、その出所はアメリカのロックフェラーであると見られています。
  要するに小沢一郎は、アメリカを支配するユダヤの手先となって、日本の政治・経済および民族精神の破壊のために働いている――というのがこの本の著者(ペンネームでしょう)の分析です。
  いわば「日本を売っている」人物である小沢一郎が、いままた野党第一党の党首として、政界再編のイニシャティブを取ろうとしています。今回こそ、いよいよ日本の政界は大混乱のあと、その主体性を失い、世界支配層の操るままになっていくものと思われます。すでに歴史の歯車は軋み音を上げて回り始めていますので、もはや動きを止めることはできませんが、その行き着く先を見通す上で、今日の日本の政治のメカニズムを理解しておくことは意味のあることだと思います。
  ここでご紹介したのはエピローグのほぼ全文です。本文には歴史的なユダヤの日本侵入の足跡が詳しく分析されています。既に絶版になっていますが、古書店等で手に入れて読んでいただくことをお勧めしたい本です。
                            2007年8月4日  なわ・ふみひと
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