(小金井公園内)

所在:地東京都小金井市桜町3−7−1 042−388-3300

両国にある江戸東京博物館の分館として、小金井公園内に建設されました。現地保存が、難しくなった文化的、歴史的に価値がある建物が移築復元され、一般公開されています。
多くの建物は、中に入って自由に見学できます。
現在は27棟ですが、最終的には約35棟になるそうです。

大川邸

広いパーゴラのある南面

陽当たりの良い居間

1925年(大正14年)に建てられたこの家は、イスとテーブルを
置いた居間を家の中心にすえた、全室洋間のモダンな家です。

大正期におきた、生活改善運動で理想とされた間取りです。
それまでの、接客空間を家の中心に置いた間取りとは違い居
間中心、家族本位の考え方で、今の住宅の原型ともいえます。
広さも約100uと、現在の東京の平均的な広さに近いのでは?

大正末から昭和にかけての生活を再現した内部には、当時使
われていた家具も残っていて、見るのが楽しくなります。
施主は鉄道省の技師だったそう。

田園調布は、実業家渋沢栄一によって開発された、郊外住宅
地で1923年から分譲されました。
現在も東京の最も魅力的な住宅地の一つです。

食堂からハッチ越しにキッチンを見る


前川國男邸

南側外観

近代建築の巨匠コルビュジェの、数少ない日本人の直弟子として
高名な前川國男氏の自邸です。

1942年(昭和17年の竣工時は、太平洋戦争さなかだったため、建
坪30坪(約100u)以内という国の資材統制がありました。金物類
も入手困難な時代の作品です。
それだけに純粋な木造建築で、木の持つ美しさがシンプルなデザ
インの中で生かされています。

吹き抜けの居間を中心に、それをはさむように書斎と寝室がある機
能的な間取りで、ロフト風の中二階があります。
1928年にフランスに渡り、コルビジュのアトリエに入所したという経
歴の持ち主らしい建物です。

■上野にある東京文化会館、東京都美術館は彼の設計で、西洋
美術館は日本に唯一あるコルビュジェの設計による建物です。

前川邸の居間(サロン)
吹き抜けまで続く大きなガラスに組まれた木の
格子模様と、障子の格子が、西に傾いた冬の
日差しを受けて、なんとも美しいシルエットを作
っていました。

居間の一隅にあるテーブルセット



小出邸

1925年小石川に建てられた小出邸の
南側外観

二間続きの和室は1970年代迄はどこでも
見られる風景でした。懐かしい!

大正〜昭和に活躍し、オランダの住宅の影響を受けた建築家堀口捨己の作品。
子供が独立した後、夫婦二人で住むための家とはいえ、延べ面積177.27uと広さに恵ま
れた邸宅です。

外観の大きな屋根と、玄関周りの幾何学的な構成が特徴です。
応接間は一隅にある吊り棚や、壁から天井に続く縦材の使い方が日本的な魅力的を残した洋室です。
1996年まで、一族によって大事に住み継がれて来たそうです。




三井八郎右衛門邸

玄関脇には三井家の象徴である鹿の像
太平洋戦後の1952年(昭和27年)に建てら
れた三井同族十一家の総領家の家です。

1906年(明治39年)から住んでいた邸宅が、
戦火で焼失したため、三井家に関連する施
設から建築部材や石材を集めて建てたそう
です。

戦後の財閥解体の後とはいえ、蔵も備えたと
ても立派な家です。たてもの園に移築する際、
部屋数を減らしているそうですから、すごい大
邸宅だったのですね。
建築意匠、戸障子に描かれた絵、シャンデリ
アなどに往時の生活の豊かさがうかがえます。

また、日本庭園にはアーチ型の石や畳1〜2枚
はありそうな大きな石などがあります。

食堂から客間を見る。1897年(明治7年)頃 
京都に建てられたものを戦後東京に移築した

大きな台所は接客に必要だったのでしょう
ガスオーブンなどは一般にはない時代でした




写真館

交差点のコーナーに建っていた

2階のスタジオ

子供室、作り付けの机に椅子が4脚
1937年に東武東上線の武蔵常盤駅(板橋区)に建てられた写真館です。
常盤台は、東武鉄道が開発した住宅地で、駅前広場や公園が作られ、電気、ガス、水道も配されていたそうです。
こんなモダンな写真館が、作られたのも納得です。

2階はスタジオで、北側にはトッライトと大きなガラス窓があります。画家のアトリエなどでも良く見られますが、北側の一定
した光を採るためです。





村上精華堂

東区池之端に建っていたなんともユニークな外観(看板建築と呼ばれている)
の建物です。古代ギリシャ、ローマ建築で用いられる柱頭飾りのついた柱が並
んだ3階建てです。
1928年(昭和3年)に、化粧品屋として建てられました。

自家製の椿油やクリーム、香水、ポマードなどを売っていたそうです。表の小売
店舗の奥に、製品を作っていた作業場の復元があります。
シンプルな作業工程が想像される狭い簡素なものです。






子宝湯

宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」のモデルになった子宝湯は、1929年(昭和4年)
足立区千住元町に建てられました。そして1988年11月まで現役お風呂屋さん
を続けていました。

神社のような外観は、関東大震災以降作られた東京の銭湯の特徴だそうです
こんな立派ではなくても、お寺のような見かけの銭湯は20年ほど前まではど
この町でも見かけましたね。

湯船の背景には富士山や湖、海と松原といった絵がペンキで描かれていまし
た。子宝湯はタイル画です。




 そのほか


ボンネットバス

旧下谷消防署の鐘楼上部

都電

下町中通りの家並み


インフォメーション
■開園時間 
4月〜9月 am9:30〜pm5:30
(10月〜3月はpm4:30 まで)
■休園日 月曜日(休日の場合は翌日)

■観覧料 一般400円 大学生320円
高・中学生 200円 都内在学または在住
中学生、小学生は無料
アクセス

■JR中央線「武蔵小金井駅」下車、西武バス「小金井公園西口」下車

■西武新宿線「花小金井駅」下車、西武バス武蔵小金井行き
「小金井公園西口」下車



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