No.006  2006年1月29日


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見えざる世界政府・ロックフェラー帝国の陰謀  
  ゲイリー・アレン著  高橋良典・訳  自由国民社  1989年10刷

 彼らは今や第2の世界恐慌を準備している

  今日、連邦準備銀行の決定は、アメリカばかりでなく、世界経済全般に大きな影響を及ぼしている。FRB(連邦準備制度理事会)は、アメリカの資金供給や金利を統制することによって、世界経済全体を操作している――つまり彼らは、世界のインフレやデフレ、不況や好況、あるいは株式相場の高低などを意のままに操作することができるのだ。かつて下院金融委員会の議長を務めたライト・バットマン議員は、このような強大な権限をもつFRBについて次のように述べた。

  今日のアメリカには、事実上2つの政府がある‥‥ひとつは合衆国憲法に基づき、国民の合意によって形成された正当な政府であり、もうひとつは、国民の合意によらず、国民の手の届かないところにあって、無制限な力をもつ“連邦準備政府”である。

  現在、アメリカの国民は、大統領や議員、財務長官といえども、誰もFRBには命令できない。むしろアメリカから世界に出回る資金の量と金利に関しては、FRBが政府に指令を与えている。 

  彼らが再び近い将来、1929年型の世界恐慌を準備していることは間違いない。当時の大恐慌は一般に偶然の事件か愚かな対応の結果であると教えられているが、この事件は計画的に仕組まれたものだ。それまでインフレ政策をとって実質賃金を抑えたり、パニックを演出して独占的な利益をあげるなど、過去何世代にもわたる経験を引き継ぎ、数多くの専門知識を身につけてきた国際的な金融資本家たちが、1929年のこの時期に限って大きなヘマをやらかしてしまったということは全く考えられない。
  ロックフェラー・グループは、1913年に連邦準備銀行を設けることに成功すると、この第2の“見えざる政府”を使って、アメリカの政治・経済に対する支配をさらに強化するため、好況と不況を意図的につくり出した。
  1929年の大恐慌に先立つウナギのぼりの好景気は、彼らが連邦準備銀行に発行させた大量の通貨が原因でつくり出された見かけ上の好景気にすぎなかった。1929年のニューヨーク株式市場の大暴落に至るわずか6年間に、彼らは資金の供給量を62%も増やし、市場の株価を故意につり上げて中産階級の投資意欲を煽り、やがて刈り取るべき中産階級の資産を株式投資に向かわせた。
  こうして何も知らない羊たちは狼のいる柵の中に囲い込まれ、高い額面で買わされた株をタダ同然の安値で手放さなければならなくなった。そして1929年の大恐慌はロックフェラー・グループの刈り取りが済むまで長びかされ、すべてを失った中産階級がロックフェラーの代理人ともいうべきルーズベルトのもとに走って、経済に対する政府支配の拡大を喜んで受け入れる状態をつくり出したのである。

●FRBはアメリカの中央銀行ということになっていますが、実は国立銀行ではなく民間の大銀行がトラストを組んだものです。その背後にはロックフェラー・グループが控えています。このFRBをつくるときに尽力したのがヴァールブルグというユダヤ人で、ヨーロッパの国際金融資本家・ロスチャイルドがアメリカに使わした人物だと言われています。
 ロスチャイルドは当時、「FRBを支配することができれば、アメリカ国家を簡単にコントロールできる」と言っていたのです。
 いまやFRBがお金の力で世界最大・最強の国家であるアメリカを支配し、そのアメリカが軍事力と金融力で世界を支配しているのが今日の状況です。第2の世界大恐慌をつくり出す素地は十分にできあがっていると見るべきでしょう。そして、今日の世界における通貨膨張(カネ余り)と株価高騰現象は、いずれ世界的な株価大暴落とそれに続く大恐慌につながるステップではないか――と私は見ています。株式投資で一攫千金を夢見ている人たちは、大やけどをするまでに早く目を覚ましていただきたいと思います。しかしながら、もし大恐慌ともなれば、その被害はすべての国民に及ぶことになるのです。                  (なわ・ふみひと)

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