私と小鳥と鈴と

  私が両手をひろげても、
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、
  地面を速く走れない。

  私が体をゆすっても、
  きれいな音はでないけど、
  あの鳴る鈴は私のように、
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。

     ※地面(じべた)
〔この詩の解説〕
←前の詩へ    次の詩へ→
『みすゞコスモス…わが内なる宇宙』
矢崎 節夫・著 JURA出版局