大本神諭
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大 本 神 諭 〈 天の巻 〉

出口ナオ   村上重良・校注  平凡社
  1. 本文(青の太字部分)は『大本神諭・天の巻』から抜粋しました。
  2. 現代仮名づかいに改めています。
  3. (収録率○%)は、各神示ごとにどの程度の文章を収録しているかを判断
     していただくために載せました。

  4. 特に注目していただきたい部分を赤い文字にして強調しています。
            『大本神諭』天の巻、火の巻について

  出口ナオの「筆先」は、神政実現のための神の経綸を述べ、大本教教義の基礎となった。貧しい生い立ちのナオは、もともと読み書きができなかったので、神意のままにおのずから手が動いて書いたとするこれらの文章の意味が、自分でもよく分からなかったという。「筆先」は、ほとんど平仮名で記され、漢字は「一」から「十」までの漢数字のほか「大、中、小」等が用いられているにすぎない。その用紙は、綾部に近い黒谷産の手すきの和紙で、紙の大きさはまちまちである。「筆先」は、この和紙に墨で書かれたが、筆はとくに穂先の腰の強いものを用い、墨を充分につけて強く書いているので、にじんで判読しがたい箇所もある。
  「筆先」の述作は、昼夜を問わず行なわれ、その際には、ナオは水行をして机に向かい、寒中でもいっさい火気を近づけなかった。「筆先」は1893年(明治26年)から1918年(大正7年)にいたる24年間にわたって書かれたが、明治30年代、とくに日露戦争前後の1904〜1905年の間に集中的に述作された。その分量は、半紙20枚綴りに換算して約1万冊に達するという。

  王仁三郎は、教内でただひとり、神から「筆先」に手を加えて整序し漢字まじりの普通の文体に改めることを許されたとして、ナオの晩年の1917年(大正6年)から、「筆先」を『大本神諭』と題して発表した。『大本神諭』は膨大な「筆先」から王仁三郎が選んで、文意を整え文体を改めて公表した文章であり、「表の神諭」「神諭」とも呼ばれる。他に王仁三郎が神示を受けて書いたとする神諭があって、「裏の神諭」「伊都能売神諭」と呼ばれている。

  1920年(大正9年)8月、当局は前月末刊行されたばかりの『大本神諭』火の巻を、「不敬」と過激思想を理由に発売を禁止し押収した。この発禁処分につづいて、翌1921年(大正10年)2月、大本教は第一次の弾圧を受けた。
  『大本神諭』は「天の巻」、「火の巻」につづいて「水の巻」「地の巻」が刊行される予定であったが、この弾圧により、『大本神諭』そのものの発表、公刊も困難となった。これを機に、大本教は「筆先」と開祖中心の信仰から大きく方向を転換し、『大本神諭』にかわる新教典として、王仁三郎によって『霊界物語』が述作されることになったのである。

                 ―― 『大本神諭・天の巻』(村上重良・校注/平凡社)

■ 明治二十五年旧正月‥‥日 (収録率50%)

  三ぜん世界一度に開く梅の花、艮(うしとら)の金神の世になりたぞよ。梅で開いて松で治める、神国の世になりたぞよ。日本は神道(しんどう)、神が構わな行けぬ国であるぞよ。
外国は獣類(けもの)の世、強いもの勝ちの、悪魔ばかりの国であるぞよ。日本も獣の世になりておるぞよ。外国人にばかされて、尻の毛まで抜かれておりても、まだ目が覚めん暗がりの世になりておるぞよ。用意をなされよ。この世は全然(さっぱり)、新つの世(さらつのよ)に替えてしまうぞよ。三千世界の大洗濯、大掃除をいたして、天下泰平に世を治めて、万古末代続く神国の世にいたすぞよ。神の申したことは、一分一厘違わんぞよ。毛筋の横幅ほども間違いはないぞよ。これが違うたら、神はこの世におらんぞよ。
  天理、金光、黒住、妙霊、先走り、とどめに艮の金神が現れて、世の立替をいたすぞよ。世の立替のあるということは、どの神柱にもわかりておれど、どうしたら立替ができるということは、わかりておらんぞよ。九分九厘までは知らしてあるが、もう一厘の肝腎〔心〕のことは、わかりておらんぞよ。

  東京は元の薄野
(すすきの)になるぞよ。永久(なごう)は続かんぞよ。この世の鬼を往生さして、外国を、地震雷火の雨降らして、たやさねば、世界は神国にならんから、昔の大本からの仕組みが成就いたす時節が廻りてきたから、苦労はあれど、バタバタと埒(らち)をつけるぞよ。 

  世界中のことであるから、何ほど智恵や学がありても、人民ではわからんことであるぞよ。この仕組みわかりてはならず、わからねばならず、わからぬので改心ができず、
世の立替の、末代に一度の仕組みであるから、全然(さっぱり)、学や智恵を捨ててしもうて、生まれ赤子の心に立ち返らんと、見当がとれん、むずかしい仕組みであるぞよ。今までの腹の中の垢塵(ごもく)を、さっぱり放り出してしまわんと、今度の実地まことは、わかりかけがいたさん、大望な仕組みであるぞよ。

 
からと日本の戦いがあるぞよ。このいくさは勝ち軍(いくさ)、神が蔭から、仕組みがいたしてあるぞよ。神が表に現れて、日本へ手柄いたさすぞよ。露国から始まりて、もう一と戦があるぞよあとは世界の大たたかいで、これから段々わかりて来るぞよ。日本は神国、世界を一つに丸めて、一つの王で治めるぞよ。そこへなるまでには、なかなか骨が折れるなれど、三千年余りての仕組みであるから、日本の上に立ちておれる守護神に、ちっとわかりかけたら、神が力をつけるから、大丈夫であるぞよ。世界の大峠を越すのは、神の申すように、素直にいたして、どんな苦労もいたす人民でないと、世界の物事は成就いたさんぞよ。神はくどう気を附けるぞよ。

■ 明治26年‥‥月‥‥日 (収録率90%)

  お照らしは一体、七王も八王も王が世界にあれば、この世に口舌
(くぜつ)が絶えんから、日本の神国の一つの王で治める経綸(しぐみ)がしてあるぞよ。外国は獣の○であるから○○に致すぞよ。
この日本は神国の世であるから、肉食(にくじき)などは成らぬ国を、余り汚して、神はこの世に居れんように成りたぞよ。世界の人民よ、改心致されよ。元の昔に戻すぞよ。ビックリ箱が開くぞよ。神国の世に成りたから、信心強きものは神の御役に立てるぞよ。今まではカラと日本が立ち別れてありたが、神が表に現れて、カラも天竺も一つに丸めて、万古末代続く神国に致すぞよ。艮の金神はこの世の閻魔(えんま)と現れるぞよ。

 
世界に大きな事や変わりた事が出てくるのは、皆この金神の渡る橋であるから、世界の出来事を考えたら、神の仕組みが判りて来るぞよ。誠の改心が出来るぞよ。世界には誠の者を神が借りておるから、だんだん結構が判りて来るぞよ。善き目醒ましもあるぞよ。また悪しき目醒ましもあるから、世界の事を見て改心いたされよ。新たまりて世を替えるぞよ。今までよかりた所はチト悪くなるぞよ。これも時節であるから、ドウも致しようがないなれど、一人なりと改心をさして、世界を助けたいと思うて、天地の元の大神様へ、艮の金神が昼夜にお詫びをいたして居るぞよ。

  この神が天晴れ表面
(おもて)になりたら、
世界を水晶の世にいたすのであるから、改心をいたしたものから早くよくいたすぞよ。水晶の御代になれば、この世は思うようになるぞよ。水晶の霊魂(みたま)を改めて、神が御用に使うぞよ。身魂の審判(あらため)を致して、神が綱を掛けるぞよ。綱掛けたら神は離さぬぞよ。この日本は結構な国であるぞよ。元は神の直系(じきじき)の分霊(わけみたま)が授けてあるから、外国の霊魂とは、一段も二段も上の身魂であるぞよ。言葉もその通りであるぞよ。それに今の日本の有様は、全然(さっぱり)外国と同じ事に曇りてしもうて、神国の名ばかりになりておるから、元の先祖の神は悔しいぞよ。

  これから世界中神国にいたして、世界の神も仏も人民も、勇んで暮らさすぞよ。神、仏事、人民などの世界中の洗濯いたして、この世を翻
(かえ)すぞよ。信心強き者は助けるぞよ。信心なきものは気の毒ながら御出直しでござる。神は気を付けた上にも気を付けるぞよ。モ一つ世界の大洗濯をいたして、根本から世を立て直すから、
世界が一度に動くぞよ。東京へ攻めかけるぞよ。

  てんしは綾部に守護がいたしてあるぞよ。あとはよくなりて、綾部を都といたすぞよ。世界は何でなりとも、見せしめがあるぞよ。綾部に天地の神々のお宮を建て、三千世界を守るぞよ。世界がウナルぞよ。世界は上下に覆
(かえ)るぞよ。この世は神国の世であるから、
善き心を持たねば、悪では永うは続かんぞよ。金神の世になればどんな事でもいたすぞよ。珍しき事が出来るぞよ。

■ 明治31年旧5月5日 (収録率90%)

  今の世界の人民は、服装
(みなり)ばかりを立派に飾りて、上から見れば、結構な人民で、神も適わんように見えるなれど、世の元を創造(こしら)えた神の眼から見れば、全部(さっぱり)
四ツ足の守護となりて居るから、頭に角が生えたり、尻に尾が出来たり、無暗に鼻ばかり高い化け物の覇張(はば)る、暗黒の世に成りて居るぞよ。虎や狼は我の食べ物さえありたら、まことに温順(おとな)しいなれど、人民は虎狼よりも悪が強いから、欲にきりがないから、なんぼ物がありても、満足(たんのう)という事をいたさん、残酷(むご)い精神(こころ)になりてしもうて、鬼か大蛇の精神になりて、人の国を奪ったり、人の物を無理しても強奪(ひった)くりたがる、悪道な世になりておるぞよ。

 もうこれからは改心をいたさんと、艮の金神が現れると、厳しうなるから、今までのような畜生のやり方は、いつまでもさしてはおかんぞよ。善し悪しの懲戒
(みせしめ)は、覿面(てきめん)にいたすぞよ。今まで好きすっぽう、し放題の、
利己主義(われよし)の人民は、辛くなるぞよ。速く改心いたさんと、大地の上に置いてもらえん事に、変わりて来るから、神がくどう気を付けるなれど、智恵と学とで出来た今の世の人民の耳には、入りかけがいたさんぞよ。

 
一度に立て替えをいたせば、世界に大変な人減りがいたすから、日時を延ばして、一人なりとも余計に改心さして、助けてやりたいと思えども、どのように申しても、今の人民は聞き入れんから、世界に何事が出来いたしても、神はもう高座から見物いたすから、神を恨んでくださるなよ。世界の神々様、守護神殿、人民に気を付けるぞよ。

  無間の鐘を打ち鳴らして、昔の神が世界の人民に知らせども、暗黒の世であるから、神のまことの教えは耳に入らず、外国の獣の真似をいたして、牛馬の肉を喰ったり、洋服を着て神の前をはばからず彷徨
(うろつ)いたり、一も金銀(かね)、二も金銀と申して、金銀でなけら世が治まらん、人民は命が保てんように取り違いいたしたり、人の国であろうが、人の物であろうが、すきさえありたら奪ることを考えたり、学さえありたら、世界は自由自在になるように思うて、畜生の国の学に深はまりいたしたり、女と見れば何人でも手に掛け、妾や足かけをたくさんに抱えて、開けた人民のやり方と考えたり、恥も畏れも知らぬばかりか、他人はどんな難儀をいたしておりても、見て見んふりをいたして、我が身さえ善ければよいと申して、日本魂(やまとだましい)の種を外国に引き抜かれてしもうて、徴兵を免れようとして、神や仏事に願をかける人民、多数出来て、国の事ども一つも思わず、外国に国を奪られても、別に何とも思わず、心配もいたさぬ腰抜け人民ばかりで、この先はどうして世が立ちて行くと思うているか、判らんと申しても余りであるぞ。

  病神がそこら一面に覇をきかして、人民を残らず苦しめようと企みて、人民のすきをねらい詰めておりても、神にすがりて助かることも知らずに、外国から渡りて来た悪神の教えた、毒にはなっても薬にはならぬヤクザものに、たくさんの金を出して、長生きのできる身体を、ワヤにしられておりても、夢にも悟らん人民ばかりで、日本魂の人民は指で数えるほどよりかないとこまで、世が曇りておりても、どうもこうもよういたさんようになりておるくせに、弱肉強食
(つよいものがち)の世のやり方をいたして、「これよりほかに結構な世のもちかたはない」と申しておるぞよ。

  日本の国の上に立ちておりて、今までけっこうに暮らしておりて、天皇のご恩ということを知らずに、口先ばかり立派に申しておりても、「さあ今」というところになりたら、元から利己主義
(われよし)の守護神であるから、チリチリバラバラに逃げてしまうものばかりが出てくるぞよ。それで神が永らく苦労いたして、一人なりと人民を改心さして、日本魂を拵えて、世の立替の間に合わしたいのであれど、今の日本の人民は、サッパリ四つ足の精神になりておるから、何ほど結構な事を申して知らしてやりても、今の今まで改心をよういたさんように、曇りきりてしもうたから、神もモウ声をあげて、手を切らなしようがないが、これだけ神が気を付けるのに聞かずにおいて、あとで不足は申してくださるなよ。

 外国は獣の霊魂になりてあるから、悪が強いから、心からの誠ということがなきようになりて、人の国まで、弱いと見たら無理に奪ってしもうて、奪られた国の人民は、あるにあられん目に遭わされても、何も言うことはできず、同じ神の子でありながら、あまり非道いやり方で、畜生よりもモ一つ惨いから、神が今度は出て、世界の苦しむ人民を助けて、世界中を桝掛け引きならすのであるぞよ。

  外国人はだんだん世が迫りて来て、食い物に困るようになりたら、日本の人民を餌食にいたしてでも、とことんやり抜くという深い仕組みをいたして、日本の国をとろうといたして、長らくの仕組みをしておるから、日本の人民はよほどしっかりと腹帯を締めておらんと、末代取り戻しのならんことが出来
(しゅったい)して、天地の神々様へ申し訳のなきことになるから、艮の金神が三千年余り世に落ちておりて、陰から世界を潰さんように辛い行をいたして、経綸(しぐみ)をいたしたので、モウ水も漏らさんようにいたしてあるなれど、
神はそのままでは何もできんから、因縁のある身魂を引き寄せて、憑かりてこの世の守護をいたすのであるから、なかなか大事業であれど、時節まいりて、変性男子と変性女子との身魂がそろうて守護がありだしたから、いろは四十八文字の霊魂を、世界の大本綾部の竜宮館にボツボツと引き寄せて、神がそれぞれ御用を申しつけるから、素直に聞いてくださる人民がそろうたら、三千年余りての仕組みが、一度になりて来て、一度に開く梅の花、万古末代萎(しお)れぬ花が咲いて、三千世界は勇んで暮らす神国になるぞよ。

  日本の人民の天からの御用は、三千世界を治め、神の王の手足となりて、我が身を捨てて、神皇の御用をいたさなならぬ国であるから、外国には従われぬ尊い国であるのに、今の日本の人民は、皆大きな取り違いを致しておるぞよ。


■ 明治32年旧7月1日 (収録率10%)

  (うしとら)の金神が表になると、一番に芸者娼妓を平らげるぞよ。賭博(ばくち)も打たさんぞよ。家の戸締まりもせいでもよきようにいたして、人民を穏やかにいたさして、喧嘩もなき結構な神世にいたして、天地の神々様へ御目に掛けて、末代続かす松の世といたすぞよ。

■ 明治34年旧3月7日 (収録率10%)

  天も地も世界を平均(なら)すぞよ。この御用を済ましてくださらんと、今度の大望な御用は分かりかけがいたさんぞよ。分かりかけたらば速いぞよ。世の立て替えは水の守護と火の守護としていたすぞよ。

■ 明治38年旧4月16日 (収録率25%)

  この世の本から変性女子(へんじょうにょし=出口ナオ)の霊魂(みたま)が拵えてありての、今度の二度目の天の岩戸開きであるから、ちょっとやそっとには解るような浅い経綸(しぐみ)でないから、改心いたして身魂を研くが一等であるぞよ。世の本の誠の生き神は今までは物は言わなんだぞよ。世の変わり目に神が憑(うつ)りて、世界のことを知らせねばならぬから、出口直は因縁ある霊魂であるから、憑りて何事も知らせるぞよ。世が治まりたら神は何も申さんぞよ。
  狐狸や天狗ぐらいは何時でも誰にでも憑るが、この金神は禰宜
(ねぎ)や巫女(みこ)には憑らんぞよ。何ほど神憑かりに骨を降りたとて真の神は肝心の時でないと憑らんぞよ。何も解らん神が憑りてまいりして、知った顔をいたしていろいろと口走りて、肝心の仕組みも解らずに、世の立て替えの邪魔をいたすから、ちょっとの油断もできんから、不調法のないように気をつけてやるのを、「野蛮神が何をぬかす」ぐらいによりとりてくれんから、まことに神も出口直も苦労をいたすぞよ。神憑かりで何もかも世界中のことが解るように思うていると、全然了見が違うぞよ。


■ 大正元年旧8月19日 (収録率5%)

  大国常立尊が今表になりたところで、神界の役に立てる霊魂は一つもないが、よくもこれだけ曇りたものであるぞよ。
  この方が世界中のことをいたさなならんから、
何彼(=いろいろ)のことが一度になりて忙(せわ)しうなると申すことが、毎度筆先で知らしてあろうがな。

■大正4年旧11月26日 (収録率30%)

  何も解らん四つ足の守護神のどないにもならぬドウクズは、天の規則通りにいたして、埒(らち)よくいたさねばモウ仕様はないぞよ。この先で何時までも改心のできぬ悪魔に永う掛かりておりて、世の立て替えできんような邪魔をいたした守護神は、気の毒が今に出来(しゅったい)いたすぞよ。

  ドウクズのウジ虫同様の、醜
(みぐる)しき
聞き分けのないものは、一所へ集めて、固めて灰にしてしまうから、悪いものに悩まされて生命を取られるような肉体は、ウジ虫同様、海外(むこう)の悪い眷属(けんぞく=従者)と、もひとつ下級(した)の豆狸というように、論にも杭(くい)にもかからんものの弄びに遭うているのは、肝腎の神の綱の切られている身魂であるぞよ。こんな守護神の宿りている肉体は取り払いにしてしもうて、この世界の大掃除を始めるぞよ。

  天地の神の御恩も判らぬような、畜生より劣りた、名のつけようのないものは、末代の邪魔になるから、天地の規則通りに決めるから、悪の守護神の中でも改心のできたのは、今度の立て替えで焼き払いになるところを助けてやるぞよ。ウジ虫の中からでも助けるべき身魂があれば、選りだして善の方へ回してやるぞよ。

  神からは、この上人民に知らせることはもうないから、大峠が出てきてから、「どないでも改心をしますで、赦してくだされ」と何ほど申しても、赦すことはできんぞよ。

  根本から大洗濯をいたして、末代世界の口舌
(=ケンカ)がないようにいたして、外国の“害をする身魂”が、学でこの世を暗闇にしてしもうて、正味のないカラの教えやら仏のやり方は、世の大本からの教えでない。途中からできたものは末代の世のやり方には用いんぞよ。


大正4年旧12月2日 (収録率40%)

  二度目の世の大革正(たてかえ)は、戦争と天災とで済むように思うて、今の人民はえらい取り違いをいたしておるなれど、戦争と天災で人の心が直るのなら、埒(らち)ようできるなれど、今度の世の立て替えは、そんな容易いことでないぞよ。昔から立て替えはありたなれど、臭い物に蓋をしたようなことばかりがしてありたので根本からの動きの取れん立て替えはいたしてないから、これまでのやり方は、身魂は総曇りになりておるから、今後は一番に身魂の二度目の立て替えであるから、何につけても大望であるぞよ。これほど曇り切りておる三千世界の身魂を、水晶の世にいたして、もうこの先は曇りのかからぬように、万古末代、世を持ちて行かねばならんから、なかなか骨の折れることであるぞよ。

  これまでの世のやり方は、日本の国では用いられん、外国の極悪のやり方に変わりてしもうておるのを、日本の人民は知らず知らずに、させられておりたのであるから、分からんのはもっとものことであるぞよ。日本の神が抱き込まれて、神の精神が狂うておるのであるから、人民が悪うなるのは当たり前であるぞよ。
  もひとつこの先を、悪を強くいたして、この現状
(なり)で世を立てて行くどえらい仕組みをしておるなれど、もう悪の霊(みたま)の利かん時節が廻りてきて、
悪神の往生いたす世になりて来たから、我の口から我が企みておりたことを、さっぱり白状いたす世になりたぞよ。
  世界の身魂が、九分まで悪になりて、今まで世を持ち荒らしてきた守護神に、改心のできかけがどのようにもできんから、神も堪忍袋を切らして、一作
(=いっきょ)にいたせば八九分の霊魂(みたま)がなくなるし、改心いたす間がもうないし、これほどこの世に大望なことは、昔から未だない、困難な二度目の立て替えであるのに、何も知らんヤクザ神に使われておると、何も判らんぞよ。

  善の行
(ぎょう)は永いなれど、善の方にはこの世に何一つ知らんことのないように、世の元から行がさしてあるから、この先は、悪でし放題に行なしに出てきた守護神がつらくなるぞよ。どんなこともしておくと、何事も堪れる(こばれる=堪えられる)なれど、行なしの守護神に使われておると、世の終いの始まりの御用は勤まらんぞよ。
  善と悪の変わり目であるから、悪の守護神はジリジリ悶えるようになるから、一日も早く改心いたして、善の道に立ち返らねば、もうこれからは貧乏動きもなさんぞよ。善の守護神は数は少ないなれど、どんな行もさしてあるから、さあ今というようになりてきた折りには、何ほど烈しきことの中でも、気楽に神界の御用ができるから、一厘のお手伝いで、
日本の国の大本には、肝腎の時に間に合う守護神がこしらえてありて、世界のとどめを刺すのであるから、日本の国は小そうても、大きな国には負けはいたさんぞよ。日本は世界から見れば小さい国であれど、天と地との神力の強い本の先祖の神が、三千世界へ天晴れと現れてご加勢があるから、数は少のうても、正味の身魂ばかりで、どんなことでもいたすぞよ。

大正5年旧11月8日 (収録率30%)

  今の世界の人民は、この世に神は要らんものにいたして、神を下に見下して、人民よりエライものはなきように思うているが、立て替えの真っ最中になりてくると、知恵でも学でも、金銀を何ほど積みておりても、今度は神にすがりて、まことの神力でないと大峠が越せんぞよ。
  今度は神がこの世にあるかないかを、解
(わ)けて見せてやるから、悪にかえりておる身魂でも善に立ち返らな、この神の造りた陸地(おつち)の上にはおれんようになるから、改心をいたして身魂をよく磨いておらんと、何彼(=いろいろ)の時節が迫りて来たから、万古末代取り戻しのならんことが出来(しゅったい)いたすから、くどう気をつけるのであるぞよ。これだけ気をつけておるのに聞かずして、我と我が身が苦しみて、
最後(どんじり)で改心をいたしてももう遅いぞよ。イヤな苦しい根の国、底の国へ落とされるから、そうなりてから地団駄踏みて、ジリジリ悶えても「そんなら赦してやる」ということはできんから、十分に落ち度のないように、神が人民を助けたい一心であるから、何といわれても今に気をつけるぞよ。

  これからは
心と口と行ないと三つ揃うた誠でないと、今度神から持たす荷物は重いから、各自(めんめ)に身魂を十分に磨いておいてくだされよ。改心と申すのは、何事によらず人間心を捨ててしもうて、知恵や学を頼りにいたさず、神の申すことを一つも疑わずに、生まれ児のようになりて、神の教えを守ることであるぞよ。身魂を磨くと申すのは、天から授けて貰うた大本の身魂の命令に従うて、肉体の心を捨ててしもうて、本心に立ち返りて、神の申すことを何一つ背かぬようにいたすのであるぞよ。学や知恵や仏を力にいたすうちは、まことの身魂は研けておらんぞよ。

  早い改心は結構なれど、遅い改心は苦しみが永いばかりで、何にも間に合わんことになるぞよ。艮の金神で仕組みいたして、国常立尊と現れて、善一つの道へ立て替えるのであるから、
経綸(しぐみ)どおりが世界から出てきだすと、物事が速くなるから、身魂を磨いておらんと、結構なことが出てきても錦の旗の模様が判らんようなことではならんぞよ。

■ 大正7年旧正月12日 (収録率20%)

  外国は悪が強いから、どこまでも執念深
(しつこ)う目的の立つまでやり通すなれど、九分九厘という所まできた折りに、三千年の神が経綸(しぐみ)の奥の手を出して、外国を往生いたすのであるから、日本は大丈夫であれども、罪穢(めぐり)の深い所には、罪穢の借銭済(しゃくせんな)しがあるから、今のうちに改心をいたさんと、日本にも厳しき懲罰(いましめ)が天地からあるぞよ。

  日本の国は本が霊主体従
(ひのもと)であるから、外国の霊魂は来ることのならんように立て分けてありたので、誠に穏やかにありたなれど、世が逆さまに覆りて、今の日本の状態(ありさま)であるぞよ。さっぱり上下へ世が覆りてしもうて、日本の神国へ四つ足が渡りてきて、上から下までの見苦しさというものは、天地の誠の神からは眼も開けて見ることができんぞよ。この世を結構と申して大きな取り違いをしておりて、よいということも悪いということも、
善し悪しのわからん見苦しき四つ足が上へ上がりて、大将などとは凄まじきことなれど、こういう世がいったんは出てくると申すことは、世界を創造(こしらえ)る折りからよくわかりておるので、日本の国には外の身魂ではようわかりもいたさんぞよ。

  今の人民は神がいつまで言うて聞かしても、人を威
(おど)すくらいにしかよう取らんから、一度にばたついても間に合わんぞよ。「にわかの信心は役に立たぬから、常から信心いたせ」と申して知らしてあるぞよ。
「世界に恐いことが出てきだした」と申して逃げ込んで来ても、大峠の真っ最中になりたなら、何ほど力のある神でも、そんなことにはかかりてはおれんように忙しくなるから、「常に信心をいたせ」と申して、ここまでに気をつけてあるぞよ。

  世に出ておる方の守護神が、向こうの国の大将に気に入るような悪力がありたなら、どこまでも上げてもらえる邪神らの世となりておりたから、悪いことのし放題、悪神の自由でありたなれど、もう時節が廻りてきたから、この時節のことをいたさな世は立ちて行かんぞよ。今までは物質の世でありたから、学がここまで蔓延
(はびこ)りて、学力でどんなことでも九分九厘までは成就いたしたなれど、もう往生いたさなならんようになりてきたぞよ。


■ 明治26年旧7月12日 (収録率80%)

  (うしとら)の金神、出口直の手を借りて、世界の事を知らせるぞよ。明治の人民は、「金さえありたら何も要らぬ」と申して、欲ばかりに迷うて、人に憐れみということをチッとも知らずに、田地を求め、家倉を立派に建て、我が物と思うておれども、世が元に還るから、昔の日本魂でないと、この先は一寸も行けぬ世になりて、日本魂の誠の人民の光が現れるぞよ。
  艮
(うしとら)の金神が表面に現れて、世を構うようになると、今までのように利己主義(われよし)の世の持ち方は致させんから、思いの違う人民が多数できてくるぞよ。金銀を用いでも、地上(おつち)から上がりたもので国々の人民が生活(いけ)るように、気楽な世になるぞよ。衣類食物家倉まで変えさして、贅沢な事は致させんぞよ。世界中揃うて喜ぶ政治に致さねば、神国とは申されんぞよ。
 今まで世に出ておれた神々様も守護神も人民も、何も判りもせんのに世を持ち荒らしてしもうて、この世はさっぱり畜生原になりておるのにどうすることできんような経綸
(やりかた)では、万古末代の世は立ちては行かんぞよ。
  金銀をあまり大切に致すと世はいつまでも治まらんから、艮
(うしとら)の金神の守護になりたら天産物自給その国々の物で生活(いけ)るように致す仕組みがしてあるぞよ。
  日本は神国、神の守護の厚き国であるから、日本の人民が先に改心致してくださらんと、世界へ鑑を出さねばならぬ国であるから、あまりグズグズ致しておると、外国の方が改心が早くなりて、日本は世界に恥ずかしき事が出来いたすから、疑いをやめて、生まれ赤子の精神になりて、神の申すことを聞いて、霊魂を磨いて神国の行為致してくだされよ。後にも先にもない末代に一度よりない大望な
霊魂界と現世界との大革正(おおたてかえ)であるぞよ。神の申すことは毛筋ほども違わぬことばかりであるぞよ。

■ 明治31年旧11月5日 (収録率20%)

  改心致せと申すのは、神は身魂の調査(あらため)がしてあるから、改心ができぬと出直しを致さなならぬ事があるから、金神がくどう申すのじゃぞよ。現世で御役に立てる身魂と、国替え(=死ぬこと)さして使う霊魂と、また神へ引き取る霊魂とあるによって、改心致せば天地の大神様へお詫びを致してやればお赦しあるから申すのじゃぞよ。今度の世の立て替えは新(さら)つに致さねばならぬから、欲は要らぬぞよ。欲を致して貯めておりても、新つの世になるのであるから、神気をつけるぞよ。
  世界の人民よ、一日も早く改心なされよ。それについては、日本の人民の改心が第一であるぞよ。
日本の人民さえ改心致せば、世界は良い世になるのじゃぞよ。

■ 明治35年旧3月11日 (収録率60%)

  艮(うしとら)の金神表に現れて、これからは善き事致した人民と、悪しき事致した人民とを立て分けて見せるから、永らく筆先で知らした事が判りてくるぞよ。
  人民というものは万物の霊長と申して、神にもなれる性来
(しょうらい)の結構な霊魂をいただいておりながら、これだけ曇らしてしもうて、誠の神の教えが何も解らんようになりたのは、外国の教えを世界一の善きものと思い迷わされて、肝腎の日本魂を外へ宿替えさして、さっぱりカラ魂(=外国魂)とすり替えられておるからであるぞよ。
  いよいよ艮の金神が世界のお土の上を一切守護致す世になりて来たから、この闇の世を日の出の守護に致す神界の経綸
(しぐみ)の御用の力になる神があれば、申しておいでなされよ。この世をこのままにして置いたなれば、日本は外国に取られてしもうて、世界は泥海になるから、末法の世を縮めて松の世に致して、日本神国の行状(おこない)を世界の手本に出して、外国人を従わして、万古末代動かぬ神の世で、三千世界の陸地の上を守護致して、神、仏事、人民を安心させてやるぞよ。
  そこへなるまでに、世界にはモ一つ世の立て替えの大峠があるから、一日も早く改心いたして、神に縋
(すが)りて誠の行ないに替えておらんと、
我さえ善ければ、人は転けようが倒れようが見向きもいたさん精神でありたら、神の戒め厳しいから、到底この大峠は越すことはできんぞよ。

■ 明治40年旧7月11日 (収録率20%)

  今度の境界(さかい)の峠を越すのは、身魂の洗濯をしておらんと、物が前後(あとさき)になりたから、世界の洗濯が早い所と、身魂の洗濯とが一度になる所もあるぞよ。今度の境界の峠は金銀では越せんから、神徳でないと越せんから、身魂の磨き合いをしておりてくだされよ。醜い心で何ほど金銀を積みておりたとて、やむを得ず悪い方へついて行かなならん事ができるから、よく見てお陰をとるがよいぞよ。醜い個々で貯めておりても、貯めておるものはみな罪穢(めぐり)であるから、罪穢を除去(とり)ておると、楽に峠が越せるぞよ。この世の物はみな天地の所有(もの)であるから、いったん天地へ引き上げてしまうから、人民の心を入れ直さんと怖いぞよ。

■ 明治41年旧6月8日 (収録率20%)

  今度の地の規則を破りたら、末代世に上がられんから、今の今まで気をつけてやるから、このことに気のつかんような守護神は到底改心はできはいたさん。厭な事であるが、底の国行きがたくさんあるぞよ。
  日本の国の身魂はえらい曇りようであるぞよ。外国の方が余程ましであるぞよ。日本の人民は欲が深いから、外国の人民に騙
(ばか)されて、日本の国を自由自在、気随気儘(すきすっぽう)に致して、日本の国はさっぱり汚してしもうて空き地はないぞよ。この曇りた日本の国を元の神代へ立ち返りて、水晶の世に致すのは、日本の人民の心をさっぱり水晶の心に持ちかえて、元の神の心と同じ心になりたら、それを神代と申すのぞ。
この醜い日本の国は小さい国であるから、改心さして世の立て替えを致したいと思うたなれど、選択(たてわけ)ると、純良身魂はなんぼもないのが厭なことであるぞよ。

■ 明治41年旧10月10日 (収録率20%)

  この結構な日本の国の日本魂の性来という種子(たね)がないようになりてしもうておるのを、元の日本の国にねじ直さなならんので、骨が折れることなれど、日本の国は末代続かせねばならぬ霊(ひ)の元の天地の大神のお住まいを致す国であるから、この先は外国の悪神の自由にはならんぞよ。

■ 明治41年旧10月15日 (収録率20%)

  この先は、「人気(ひとぎ)の悪い所から酷(ひど)い事がある」と申してあるが、何もかもが一度になりてきて、一度に開くぞよ。そこまで行かんと世界中は判らんから、何も知らずに悪の働きしている利己主義(われよし)の守護神が、まだ邪魔を致すなれど、判りてくるほど、何となく心が寂しくなりてきて、「善の道にはかなわん」と往生いたすように、地の底へ落としてありた日本の国の大和魂の種で、元の昔に立ち返りてねじ直すのであるから、これまでし放題にしておりた守護神は大分つらいなれど、世は持ちきりには致させんぞよ。
  誠の道を立てるのは、我が身を棄てて、我の体は砕けても、今度の大望な御用を勤めあげて、元の活き神がみな揃うて世に上がるのであるから、それについては、
我の事は捨て置いて、他人(ひと)を助ける心の人民でありたら、天晴れ表に出るに近うなりたぞよ。

■ 大正元年旧7月4日 
(収録率20%)

  生まれ赤子の本心に還らんと神の心は判らんから、肝腎の御用は勤まらんぞよ。
これからは善と悪とを立て分けて、万民(みな)に改心をさせてやるぞよ。
  外国の悪神が、この世のできん先の泥海の際からの悪計
(たくらみ)で、悪の仕組みがこれまではトントン拍子にきたなれど、悪神の天下は寿命が短いぞよ。大本をなきことにして途中から致した事は末代は続かんぞよ。もう悪神の世は済みたぞよ。日本の国の上の守護神が、外国の施政方針(やりかた)の真似を致して利己主義(われよし)の暴政を致すから、日本の国の今のこの有様であるぞよ。
 
これまでの心を改革(かえ)ておらんと、気の毒な人民が大多数(たっぴつ)にできるぞよ。それでは可哀想なから、日々今に続いて警告(しら)しておるなれど、人民はどないに申してもよう了解(わけ)んから、露骨(ひらとう)に申して知らしてやるぞよ。出口直の口でそのまま見せてやりても、よう得心いたさぬような有様であるから、役員(とりつぎ)の口では改心が難しいはずであるぞよ。世界の人民に憑(つ)いておる悪霊の邪魔が強いから、なかなか神の申す事はよう判(わ)けんのであるぞよ
  天地からの御懲戒
(おいましめ)があると世界の人民に可哀想な事ができるから、明治25年からくどう知らしておるなれど、いまだに判る人民が一人もないぞよ。誠の事を口では誰も申すなれど、
口と心と行ないが違うから、真正(まこと)の日本魂の人民は上流(うえ)にも下流(した)にもないぞよ。それで、「世界の立て替え立て直しが困難である」と申すのであるぞよ。
  世界には「何から破裂いたそうやら知れん」という事が申してあろうがな。
戦争(いくさ)ばかりでない、天災ばかりでもないぞよ。何ごとも一切の改革(たてかえ)であるぞよ。世界は一旦は日増しに混雑になりて来るぞよ。この神を表面(おもて)に出すには、「どんな辛抱でも致す」という心のある守護神に使われておらんと、肉体にはできん事であるぞよ。みな霊魂(みたま)の因縁性来よりできは致さんから、筆先通りが出てくるのであるぞよ。時節が来たのであるぞよ。

■ 大正4年旧6月11日 
(収録率10%)

 
身魂の磨けた日本の人民を容器(いれもの)にして、それぞれのことに使うから、日本魂にならんと、真正(まこと)のことはできんぞよ。

■ 大正5年旧11月8日 
(収録率40%)

  世に落ちておりた身魂は、どんなつらい修行も致しておるから、「さあ、ここ」というところではビクともせずに楽に御用が勤まるぞよ。世に出ておりて、いままで結構に暮らしてきた上流
(うえ)の守護神よ、一時も早く改心なされよ。もう世が迫りて来たから、横向く間もないぞよ。
  これからは悪霊の利かん時節が回りてきたから、今までのような優勝劣敗
(つよいものがち)の世の持ち方は神が許さんぞよ。日本は欲な人民の多い国、外国は学の世であるから、どんなことでも致すぞよ。日本の人民は神の国に生まれながら、神をおよそ(=適当)にして、利己主義(われよし)の強欲ばかりを考えて、金のことになりたら、一家親類はおろか親兄弟とでも公事(=裁判)をいたす惨(むご)たらしい身魂になりきりておるぞよ。これでは神の国の人民とは申されんぞよ。
 
日本は神が初発にこしらえた国、元の祖国(おやぐに)であるから、世界中を守護する役目であるぞよ。世界の難儀を助けてやらねば、神国の役目が済まんから、日本の国の人民を一番先に神心にねじ直して、外国人まで一人も残らず神心に複(か)えてやらねば、日本の神と人民の役が済まんので、艮(うしとら)の金神が天の大神様へお詫びを致して、世の立て替えを延ばしてもろうて、一人でも多く日本魂に致したさに、昼夜の気苦労を致しておるのだから、日本神国の人民なら、ちとは神の心も推量致して、身魂を磨いて世界の御用に立ちてくだされよ。もう世が迫りて来て絶体絶命であるから、どうする間もないぞよ。神は急けるぞよ。日本の人民が早く改心を致してくださらんと、世界中の難渋が激しくなりて、何もかも総損ないとなるぞよ。
  日本の国に神が仕組みた世界の誠を外国は何も知らずに、日本の国を我が物に致そうとしているが、エライ企みは奥が浅うて狭いから、ここまで九分九厘はトントン拍子に来たなれど、天の時節がまいりて、悪神の世の年の明きとなりて、悪の輪止まりで、死にもの狂いを致しておるなれど、どこからも仲裁に入ることもできず見殺しで、余り我が強すぎてどうしようもないぞよ。

■ 大正5年旧12月3日 
(収録率10%)

  悪い霊魂をこのままこの世に残しておいたなら、いつまでも世界は水晶の世にならんから、
改心のできぬ霊魂は、二度目の世の立て替えの経綸(しぐみ)どおりの成敗に致して、悪の霊魂を平らげてしまうぞよ。いつまでも神の申すように致さぬしぶとい霊魂は、天地からそれぞれの厳罰(いましめ)を致すぞよ。

■ 大正7年旧正月23日 (収録率90%)

  艮の金神、国常立尊が、変性男子の身魂の出口直の手を借りて、明治の25年から今に引き続いて知らしておいたことが、
何もかも一度に破裂いたす時節が近寄りて来たから、何時までも我を張り欲に迷うて、利己主義(われよし)のやり方ばかりいたしておる守護神よ、人民よ、ここまでに神が気を付けてやりておるのを、何時も啼く烏のように思うて油断をいたしておると、思いがけないことが出来いたして、ビックリ虫が出るぞよ。腰が抜けて顎が外れて、物もろくろく言われず、「アフンといたして、四つん這いになりて苦しむようなことが出来いたすぞよ」と、毎度申して知らしてあることの実地が現れて来るに近うなりてきたぞよ。
  今までの人民は、神がいい加減な嘘を申して、人民を脅すように思うて、まことにしておらんから、今に神が知らして気を付けるのであるぞよ。嘘のことならこれだけ何時までもくどうは申しはせんぞよ。
実地が一度になりて来たら、どうにもこうにもしようのないことが、日本の国にもでけるから、万古末代取り返しのつかんことであるから、これだけに気を付けるのであるぞよ。

  外国にはどういうことがあろうともしようはないなれど、日本の霊主体従国
(ひのもと)にあまりの災禍がありてはならんから、初発から日本の守護神と人民が、みな揃うて日本魂に復(なら)んと、この結構な神国に産霊(わか)してもろうて、これほど結構な教えを口に含めるように言い聞かしてもろうても、あまり悪心が強うて利己主義で、ちっとも神の申すことが耳へ入らんとは、まことに天地の神へ恐れのほどがもったいのうて、冥加に尽きるぞよ。日本の国は世界にまたとない結構な神国であれども、今の人民は冥加が尽きておるから、「外国の方が何もかも日本よりは良い」と申して、これまでに外国に精神から従うてしもうて、今の日本の上下の体裁、往きも還りもできよまいがな。

  天地の先祖の誠の御用は、ちっと優秀
(ちごう)た身魂でないと成就はいたさんぞよ。これまでのやり方は、日本の国民(くに)が外国風に化(な)りてしもうて、世に出ておれる守護神がみな体主霊従(からみたま)であるから、日本魂の生粋がただの一厘よりないぞよ。九分九厘がみな向こう方であるから、実地を神が始めると、なかなかの大望であるから、何につけても骨の折れることであるぞよ。
日本人の身魂がさっぱり外国人の身魂になりきりておるから、これほど世界の苦しみが多くなりて来るのであるぞよ。それで陰から日本の人民に、「早く精神を入れ直せ」と申して、これほど直々の取り次ぎに長い間の苦しみをさせておるぞよ。

  これから先に何事が出来いたしても、騒がす狼狽えずに、こうなりたらああする、ああなりたらこうするという、確かな経綸が判りておらずに、行き放題のやり方では、トンと行き詰まりた折りには、
人民がみな飢餓(かつえ)におよぶことが出てくるぞよ。畜生国のように終いには人民を餌食(えば)にせんならんようなことができようもしれんが、何ほど詰まりて来ても、日本の国は共喰いというようなことはできんぞよ。

  お土から出来た物であれば、どんな物を喰ても辛抱が出来るから、「大根の株でも尻尾でも赤葉でも、常から粗末にするでないぞよ」と申して、毎度気を附けてあるぞよ。平常
(つね)から心得の良いものは、最後(まさか)の時によく判るぞよ。お土を大切に思う人は、正勝(まさか)の時にも余り困りはいたさぬぞよ。天地の大神を真実一つの心で信心いたす身魂でありたら、何ほど難渋な中でも、神がつまみ上げてやるなれど、
「他人(ひと)はどうなろうが、我さえ信心いたして良くしてもらいたい」というような未熟な精神(こころ)では、十分な守護はないから、万度参りをいたしたとて、実地が出てきてからの改心は間に合わんなれども、改心さえ出来たなら、今日の間にでも善の方へ代えてやるから、一日も早く天地へお詫び申して許してもらうよりほかに仕様はないから、発根と心を持ち直すより仕様はないぞよ。

  外国の守護神が、何時までも体主霊従
(あく)の世が続くように思うて、向こうの国の今の経綸(やりかた)で、日本へ攻めて来て一戦下(いちころ)に奪略(とり)て、世界中を我の物にいたす仕組みをしておるなれど、今度はどちらの国も敵わんとこまで行くなれど、向こうの国の悪神の目的は、トコトンまで戦(や)ってやりおうせて、向こうの国の大将の遊園地(あそびどころ)にいたして、世界中を悪神の頭の所有(もの)といたして、もう一段上へ上がりて、王の王になりて、末代の世をこのままで続かしてやろうとの大きな計略(たくみ)をいたしておるぞよ。

  けれども日本は神国であるから、外国の霊魂では、出来も解りもいたさん経綸がしてあるから、日本の元の一輪の霊魂には、到底敵わんぞよ。

  悪の胤
(たね)は今度は残らず平らげてしもうて、2度目の世の規則通りに、善一つの道にしてしまうぞよ。そうしておいて、外国へ善の模範(てほん)を見せて、
悪の頭を改心さして助けてやらねば、日本の神と人民の天職(やく)が済まんのであるぞよ。
 もうこれからは悪の性来の醜
(みぐるし)き身魂は、日本の国は申すにおよばず、この世界のお土の上には一寸の場所にも置かれんことに、末代の規則がきまるから、チッとでも混じりがありたら、選り出して厳重に戒めをいたすぞよ。

  この世は天地の大神の世であるから、外の身魂では立ちては行かんから、これから先の世は、どの身魂でもということには行かんぞよ。
ここへなりて来ることは初めからよく判りておるから、外の身魂に永らくの間気をつけて、口で含めるように、言葉と筆先で知らしてある通りに、世界のことが出てくるから、守護神も人民も大きな間違いが出来てくるぞよ。

  「世界のビックリ箱が明く」と申して毎度知らしてあるが、何彼
(=いろいろ)の時節がまいりて
世界中の大騒動となるぞよ。向こうの国にも、日本の身魂にも、大分苦しむことがあるぞよ。日本の国が外国の身魂と同じことになりておるから、天地のビックリ箱を明けて、一度に目を覚ましてやらねば、余り悪しぶとうて、改心の出来かけがいたさんぞよ。

●神示の抜粋入力はこれで完了です。これから各神示ごとに私の解説をつけていきます。毎日少しずつ進化させますので、気長にのぞいていただいて、そのつど神示本文を読み返していただきたいと願っています。  (なわ・ふみひと)
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Update:2007.1.29