黙示録

     
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小渕元首相を殺した犯人は誰か  
2006年8月27日(日) 更新


  この項は、前項(外圧を借りた「亡国のシナリオ」)を補足する内容となっています。併せて読んでいただけば、在任中に突然死した故・小渕元首相の死因が何であったかがおわかりになると思います。
  ここで『泥棒国家日本と闇の権力構造』(中丸薫&ベンジャミン・フルフォード/徳間書店)から、非常にショッキングな内容を拾ってご紹介します。私が、「ええ〜っ! アメリカさんはそこまでやるの〜?」と、呆然とさせられた内容があるのです。
  それは、「東京にあるアメリカの横田基地が、日本の政府を見張る“幕府”のような存在になっている」というくだりです。この本の中に次のようなエピソードが紹介されています。情報提供者をぼかす意味からか、いくぶん表現を曖昧にしている部分もありますが、おそらくこれは事実なのでしょう。「アメリカの属国・日本」を象徴する現実です。

  日本の政治体系は「幕政」なのです。天皇が象徴としてあって、将軍に委ねられた。その将軍が、占領政策でマッカーサーになった。日本の中の基地としては、横田が象徴的です。
  いうことをきかない政治家を、たとえば竹下さん(元首相)も、お金のことでいろんなことがあったときに、MPが横田に連れていったそうです。飛行機に乗せて、太平洋の真ん中まで行って、「ここから落とす」といわれて、「イエスかノーか」と脅迫されたと聞きました。
  今だって、お金のことでいろんな問題があると、MPが連れていって、ヘリコプターで宙づりにして、顔を海に何回も浸けるそうです。そうすると、海水が入って頭がおかしくなる。これはすごく秘密の世界です。
  今、横田とか座間に米軍基地の本拠地が来ている。日本がますます危ない状況です。中国包囲網で、朝鮮問題を片づけたら、あるタイミングを見て中台戦争も起こさせようとしているから、潜水艦なども中国を取り囲む状態になっている。そうしたら日本が戦場になってしまいます。深刻な事態です。
  日本は敗戦によって、マッカーサーが幕府の将軍みたいなものになりました。アメリカが将軍になって、自民党は委任されて政治をしてきたけれども、その自民党自身が完全に取り込まれてしまっている。独自性を全くなくしてしまった状態なのです。
                 ―― 『泥棒国家日本と闇の権力構造』(徳間書店)


  いかがですか。この“現実”を信じることができますか。中丸薫さんといえば、かつてはアメリカのフォード元大統領や、ボルカー元FRB議長、およびデイビッド・ロックフェラーやビクター・ロスチャイルドといった大物とも直接会って話を聞くことができたほどの実力者なのです。この本の中にも、中丸さんがそれぞれの人物と会談している写真が載せてあります(大昔の写真ではありますが)。
  それほどの人が自らの著書で明らかにしていることですから、この「横田幕府」の話は全く根拠のないこととは思えません。とすれば、日本の首相といえども、アメリカのいうことを聞かない人物はMP(憲兵)が連れていって、ヘリコプターで吊して脅迫するようなことまでされるということです。
  現に故・竹下登元首相は横田基地のMPに連れて行かれて、飛行機に乗せられ、太平洋の真ん中まで行って、「ここから落とす」と脅迫されたことが実名で紹介されています。さらに今だって、お金のことでいろんな問題があると、MPが連れていって、ヘリコプターで宙づりにして、顔を海に何回も浸けるそうです」とあるのは誰のことを指しているのでしょうか。
  これこそ、病名も分からないまま意識不明となって突然死した小渕元首相のことでしょう。さすがに「横田基地のMPが拉致して行って、海に顔をつけて殺した」とは書けませんので、ここは実名は伏せてあります。しかし、「顔を海に何回も浸ける」とか、「海水が入って頭がおかしくなる」といった大変具体的な表現は、まさに実際に誰かがそのようにされたことを表しています。当時の小渕首相のボディーガードも一緒に同行させられて、その様子を目撃した(させられた)のでしょう。そうすることによって、次の首相に対する“警告”の効果もあるからです。

  実は、この「小渕元首相の拉致・暗殺説」を裏づけするような書籍があるのです。
  それは、元民主党の参議院議員だった平野貞夫氏が、政界のドロドロとした裏話を綴った『亡国』(展望社)というタイトルの本です。平野貞夫氏は、2004年に政界を引退しています。
  この本を読むと、政治家というのは私たち一般人の想像をはるかに超える「ワル」であることがよくわかります。国民の財産を食い物にして生きている、まさに「魔女軍団」と言ってよいでしょう。わが国の政治にまだ夢を託す気持ちを持っている方は、是非この本を読んでいただきたいと思います。夢は破れますが、正気になれるはずです。
  それにしても、平野氏はよくここまで暴露する記事を書けたものだと、その勇気に感心しています。ただ、日本の政治をコントロールしている“アメリカの影”についてはまったく触れていませんので、やはりタブーとされる部分は避けていることがうかがえます。
  本のサブタイトルが「民衆狂乱〜小泉ええじゃないか」となっていて、小泉首相が日本を亡国に追い込む張本人とされています。その小泉亡国首相誕生までのいきさつについては、前項の私の分析を裏づけするような内容になっていますので、少しご紹介します。

■憲法違反でつくられた森亡国政権
  小渕首相が病院に担ぎ込まれたときは、明らかに小渕さんの意識はなかった。ところが翌日、官房長官の青木幹雄氏が記者会見を開いた。
  「万事頼むと口頭で言われました。首相を臨時に代行いたします」
  これで青木氏はまんまと臨時の首相代理に就任することになった。後に医師団は、小渕首相は青木氏に意思を伝えるのは医学的に不可能な状態だったと証言している。
  本来なら、翌日、小渕首相の担当医師団に記者会見させ、正式な状況を国民に知らせ、それから憲法の規定に沿って収拾を図らなければならなかった。しかし、あの重大な局面にもかかわらず、医師団が正式に記者会見をしたのは1カ月後だった。
  青木官房長官が臨時首相代理になったのは、意識のない小渕首相から後事を託されたと言って嘘をついた結果だ。国民に対しての大きな欺瞞である。
  青木氏が記者会見をした同じ日に、都内のホテルに自民党の大物議員が秘かに集まった。森喜朗幹事長、野中広務副幹事長、亀井静香政調会長、村上正邦参議院議長、青木官房長官の5人組である。この5人が談合して森喜朗を総理に決めた。
  (中略)
  一国の宰相が突然倒れたときに、残された一部の政治家の談合によって後継者が決められるなんて、こんな恐ろしいことが罷り通っていいはずはない。
  私はこの暴挙に対して、「一種のクーデターだ!」と糾弾した。
  こんなことが許されるなら、例えば、元気な首相を拉致して病院に連れ込み、監禁した挙げ句「重病」と発表し、首相の意向で臨時に首相代理をつとめることになったと宣言することもできる。都合のいい新首相を決め、傀儡政権をつくって権力奪還をすることは難しいことではない。小渕首相の場合も、医師の診断書すらないままそれが実行されたのだから、まことに恐ろしい。
  実際私は予算委員会で同様の発言をして青木氏に噛みついたのだが、青木氏は「総理を拉致したなどとはもってのほかの発言。取り消してください」と言った。こんなやりとりの後で、会議録から削除されてしまった。
  後世に残る公的な証拠を消されてしまった。私は腹に据えかねて、3回にわたって公式会議で発言したため、自民党、公明党、保守党の3党による懲罰動議が出された。
 「ああ、こういう議会政治の精神に無知な政治家たちによって日本は滅ぼされるのか」
  私は、心のうちで呟いた。
  結果として、こういうことでもなければ絶対総理にはなれなかった森氏が総理になった。一国の総理には絶対なってはいけない人物だ。森首相の出現が、亡国の小泉首相を誘導した。
                  ―― 『亡国』 平野貞夫・著/展望社  2005年11月刊


  平野氏が予算委員会などの公式の場で「首相が拉致された」という比喩を何度も使ったことには意味があると思うのです。普通なら考えつかないような奇想天外な例えになっているからです。これは小渕氏が重態となって病院に担ぎこまれた原因が、決して病気ではなかったことを平野氏がうすうす知っていたからではないかと思われます。
  もちろん小渕首相の重態の原因がただならぬものであるため、青木氏を中心に進められたその後の首相選びの方法も憲法に違反するような不自然な内容になったのでしょう。呼び集められた5人の実力者がそのことに反発しなかった(できなかった)ことにも、見えない大きな力が働いていたと考えられます。つまり、私が申し上げた「アメリカの意志」です。
  小泉首相誕生のイントロとして、首相など務まるはずのない森氏を首相として祭り上げ、マスコミによって徹底的に人気を落とした後で、小泉「改革派」首相がさっそうと登場するというシナリオができあがっていたのでしょう。
  さて、その結果、日本の政治はどう変わったのでしょうか。平野氏は次のように分析しています。

  (小泉首相は)《自民党をぶっ壊す》のキャッチフレーズで世論の支持を背景に政権を維持してきたが、自民党は壊れずに、ますます巨大権力に膨れあがった。確かに、小泉氏の力で一部の利権政治家は力を失ったが、その代わり、別な怪物が力を蓄え、国をしゃぶり尽くそうとしている。例えばアメリカ的市場原理の導入。日本の文化や人間性の破壊といった政治手法だ。見方を変えれば、1つの悪が1つの悪を駆逐しただけのことだ。これは亡国のデザインの色合いが変わっただけということになる。
                              ―― 『亡国』 平野貞夫・著/展望社

  また、この本の中の圧巻は、現衆議院議長・河野洋平氏の父親である故・河野一郎氏が、議員時代に蓄財した金額が100億円を超えていたというくだりです。その部分を少し拾ってみましょう。

  表に出ているものでも、何十もの不動産がある。個人邸宅だけでも11軒あり、いずれも半端ではない億単位の豪邸である。他に土地がある。有名なものでも、那須、富士、筑波、霞が浦、淡路島だが、いずれも数万坪から数十万坪という広大な土地である。
  さらに系列会社が当時13社あった。いずれもいわく付きのトンネル会社であるが、いずれも黒字会社である。また、河野氏の馬好きは有名で、名競走馬を数十頭抱えていた。他に、美術品、骨董の類にも目がなかった。欲しいと思えば、我慢できずに手に入れたという。そのたびに、氏の利権に群がる企業家たちは、河野氏のおねだりに金を出させられたと聞く。こうして集められた美術品、骨董の類は、いずれも名品で、正式な鑑定結果を聞いたわけではないが、十億は下らないのではないかと言われている。‥‥
                              ―― 『亡国』 平野貞夫・著/展望社


  ‥‥と、まだまだ続きます。その他、政治家の悪事の数々がてんこ盛りの“素晴らしい”本です。この国の「亡国」が近づいているのを実感できます。
  もろちん、小泉純一郎首相でなくとも、アメリカの横田基地からMP(憲兵)が自分を拘束しにくるかも知れないと考えれば、アメリカの言うことに逆らうことはできないでしょう。「靖国神社に参拝することを公約せよ」「竹中平蔵を財務大臣にせよ」「郵政を民営化せよ」といった注文には、ただただ従うしかないのかも知れません。少なくとも自分の命(政治生命であれ、肉体生命であれ)が惜しい人間であれば‥‥。
  アメリカの意志に逆らって命(政治生命または肉体生命)を失ったと思われる政治家は、田中角栄元首相(ロッキードスキャンダルのあと病死)を皮切りに、大平正芳元首相(病死)、中川一郎氏(自殺)、安倍晋太郎氏(病死)、梶山静六氏(病死)、そして竹下登氏(リクルートスキャンダルのあと病死)、小渕恵三氏(病死)などではないかと思っています。実際にMPに拉致されたのは竹下登元首相と小渕恵三元首相。拉致されて殺害されるという仕打ちを受けたのは小渕元首相だけでしょう。
  「怖い話」でもあり、「情けない話」でもありますが、できるだけ多くの国民がこのようなわが国の“現実”を知ることが、国の力を回復することにつながるのです。

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