帰還します帰還船

     
  [HOME]  >  [なわのつぶや記(復刻版)]  >         
     
なぜ肉は食べるべきでないのか
2005年6月6日(月)掲載文を一部手直ししました。

  日月神示に、「日本人は肉は食べるべきではない」という表現があります。今回はこの点について私の考えを述べてみます。
  日月神示以外でも、大本教などわが国の高級神霊界からのメッセージには、人間の食べ物について触れているものがありますが、日月神示ほど詳しく述べている神示はありません。
  日月神示は幕末以降、黒住、金光、天理、大本と続く一連の神道系予言のアンカーと言われているだけあって、その内容は幅広く、また終末についての心構えもよく整理されています。つまり、人類がまもなく終末のカタストロフィーを経て次元上昇することが前提になっているため、終末にどう備えたらよいのかという点での大切なポイントが漏らさず述べられているのです。
  その日月神示をもっとも世に知らしめた中矢伸一氏が最初のころに出された『日月神示 神一厘のシナリオ』に以下のような記述があります。ちょっと長くなりますが、私がこれから申し上げたいことの核心となる部分が述べられていますので、引用したいと思います。
                       ☆ ★ ☆
  ここまで近代的な医療技術が発達した国で、このように病気が蔓延するとは、一体どうしたことであろうか。
  実は、その大きな原因となっているのが、人々が日常に摂取する「食」なのである。
  食と病気との因果関係は、世界の権威筋ではすでに証明されている。日本は、そうした面では先進国の中で最も遅れていると言ってよい。
  食が乱れれば、必ず身体は病む。
  身体だけではない。精神も病み、魂は汚され、霊性は落ちる。つまり、身魂ともども地に堕ちるのである。
  身魂の質が堕ちれば、低級霊と波長が合いやすくなる。肉体をチミモウリョウの容れものと化すことにより、コントロールは思いのままになる。
  これこそが、日本人を「骨抜き」にするための、悪神の日本占領計画の大きな柱であった。そして、その計画は日本人の霊性の凋落とともに、ものの見事に現実化してしまったのである。
  日本が終戦を迎える1年前に降ろされた『天つ巻』第五帖には、次のような神示が記されている。

 牛の物食べると牛のようになるぞ。猿は猿、虎は虎となるのざぞ。臣民の食べ物は定まっているのざぞ。いよいよとなりて何でも食べねばならぬようになりたら虎は虎となるぞ。獣と神とが分かれると申してあろがな。縁ある臣民に知らせておけよ。日本中に知らせておけよ。世界の臣民に知らせてやれよ。

  「臣民の食べ物は定まっている」と、神示はここで明確に告げている。そして、何でも食べるようになった時、すなわち「食」が乱れた時、獣と神が分かれると示されてある。
  獣とは、霊性が堕ち、ゝが抜けて○だけになった獣性人間のことであり、神とは○にゝがしっくりと納まった神人合一の真人のことである。人類はこれから2種類にハッキリと分かれるというのである。
  現在でも、たいていの宗教団体では、霊的な問題と「食」とはあまり関連づけて考えていない。「食」が乱れれば霊性が堕ちるという考え方はしない場合がほとんどである。
  また、たとえそのような考え方が多少あったとしても、その宗教独自の行法により解消できると説いている。
  だが、私はここで強く申し上げておきたいが、どのような救済の方法があろうと、「お祓い」や「お浄め」の業があろうと、食を正さない限り、根本的には絶対によくならない。逆に、食を正せば自然と、曇りは祓われ、身魂は浄められていくのである。
  では、正しい食とは何か。臣民の食べ物は定まっているとは、何を意味するのか。
  それは『碧玉之巻』第八帖に、具体的に記されている。

  四ツ足を食ってはならん。共食いとなるぞ。草木から動物生まれると申してあろう。臣民の食べ物は、五穀野菜の類であるぞ。

  正しい食べ物とは「五穀野菜の類」のことなのである。
  五穀野菜とは、米(玄米)、アワ、ヒエ、キビ、豆、麦などの穀物類、それに葉菜、根菜、および海藻などを言う。
  また、四ツ足というのは、牛や豚をはじめとする獣類のことを主に指す。獣は人間の性に近い生き物であるから、これを食することは「共食い」となる。よって、肉食をしてはならないというわけである。
  さらに『梅の巻』第十四帖には、

  日本には、五穀、海のもの、野のもの、山のもの、みな人民の食いて生くべき物、作らしてあるのぢゃぞ。日本人には肉類禁物ぢゃぞ。今に食い物の騒動激しくなると申してあること忘れるなよ。今度は共食いとなるから、共食いならんから、今から心鍛えて食い物大切にせよ。
     ―― 『日月神示 神一厘のシナリオ』(中矢伸一・著/徳間書店/1992年刊)


  その結論は「五穀野菜がよい」というものです。そして、肉は食べてはならないと述べてあります。それはなぜでしょうか。
  肉が人の健康にとってよくないから、神様が心配して「肉を食べると病気になるよ。だから食べないようにしなさいね」と、わざわざ霊媒を通じてメッセージを届けてくださっているのでしょうか。
  もしそう考える人がいたら、その人は神様をあまりにも現世的、人間的に考えすぎていると思います。悟りを得て神格化している高級神霊が、人類が終末を迎えているという予言の中で、なぜ人間の肉体の健康のためにわざわざメッセージを届けてくるのか――この点で思考停止しているようでは、あまりにもお粗末すぎると思うのです。
  出口王仁三郎の神諭の一つ「伊都能売神諭(いづのめしんゆ)」の中にも次のような一文があります。(原文を現代仮名遣いに直しています)

大正八年一月二十五日
 今の人民は我が身の神聖なる天職を忘れて、さっぱり四つ足の容器(いれもの)になりきりてしもうているから、
猛獣(けもの)の餌(え)にするような汚い腐肉(にく)を食うて美味美食と驕り、鳥獣の毛や皮を身にまとうては美衣とか礼服とか申して歓び、罪悪の凝結(かたまり)た金銀で形ばかりの住家を造りて、美家とか玉堂とか名を付け、体慾に耽って己の寿命を削りながら、千年も万年も生きるつもりで、いつも月夜と春ばかりあるように思うて、一寸先は真の闇、是が人間の中の結構な紳士と申すもの。(中略)
 金銀さえ蓄えたらこの世が自由になるように思い違いをいたして、またも四つ足の仲間入りをいたそうとするから、世は段々と悪(体主霊従)が栄えるばかりであるぞよ。

                ―― 『伊都能売神諭』(出口王仁三郎・著/八幡書店)


  大正8年に降ろされた神示ですが、今日の日本の状況を述べていると言ってもよいような内容になっていますす。要するに、私たちの肉体は霊魂が宿る「神の宮」ということで、そのお宮を汚してしまうことで魂まで汚れることを危惧されているのです。
                       ☆ ★ ☆
  今日、多くの人が「肉を食べる」理由を一口にいうと、次のようなことでしょう。
  「肉には栄養がある。だから、健康のためによい。しかも、美味しい。」
  これは西洋医学(栄養学)の間違った教えに毒された結果ですが、ここでその間違いを力説するつもりはありません。健康によい(少なくとも悪くない)と考えている人は、自分の責任で堂々と肉を食べ続けたらよいと思います。
  ただ、健康面で肉食の弊害が出るのは、歳をとって身体の代謝機能が低下してからのことですから、そのときは自分で責任をとることはできなくなります。恐らく老後はなんらかの深刻な病気になって、周りの人に迷惑をかける可能性が大きいことでしょう。 あるいは、最近増えているように、働き盛りの年代で亡くなることにでもなれば、残された家族を悲しみのどん底に突き落とし、経済的な苦難の道を歩ませることにもなりかねません。
  肉食が引き起こす病気は主として血液の異常に関するものですから、高血圧、高脂血という症状から始まって、糖尿病、ガン、脳梗塞、心筋梗塞など、完治することが難しい病気につながる可能性が高くなります。そのため、いったん病気が発症すると、病院と縁が切れなくなり、最後は病院のベッドに釘づけにされてしまうのです。
                       ☆ ★ ☆
  それにしても、中矢氏も言っていますが、今日医学が発達して病気は少なくなったはずなのに、病院がますます大盛況なのはどうしてでしょうか。設備の充実した大きな病院になると、簡単な診察をしてもらうのに半日近く待たされるという状況が生まれています。まさに、日月神示に警告されている状態といえそうです。
  今こそ、健康の観点から「医食同源」という昔の人の言葉について考えるべきでしょう。食べ物が病気の原因となっており、食べ物を改めない限り、病気の人が大量生産される今日の状況は変わらないどころか、ますますひどくなっていくと思われます。
  もろちん、病気の原因が肉食だけにあるというのではありません。今日の食べ物に含まれている残留農薬や各種添加物など、病気の原因は他にもいろいろと考えられますから、肉を食べなければ病気と無縁でいられるということではないのです。
  食べ物と健康については、Bookstandの「食べ物」の部屋に参考になる書籍のダイジェストを載せていますので、ぜひご覧ください。
                       ☆ ★ ☆
  しかしながら、ここで私が肉食を問題にするのは、波動の観点からです。つまり、「肉を食べると獣的波長になる」という点を問題にしているのです。日月神示が肉食を戒めているのも、もちろんその観点からと思われます。
  これから終末における地球と人類の次元上昇に当たって、動物的波動(獣性)を強めることは次元上昇にとっては大きな障害となるはずです。つまり、私たちの身体が「神憑かり」のできない波長になってしまうため、次元上昇から取り残されるおそれがあるということです。
  日月神示の神様が口を酸っぱくして述べておられるのは「身魂を磨け」ということです。「肉体と精神を整えよ」という意味で、肉体も非常に大切なのです。肉体も波動ですから、その波動を高めないと、波長の高い高級神霊は干渉することができないからです。逆に、「自分さえよければよい」という低級霊やサタンの手先の餌食にされ、肉体のまま終末のカタストロフィーに呑み込まれてしまうおそれがあります。
  今日の社会の状況を見ていますと、人が「光の子」と「獣」に二極分化をする状況は既に始まっていると思われますが、「食」の乱れによってその傾向は今後ますます強くなっていくことでしょう。私も、今のままでは、この終末ですべての人(魂)が次元上昇を果たすということは難しいと思っています。やはり、晴れて卒業できる人と落第してやり直す人とに分かれるのは避けられないのではないでしょうか。その鍵の一つが「食」の問題だと思うのです。
  落第してサタンの手下となり、家畜のように「闇の世界」にご奉仕ということでは、辛いものがあります。宇宙的視点からは善も悪もないのかもしれませんが、あえてそのような世界で生きることを選ぶ必要はないと思います。
                       ☆ ★ ☆
  肉食をするとなぜ波長が粗くなるのでしょうか。それは、牛や豚などが殺される時に感じる恐怖心が、その肉の中に蓄積されているからです。「白髪三千丈」という言葉がありますが、人間でも、ある精神的なショックで髪の毛が一夜にして抜け落ちたり、白髪に変わるということは現実に起きるのです。また、精神的なストレスによって、胃液の中に身体に毒となるような物質が発生して、簡単に胃に穴が開くこともあります。
  ですから、牛や豚などが自分の命を奪われるときに感じる恐怖心は、その肉体に大きな影響を及ぼします。体の波動を変えてしまうのです。その恐怖心の波動に満たされた肉を食べれば、食べた側にも恐怖心の波動が蓄積されていきます。それが精神の波動に影響を及ぼし、潜在意識に「恐怖心」を植えつけていくのです。
  「恐怖心」は、「命を惜しむ」「自分の身を守る」という気持ちの裏返しです。ですから、別の見方をすれば「攻撃心」でもあるのです。肉食を続けていますと、人は短気になり、キレやすくなります。また、言葉遣いもたいへんあらっぽくなり、他者に対する攻撃的言辞が多くなります。いわゆる「くってかかる」という状態です。
  まさに「弱肉強食」の動物の波長となって、弱い者をいじめ、強い者にはへつらう姿です。人の肩書きや、金持ちかどうかということにこだわる性格が身についていくことになります。
                       ☆ ★ ☆
  次回もこのテーマを続けますが、そのあとは「いま世の中の二極分化が進んでいるのはなぜか」ということについて考えていく予定です。
  なお、「肉食」の問題点に関しましては、既に当サイト「フツーの人が書いた黙示録」の中に「肉食編」としてまとめていますので、ぜひご参照ください。


[TOP]