北海道の山岳ガイド&ポーターハローポーター」行者にんにく

山 菜 の 王 様
行者にんにく

行者にんにくはキト、プクサ、キトピロ、アイヌネギ等いろいろな呼ばれ方をします。味、効能、他の食材との相性、どれをとっても間違いなく山菜の王様です。

アリシン(硫化アリル)をたくさん含んでおり、固まった血液を溶かし、血液中の脂肪を減らす効果があるそうです。これによって、疲労感、肌荒れの原因となっていた内臓脂肪が減り、内側から痩せる「ダイエット効果」があるともいわれています。血液がさらさらになると、血圧が安定し、視力衰えの抑制につながり、生活習慣病の予防になるともいわれています。
 ギョウジャニンニク
人に乱獲されてなければ、本来このように生育しています。


 行者にんにくの生育 (生育環境により若干変わります)

・1年生ネギは、つまようじぐらいの細さで葉が1枚。
・2年生はやや太くなりますが、ひょろひょろの細い茎に1枚の葉。
・3年生は、葉が2枚。
・4〜5年生になると、茎は割り箸程度の太さ。葉は3枚。花(ネギ坊主)が咲く。
・6年生以上は太い茎に葉が3枚。大きいネギ坊主が咲く。


行者にんにくの採取方法 (2枚葉ルール / 群落の3分の1
         ※これらを守れば、ネギは増えます。弊社の畑で実証済み。

葉が2枚の個体だけを採ること
  1枚葉のネギを採取してしまうと、その株は死ぬ。
  3枚葉は、開花後に種を落とすことと地下茎で周りのネギに栄養を供給することから、採ってはいけない。

◆根は必ず残す
  株の生命力を奪いすぎないように、根元から2〜3cm茎を残して採る。茶色い皮の部分まで取らない
  残った根茎からは翌年も芽が生えてくるが、収穫できるサイズになるまで2〜3年かかる。

◆1ヶ所の畑で採っていいのは3分の1
  群落から3分の1以上採取すると、生育の3年周期に追いつかず、株数が減少する。
  そうなると、周りの植生に負ける。

◆採り過ぎた場合、翌年は採取しない

◆採ったらお礼に、周りの別の植生を少しひっこ抜く




天然物の行者にんにく

自然に生息している行者にんにくは、減少の一途です。以前、登山道脇にあった行者にんにく群落は、今は枯渇状態です。採取方法を守らず採っているせいです。毎年同じ場所で採取する人がいます。その場所では年々数が減ってきて、茎が細くなっているはずです。それは温暖化のせいではなく、その人のせいなのです。
登山者などが集団で採ると、群落の3分の1以上採ることになるでしょう。
株数が減少すると周辺の植生に負けてしまいます。

フキやワラビ、ウドとは違い、ごく限られた地形で凛として生育している、北海道の財産「行者にんにく」が減少している原因は、人です。
自分で食べる分だけを採取し、知人や近所に配ったりすることは止めましょう。

2枚葉以外の行者にんにくを採取したり、群落の3分の1以上採取することは乱獲です。
鹿の食害ならぬ、人の食害です。 今すぐ止めましょう!




※弊社では、貴重な行者にんにくがを今後100年後でも採取できるように、北海道の自然を敬い、
このままの環境を後世に残すべく、微力ながら努力いたします。








行者にんにく栽培のすすめ
弊社の畑では、20年程前に10粒の種から育った行者にんにくが、今では6千株へと増え、栽培に成功しました。2枚葉ルールを順守しただけで、どんどん増えました。栽培はけっして難しくありません。苗、種を購入して、栽培する事をお奨めします。
行者にんにくは山においては希少となりつつあります。山で取らなくても、自宅の庭で栽培すれば、いくらでも取れます。4月中旬から6月初旬まで採取できます(後半は茎が固くなるので葉のみを採取)。なお、スーパーで販売している行者にんにくは香りが少ないとよく聞きます。それはアスパラガスや枝豆と同じで取り立てが一番美味しいからです。この点においても自宅での栽培をお奨めします。



ギョウジャニンニク(行者にんにく)
弊社畑には6千株の行者ニンニクが育っています。



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