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すっかりご無沙汰です。
我ながら、FrontPageの使い方を忘れるくらい久しぶりです。
ブログ全盛のご時勢に、いつまでもFrontPageってのはいかがなものかと思いますが、今更変更する方がはるかにパワー使いそうなので、しばらくこのまま細々と続けようかと思ったり思わなかったり。
前回、あけましておめでとうとか書いておきながら、次の更新が卒業シーズンてお前のサイトは季刊紙か!?と突っ込みいれられそうですが、はい、そうです。
卒業シーズンと書いたものの、うちの娘はまだ卒園しません。来年は年長さんです。もう一年高い幼稚園代を払い続けるかと思うと、クラクラしますが、本人は一生幼稚園に行きたいと言ってるくらいです。やれやれ。
その幼稚園、先日、クラスのお別れ会があったそうです。
息子の年長さんの時も担任だったK先生。今は娘がお世話になっているようですが涙もろいのは相変わらずのようで。
「4月に皆さんの担任になっ、、、、ぐっ、、うっ、、、」ってそこからかい!
思えば、K先生には、兄妹そろってお世話になっておりまして、とてもいい先生なわけですが、ピアノがちょっぴり苦手なK先生。
卒園式の大事な曲でも遠目で見てても緊張しているのが見てとれます。
でも、私は知っています。先生の両手に特訓によるテーピングがしてあったのを。。。。
先生から突然の電話を受けたのは、卒園式の半年前。忘れもしない9月の終わりだったような気がしないでもありませんがよく覚えてません。
「折り入ってお話が。。。」そう言う先生の声はかすかに震えていました。
聞けば、お姑さんが、あの嫁は私を殺そうとしているとか、飯も食わせてもらえないとか、近所で言いふらしているということらしく、いや、ちがう。(先生は独身です)
卒園式で伴奏をすることになったと。しかし、自分には自信がない。どうすればよいだろうかと相談されました。
「奥さん、あのね、自信持たなきゃダメ。アタシはね、一日一杯キナコ食べてね」
「おめえ、いつからみのになったよ」
なんて会話はあるわけもなく、お世話になっている先生のピンチ。ピアノ道を志すものとして、見過ごすわけにはいきません。殺人的なスケジュールの合間を縫って、帰りのパチスロをちょっと削って協力することにしたわけです。
毎晩、毎晩、来る日も来る日も特訓は続きました。
「も、もう腕が動きません。。。」
「こんなところで諦めるのかっ」 「で、でも。。。」
「私を甲子園に連れてって」
「南。。。」 タッチて。
しかもシチュエーション違うし。
私も一応、プロを目指したピアニストのはしくれ。
実際の特訓はこんなものじゃあありませんでした。
「水を持っておいで」
「これでございますか?」 「違う、やりなおし」
「では、この水でございますか?」
「違う、もう一度」 「この水で、、、」
「違う、もう一度」 「この、、」
「違う」
「私にはもうわかりませんっ。どうしたらよいのですか!?」
「お前にはわかるはずだよ。。。。」
「(はっ)お腹が痛くはありませんか?」 「大丈夫」
「今日、お通じはありましたか?」
「ええ、あったわ」 「喉が痛くはありませんか?」
「喉が痛いことはよくあるわね」
「温かいお湯に塩を一つまみいれてあります。一度に飲み干さずお茶を飲むようにゆっくりどうぞ」
「事細かく聞く事。水を持ってこさせたのは、そこに気づいて欲しかったのです。
ピアノを弾く前に、聞く人の体調や、好きな物嫌いな物、体が受け付ける物、そういう事を全て考えるのが、ピアノを弾く心得だという事をおまえに教えたかったの」
「ハン尚宮様」
「チャングム」
結局、お前はこれが書きたかったんだな?という罵声を一心に浴びて、チャングムの誓いを見てない人には何のことだかさっぱりわからないと思いますけど、いいんです。なげえよ。
こんな特訓を経て、当日立派にステージに立った先生の勇姿を見よ。

違う。これは、先週近所のショッピングセンタに来た、小梅太夫だよ、チキショー
(営業は妙に貧乏臭い格好でした)
特訓の話は、真っ赤なうそですけれども、とってもいい先生だってことと、娘が先生のことを好きなことは本当です。出来ればもう一年担任をやってもらって、娘の本当の性格を知ってもらった上で、ビシビシ教育してもらいたかったくらいですが、兄妹そろってお世話になりました。ありがとうございました。
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