音読学習編

実は私は当初、「音読学習」思いっきりバカにしていました。「音読う?そんなんやったってたかがしれてらあ~」とバカにしていました。ところがあるとき覚悟を決めてやったところ「ものすごい効果」があったのです。受験期間中もっとも後悔したことは「もっと早くから音読学習をするんだった!」ということに他ならなかったのです。(T T)

Q1
>音読学習とは具体的に何をどの様にやるのでしょうか?
以下は私のやり方です。私のやりかたは基本的には「復習時」にやります。
長文読解演習」の復習時にやります。

>私の『音読学習法』
 ●まず、テキストは、必ず『コピー』を取り、それに、自分なりの印をつける。私は知らなかった単語は片っ端から黄色のマーカーで塗りつぶし、下に訳を書いておいた。熟語は緑色で同様にした。文法的係り具合は青色かシャープペンで括弧とか矢印とかを『コピー』に書き込んだ。そうしながら訳を作る。授業でその「自分の訳」を『訂正』する。
 ●『コピー』と『和訳訂正済みノート』を見ながら、1度音読する。(この時、発音アクセントにできるだけ注意する)ただ音読するだけではダメで、頭の中で「日本語訳」を考えながら読む。もちろんノートの「訂正された訳」を見ながらである。
 ●それが終わったら、今度は「コピー元」の英文(テキスト)を取り出し、それを音読する。こっちには何も書き込んでいないはず。このまっさらな「英文」を「頭に(正しい)日本語訳を思い浮かべながら」音読する。(だから本文はコピーしておくわけです)
 ●当然つっかえる。「あーこの単語の訳なんだったっけえ~」とか「うおーこの that なに指すんだっけえ~」とか思い出すはめになる。このように忘れてしまった場合、ガンガン『コピー』&『ノート』を見て確かめる。「あーそうか、ここの訳は○○○だったあ」という確認が終わったら、また「コピー元」の英文に戻り続きをやる。こうして2回目の復習が終わる。
 ●まだまだやる。3回、4回、5回・・・「ノートを一度も見ずに」そして「音読と同じスピードで【同時に】日本語訳が思い浮かぶまで」何度も音読する。思い浮かぶようになったとろで、この1長文の勉強終了。

 (最初のうちはかなりつらかったです。最初は7回ぐらい音読しました。でもそのうち5回目や、3回目で「ノートを一度も見ずに」そして「音読と同じスピードで【同時に】日本語訳が思い浮かぶ」ようになりました)
Q2
どのような状態で音読をすれば良いのでしょうか? 私はは対訳がほとんど頭に入った状態で音読するのですが、効果があるのでしょうか?
「『きちんとした』対訳が『出来上がった』状態」です。こうでなければ意味が無いと思います。

>『きちんとした』対訳
とは
○「自分で作った訳文」
○「『最初に自力で作った訳文の間違い』は、『丁寧に訂正済み』である訳文」
○この「自分で作った訳文」は偏差値55以下ならば「きっちり」ノートに自力で訳し訂正されたものであること。逆に55以上ならば「頭の中」のみで訳し、それを「解説を読む・聞く」をして訂正されたものであること
○「文法的な係り具合(構文把握)ができている(自力で把握した、もしくは訂正した)訳文であること」
です。

以下は『ダメな』対訳
×「初めからある(参考書に載っている・付いている)対訳例」
×「文法的な係り具合(構文把握)が解らない『(極端な)意訳例』」
Q3
>(音読するのに)どのくらいのレベルの問題集が一番適しているのでしょうか?難しいのがいいんですか?簡単なのがいいんですか?
>音読をやり始める時はよく自分の読める英文のレベルまで落とせ、高1レベルまで落とせ、などという話を聞きますが、実際どのくらいのレベルがいいんでしょうか?
「文構造がハッキリしている英文であればなんでもいい」というのが俺の意見になります。

私が最初に音読復習をしたのは「1浪」の時の単科「基礎英文解釈講座」のテキストでした。何せ偏差値30.5でしたから!(T T)
 講座の名前は基礎でした。テキストの英文の単語レベルも、まあ基礎かなあ~高2レベルぐらいかな? という感じでした。
ところが「文構造」はそうではない。あっちこっち文が入り乱れ、どこで区切ってよいやらサッパリ分からない。(T T)
つまり、「単語レベルは標準よりやや下なのに、文構造は最難度」という英文ばかりだったのです。

 おまけにこれは参考書ではなく予備校の講座のテキストですから、全訳例もなければ、文構造の解説もテキストにはどこにも書いてありません。(T~T)

でも予習しなければなりません。

やむなくやりました。(^^;(言っておくけど、そんなに苦痛じゃなかったのだよ!なぜなら予習する時間をたっぷり取ったから)
(急いでやろうとするから、考えもあせって浮かばなくて間違いやすい。)
 (「ここはここで切れるかなあ~う~ん違うかもなあ~う~ん」とまあ「お茶でも飲みながら」、辞書をひきひき、ゆっくり考えたもんです。)
    ウメ~ ( ^o^)_且~~~

ただ、そうやって予習してもいざ授業受けると自分の文構造把握は間違いだらけ!(><)!訳例も間違いだらけ!(なにせ偏差値30.5!)
だからそれらを赤ペンで直したものを音読復習したわけです。これが最初!

 自分でゆっくり考えて、それを直した英文です。(あ~そうか!ここはここじゃなくて、ここで切れたのか!)みたいなのがハッキリしているわけです。こうした英文ですから、文の切れ目、つなぎ方が明確なわけです


 音読復習はレベルの低い英文のほうがスタートはやりやすいとは思います。けれども自分でじっくり読解した英文ならば、より「文構造把握」が明確になっているはずなので、きちんと継ぎ目に沿った音読復習ができます。だからレベルはあまり関係ないと思います。

たとえ仮に最初は簡単なもので始めたとしても、ゆくゆくは難しいのもやりましょう。
Q4
多読するために良い問題集はないでしょうか?
いつものお薦め参考書を1つ挙げておきます。



"毎年出る"頻出英語長文-改訂版
・日栄社  893円
英文解釈の方法・基礎を学んだ人が「演習用」に使う本です。30の英文が入っています。解説がものすごく詳しい長文問題集です。問題文より解説文の方が分量が多いです。最初のほうから徐々に難しくなっていきます。


Q5
音読してるときの感覚 ってどんな感じなのでしょうか?
私の場合は、習熟して時期で違いました。以下のような感じで、徐々に変わっていきました。
(注意!私はスタート時偏差値30台^^;)


>(1)超基礎段階
・英文の単語熟語を辞書で調べる。コピーにガンガンその意味を書き込む。
・構文も自分なりに解読する。和訳を書く。
・授業で正しい構文把握を習い訂正する。和訳も訂正する
○コピーとノートを見ながらまず1度音読する。(1回目)
 ・この時単語の訳や、構造を覚えるように意識する。
○コピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(2回目)
 ・すると「当初判らなかった」単語・熟語・文構造の7、8割りがたを忘れている。
 ・コピーとノートを見ながら覚えなおす。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(3回目)
 ・すると「当初判らなかった」単語・熟語・文構造の5、6割りがたを忘れている。
 ・コピーとノートを見ながら覚えなおす。
            ・
            ・
            ・
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(6回目)
>・すると単語・熟語・文構造は全て判るのだが、「音読と同時」に訳がでてきそうで、でてこない。
 ・コピーとノートは見てない。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(7回目)
>・するとやっと、「音読と同時」に訳がでてくる。


>(2)初・中期段階
・英文の単語熟語を辞書で調べる。コピーにガンガンその意味を書き込む。
・構文も自分なりに解読する。和訳を書く。
・授業で正しい構文把握を習い訂正する。和訳も訂正する
○コピーとノートを見ながらまず1度音読する。(1回目)
 ・この時単語の訳や、構造を覚えるように意識する。
○コピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(2回目)
 ・すると「当初判らなかった」単語・熟語・文構造の4.5割りがたを忘れている。
 ・コピーとノートを見ながら覚えなおす。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(3回目)
 ・すると「当初判らなかった」単語・熟語・文構造の1、2割りがたを忘れている。
 ・コピーとノートを見ながら覚えなおす。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(4回目)
>・すると単語・熟語・文構造は全て判るのだが、「音読と同時」に訳がでてこない。
 ・コピーとノートは見てない。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(5回目)
>・するとやっと、「音読と同時」に訳がでてくる。


>(3)中期段階
・英文の単語熟語を辞書で調べる。コピーにガンガンその意味を書き込む。
・構文も自分なりに解読する。和訳は頭に中のみ。(この頃は偏差値55以上)
・授業で正しい構文把握を習い訂正する。和訳も訂正する
○コピーを見ながらまず1度音読する。(1回目)
 ・この時単語の訳や、構造を覚えるように意識する。
○コピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(2回目)
 ・すると「当初判らなかった」単語・熟語・の1、2割りがたを忘れている。
>・構造はもう大丈夫。
 ・コピーを見ながら覚えなおす。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(3回目)
>・すると単語・熟語・文構造は全て判るのだが、「音読と同時」に訳がでてきそうで、でてこない。
 ・コピーは見てない。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(4回目)
>・するとやっと、「音読と同時」に訳がでてくる。


>(4)後期段階
・英文の単語熟語を辞書で調べる。コピーにガンガンその意味を書き込む。
・構文も自分なりに解読する。和訳は頭に中のみ。(この頃は偏差値60以上)
・授業で正しい構文把握を習い訂正する。和訳も訂正する
○コピーを見ながらまず1度音読する。(1回目)
 ・この時単語の訳や、構造を覚えるように意識する。
○コピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(2回目)
 ・すると「当初判らなかった」単語・熟語の1、2割りがたを忘れている。
>・構造はもう大丈夫。
 ・コピーを見ながら覚えなおす。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(3回目)
>・すると、「音読と同時」に訳がでてくる。
  ↑
>この頃になると「関係詞」などがあっても、『返り読み』などしなくなっている。
>左から右へ読むだけで、頭の中に意味が浮かんでくる!


>(5)最終後期段階
・英文の単語熟語を辞書で調べる。コピーにガンガンその意味を書き込む。
・構文も自分なりに解読する。和訳は頭に中のみ。(この頃は偏差値60以上)
・授業で正しい構文把握を習い訂正する。和訳も訂正する
○コピーを見ながらまず1度音読する。(1回目)
 ・この時単語の訳や、構造を覚えるように意識する。
○またコピー元の書き込みのない英文を全て音読する。(2回目)
>・すると、「音読と同時」に訳がでてくる。
  ↑
>この頃になると「関係詞」などがあっても、『返り読み』などしなくなっている。
>左から右へ読むだけで、頭の中に意味が浮かんでくる!


で、(5)の段階になると、私は
>・初見の英文に相対したとき「単語熟語」など調べなくても「なんとなく」意味が分かる。(ほぼ完璧な類推)
>・初見の英文を見て左から右へ読むだけで、頭の中に意味が浮かんでくる!(おおっ!英米人と同じ感覚!)
といった感じになりました。
   関連ページ:音読学習の方法(ブログ「苦手なりの受験英語」<スペースアルク>)