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聖心女子大学文学部「日本文化と宗教」(通年)

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聖心女子大学文学部「日本文化と宗教」(通年)

「日本文化における宗教と死生観」

(授業概要)
この講義では死生観を焦点にして日本文化と宗教の関係を考えます。具体的には日本宗教史のなかに生命や死後世界(他界)観、霊魂観などをさぐります。ひとことで「日本人の死生観」といっても、その中身は多様です。講義では特徴的なものや転換点にあたるものをとりあげ、それが現代のわたしたちまでどのように関係してくるのか考えます。

(授業計画)
現在のところ、以下のテーマを考えています。各回2回程度を目安に進めていく予定です。

1) 現代社会における生と死の問題化
2) 神話的な生死の理解―『古事記』『日本書紀』など
3) 仏教の生命観と死後理解
4) 中国医学(漢方)における生命・人体の理解
5) 『日本霊異記』における転生と因果応報
6) 『源氏物語』における物怪(もののけ)
7) 地獄と極楽―〈浄土信仰〉という事件
8) 『今昔物語集』にみる他界理解
9) 「国民的宗教」としての先祖祭祀の成立と展開
10) 幽霊と怪談―メディアと怪異
11) 近代科学と宗教的世界像・他界像のあり方
12) 近代社会の成立と葬送・墓制の変容
13) 近代日本にみられる、生命主義的救済観
14) 死生観からみた日本文化と宗教(まとめ)


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