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2002/08/10 【図書受入記録】高橋秀実『素晴らしきラジオ体操』/小松和彦『日本魔界案内』/【書評の短評】佐々木力「トロツキー」

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2002/08/10 【図書受入記録】高橋秀実『素晴らしきラジオ体操』・小松和彦『日本魔界案内』/【書評の短評】佐々木力「トロツキー」

先週の成果を簡単に
◇図書受入記録
集中講義が終わって脱力。そんななか、多くの仕事を抱えながらも、つい買ってしまう仕事関係ではない本たち。

高橋秀実『素晴らしきラジオ体操』小学館文庫、2002年
…既刊書の文庫化。単行本が出たときにとても関心があったのだが、この種の本を購入していると本棚がパンクするので自粛していた。
ラジオ体操と禊の川面凡児が(間接的にしろ)関わりがあったというのは知らなかった。(私自身の検証はまだだけど。)
川面は近代神道にとっては重要人物。予期せず、宗教学的な興味も喚起。ちなみに、前出『からくり民主主義』の著者。

小松和彦『日本魔界案内』知恵の森文庫、2002年
…魔界のガイドブック。説明文は、だいたいどこかで聞いたような話が多い。主たる利用目的は、自分が忘れている「魔界」、知らない「魔界」がないかどうか確認すること。
(で、どうする?)
カラー図版が豊富でお買い得。(743円、税別)

◇書評の短評
佐々木力「トロツキー」

いろいろ疲れると、佐々木力『学問論』を読んで衿を正す。
読書によって自分の学問態度を勝手に叱ってもらうのである。
いわゆる私淑。(松任谷由実の「卒業写真」で歌われる、
皮の表紙をしている「卒業写真」みたいなものか。)
そんな佐々木先生はトロツキスト。『毎日新聞』2002年8月4日書評欄「この人・この3冊」では佐々木先生がトロツキーについて紹介している。毎日の書評は、これから本を読もうとする者に対しての誘惑に満ちているのだが、ここでの先生の文章は、そういう路線ではない。それにしても3冊といいつつ、3部のいずれもが文庫本で分冊になっているので合計8冊、というのは…。


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