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2002/02/17 【書評の短評】与那原恵評・『まちの図書館でしらべる』

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2002/02/17 【書評の短評】与那原恵評・『まちの図書館でしらべる』

『朝日新聞』2002年2月17日
与那原恵評
『まちの図書館でしらべる』柏書房、2002年
書名をみて、そういう言いかたがあったか、と思った。
「まちの図書館」ね。わがページのように「無賃読書」というヤボなカテゴリーより素敵だ。ネット上で書籍の所蔵状況をしらべて、その図書館にでかけるというやり方をとれば、周辺地域のいくつもの図書館が自分の書庫のように使えて、便利である。ただ「しらべる」という点でいえば、市区町村の中央図書館以外の公共図書館では、ちょっとつっこんだ「しらべもの」はなかなかむずかしいのでは、と思う。せめて参考図書のそろえかたがもうすこし洗練されていれば、「しらべもの」の入口ぐらいはクリアできるのだが。『国史大辞典』ぐらい、どの大きさの図書館でもおけばいいのに。百科事典をオンラインのものにおきかえれば、そのスペースをつかって設置できる。
って、読むまえに勝手に話をすすめてもしかたないので、とりあえずこの本を読んでから考えることとしよう。

前出、小国喜弘『民俗学運動と学校教育』はまた立ち読みした。たしかに購入を躊躇させるには十分すぎる価格だ。書評に出たからどこかの公共図書館が入れるでしょう。わたしの関心からすると、宗教的なものにかかわる近代民俗学の部分がとても気になる。


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