ハモン・セラーノ

スペインが誇る世界の味
 
世界4大ハムのひとつであるハモン・セラーノ。スペイン人の食生活には欠かせない食べ物です。なかでも、どんぐりを餌とする黒豚のイベリコ種から作られたハモン・イベリコは、塩漬けして2年以上の熟成期間を置くことにより、肉の滋味が出て、口の中にその美味しさが広がるスペインの傑作です。
 

 

食べかたいろいろ ハモン・セラーノ

スペインでは、ハモン・セラーノは切ってそのままアペリィフのつまみにしたり、チーズと一緒にパンにはさんでボカディージョ(スペイン風サンドイッチ)にします。また、コロッケやグラタンの具、サラダのトッピングとしても。さらに長期熟成させたハモンやその骨は美味しいだしが出ますので、一緒に煮る事によりスープやソース、煮込み料理の美味しさがぐっと引き立ちます。       
にんにくスープ。ソパ・デ・アホ

野菜と一緒にグラタン仕立て
  後ろ足(ハモン)に対し、前足(パレタ)はリーズナブル

ハモンとは豚の後ろ足のこと。ハモン・セラーノとは直訳すると山のハムという意味です。日本では生ハムと呼んでいますが,塩漬けして長期熟成させた燻製をかけていない、生感覚のハムと言った方が正しと思います。 一方、後ろ足をハモンと言うのに対し、前足の部分はパレタという名前でスペインでは売られています。値段はハモンの3分の1くらい。ハモンに比べジューシーさには欠けますが、美味しさでは引けを取りません。なかでも、ハモン・イベリコは高価ですので、スペイン人はパレタ・イベリコをハモンの代わりに買って楽しんでいます。
お土産にする場合、スペインでは扱いやすいのでスライスの真空パックものが売られていますが、最低1時間前に冷蔵庫から出して脂を室温にもどしてからいただいてください。ただ少しずつ時間をかけて食べたい場合は、できればかたまりで買う事をお薦めします。その場合、召し上がる直前までハモンを冷蔵庫に入れておき、盛りつけるお皿はあらかじめ電子レンジで温めておきます。包丁で薄く切ってその皿に盛りつければ、皿の熱でハモンの脂が戻ります。これは、私がサラマンカに行くたびに、ハモンを買うなじみの店のご主人から教えていただいたハモンの美味しい食べ方です。
 

魔女のよきアドバイザー
       
魔女のひとりごと番外編
イベリコ豚は白豚に比べると足が細長く、その後ろ姿はお尻がキュッと上がっていて、女性の私が見ても惚れ惚れするくらい・・・味はもちろんスタイルに関しても最上級です。昔のスペイン映画に「ハモン・ハモン」という映画がありましたが、確か「とびっきりのいいオンナ」という題名。小またの切れ上がったいい女、まさしくハモン・イベリコみたいな女性のことですね。スペインに行かれたら、ぜひハモン・イベリコを試してみてください。噛み締めるほどに肉の旨みが口いっぱいに広がり、一度食べたら忘れられない味ですぞ。
 
 
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