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Last Update : May 27 2003 JST
特に関係のない画像
Photo : A Man Thinking Over.
以前に書いた,そこらへんのトピックです。まぁ,日記代わりみたいなものかも。


May 27 2003 [ ルーチンワーク ]

Link to : Wired.com 「This Palm Reads Your Mind 」

2050年。
私は,同僚と一緒にテストを受けていた。
一桁の足し算を200問解き続ける。
そのあと2つの円の大小を判断する問題を50問行って,
小文字のアルファベットみ紛れた大文字のアルファベットを探す問題をする。
さらには動物や乗り物の絵から仲間外れを探す問題をやったあとに,
数字と綴りを正しく線で結ぶ問題を解く。

学力や能力のテストでは決してない,「認識力」のテスト。
それは例えるなら運転適性試験のような,普通なら絶対に落ちないもの。
だが,恐らくこの部屋に50人は居る受験者の大半は,失格になるだろう。
目を開けると,やや薄暗い試験会場の壁が迫ってくる,或いは逃げていく感覚。
目を閉じると,耐えられないほどの闇に押し潰されそうになる感覚。
足場の感覚も消え,手の感覚も視覚も聴覚も消えそうになるのを,
かろうじて,理性を総動員して押しとどめている。
皆が。もちろん私も。
それほどの恐怖だったのだ。宇宙で事故に遭うという事は。

May 12 2003 [ 無人のキット ]

Link to : HotWired Japan 「自律型オフロード車レース」

20XX年。
ある日の朝,ちょっとドライブに出かけようと,車に乗り込む。
イグニッションキーを回してエンジンを起動し,
次いでナビゲーションのボタンを押して目的地を設定する。
後は座席でTV画面を見ながらくつろぐだけだ。
車が勝手に車線と車間と,それに交差点や渋滞情報を認識して運転してくれる。
もちろん飛び出し事故防止に360度センサは稼動しているし,
障害物を回避/排除するためのジャンプ装置や小型ミサイルも搭載している。
さらに,ドライビング中の休憩や食事のための小休止も,自動で設定を行ってくれる。
ステアリングなんて必要ない。要るのは快適な居住空間だけだ。
これが20XX年のクルマ。そしてドライビングスタイル。

ふと,道陰から,子供が飛び出してくる。
センサに反応して,そしてロボット3原則に基づいてキットは行動を決定する。
障害(子供)の排除…不可。
ステアリングによる障害の回避…周囲影響パターン解析負荷過大。…不可。
障害前方での停止…慣性力過大。…不可。
ジャンプによる障害の回避…運転者負荷過大。…不可。
自爆…不可。
推奨行動パターン:なし

そしていとも簡単に,私の20XX年のドライビングスタイルは,終わりを告げた。

May 06 2003 [ リバウンド王 ]

Link to : Wired NEWS 「Tiny Capsule Could Fight Fat」

早朝のジョギングを終えて部屋に戻り,軽くシャワーを浴びて出てくる。
清々しさと気だるさの混じった気分で,ミルクを一口飲んで出勤の準備をする。
―この,いかにも健康そうな日課(?)は,つい3日程前に始まったばかりで,
心の中では,3日続いたから十分とか,ちょっと明日は止めようかとか,
まぁ多分長続きしないだろうなぁとは考えている。
それでも,続く限りは続けてみようとも思っている。
結局はいつも,その2つの考えの繰り返しだ。答えは…いつか出るだろう。体に。

事の発端は先月の健康診断。ずばり「肥満」と診断された。
そして肥満であれば解決策は運動か食事制限というわけで,
今このようにジョギングしていたりするわけだ。
まぁ,食べたら痩せる健康食品とか,胃を一部切り取ってしまう手術とか,
他にも副作用がないという触れ込みの満腹装置とかあったりするわけなのだが,
そういう方法での矯正が正しい姿であるわけがあるはずもなく,
結局は本人の意思が続かなければ結果は同じになってしまうのは
過去の経験上,自分は,というか誰もが良く知っている。

それは確かに,いつの時代にもある,潜在的にかなり大きな市場なのだろうが,
きっといつまでも,その問題がなくなることはないのだろう。
「ジョギングが続けられるクスリ」が発売されるような時代が来るまでは。

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