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Last Update : Jul 29 2003 JST
特に関係のない画像
Photo : A Man Thinking Over.
以前に書いた,そこらへんのトピックです。まぁ,日記代わりみたいなものかも。


Jul 29 2003 [ We all have our musics ]

Link to : HOTWIRED JAPAN
 「どこからでも自分の音楽コレクションにアクセスできる『ミューズ・ネット』」


最近凹む事があった。だからちょっと気分がイラついていたのだろう。
道を歩いていてなんとなく,何でもいいから,とにかく叫びたい気分になった。
息を吸い,頭の中を空っぽにして,思いついたフレーズ―お気に入りの曲のサビ―を
思い切り大声で叫んでやろうとしたとき,そのフレーズがすぐ傍から聴こえてきた。
 「あ」
傍を通りがかった人が掛けていたヘッドフォン。
目が合うと,彼はばつが悪そうにすぐにボリュームを下げ,目を逸らした。

+++++++++++++++
しばらく経って,息を大きく吸った体勢で固まっていた体に気がつく。
先ほどの衝動はいつの間にか無くなっている。
叫びたい言葉が,聴きたい曲がそこに現れるというのは,
なかなかの快感だと思いながら,むしろ上機嫌でその場から歩き出す。

Jul 23 2003 [ 機械仕掛けのセカイ ]

Link to : HOTWIRED JAPAN「視力回復に向けて開発が進むバイオニック・アイ」

視力を失った。
この事実は,多くの時間をディスプレイの前で過ごす私にとって,あまりにも重かった。
幾つかの矯正も行った。ユニバーサルデザインの環境も一通り揃えた。
しかし,結局視力は戻らず,社会は本音として目の見えないものには厳しかった。
元の暮らしに戻るには,普通に暮らしていくには,どうしても「眼」が必要だと,
そう気付くのに,大した時間はかからなかった。
だから,私は「眼」を欲した。そして手に入れた。
複焦点のレンズを。受光素子を。人工網膜を
そして私は回復した。眼を失う前の,元通りの光景が,眼前に広がった。

ただ,今でも私は自問する。この光景は,果たして本物なのだろうか,と。
作り物の眼が映す映像は,作り物の世界ではないのか,と。

Jul 11 2003 [ 星の屑,宝石のカケラ ]

Link to : Nothing 「プラネテス,テレビアニメ化決定」

 「疲れたー。」
会社帰りの道,オヤジ臭い独り言を吐きながら,道端の自販機でコーラを買う。
近くの公園のブランコに座り,プルタブを開けて一気に喉に流し込む。
 「ふぅー。」
生き返る。
一息ついて,空き缶をゴミ箱に向かってシュート。…外れ。
恐らくは他にもシュートを外した奴がいるのだろう,
ゴミ箱付近にあるゴミの山に,また一つゴミが積み重なる。
傍から見て綺麗な光景ではないが,面倒くさいので掃除する気にもならず,
ゴミの事は気にせずに,ブランコに座ったまま,星々の瞬く夜空を見上げる。
 「空に輝く宝石,か。
やっぱ,あの中にはゴミだらけの星もあるんだろうな…。」
タコ型の宇宙人が,一生懸命ゴミを拾っている風景を思い浮かべる。
どうも滑稽だ。だが,足が8本あるのだ。きっと掃除も得意に違いない。

…立ち上がり,ゴミの山へ向かって歩き出す。
 「タコには負けてられんからな。」

Jul 01 2003 [ 盗賊のスタイル ]

Link to : BBC NEWS 「Japan's 'digital shoplifting' plague」

たまの休みの日,私は久しぶりに本屋へと足を運んだ。
別にすることがない時に,本の立ち読みというのは格好の時間つぶしだからだ。
大して興味のあるわけでもない,音楽やファッション,旅行の雑誌など,
とりとめもなくページを繰っていると,ふと,その中に興味を惹かれる記事があった。
さらりと読んでみる。内容を覚えようとしてみる。裏表紙をみて値段を確認する。
買う,と決断し,とりあえずその雑誌を脇に抱えて別の雑誌に手を伸ばした。
その時,隣に立っていた女性の行動が,偶然目に入った。

彼女は,さっき私が買おうと決めた雑誌の,その記事のページを読んでいた。
だが彼女は,記事を覚えるとか,買うかどうかを迷うかなどせず,
おもむろに携帯を取り出してそのページの写真を撮っていた。

何か私は酷く空しくなり,その雑誌を棚に戻した。

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