千畑町郷土資料館

千畑町



木立に囲まれ建つ




千畑町千屋一丈木の木立の中に白いしゃれた木造の洋館風の建築が建っている。建物は町の郷土資料館として使われているが、もとは町の小学校の校舎を昭和44年にこの場所に移築してきたものだ。

小学校の時とは環境が異なり趣は変わってしまっているとは思うが、この場所にもすっかりとけ込んでいるように感じられる。正面中央の張り出しが特徴的。この2階部分には手すりが残っており、もともとはバルコニーだったようで、当初建築後に増築したらしい。

この一丈木という場所は、集落としては現在は小学校、郵便局などの建物がまばらに建っているだけだが、千屋地区の中心部だったところであり、明治期にここから放射状に周辺へ伸びる6本の道路が計画的に作られた。道により両側に松、杉が植えられ、今や見上げるばかりの立派な大木になった並木が周辺に残され、当時の人々の開拓への熱意が伝わってくる。新・日本街路樹百景にも選ばれた美しい地区の一角に建物が静かに佇んでいる。


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