開設 2003/7/22

 柔らか〜い床との戦い

  

 Round 1  アイテム・・・御影石とSUS製

 オーディオアクセサリーのページにも書きましたが、引越しをした新しいリスニングルームは、ごく普通のフローリングなので、強度不足につきオーディオには不利です。特にスピーカーをベタ置きするとひどい音でした。

 取りあえずはSPの下に色々挟んでみると少しは改善されますが、充分ではありません。ドラムなどでは、床が共振してひどいモンです。もう一つ気になったのは、アンプのトランスから出る唸り音です。さすがにリスニングポジションからは聴こえませんが、CDプレイヤーの音質劣化の原因になりそうです。

 かと言って、以前のオンボロ一軒家とその後のマンションで使っていたコンクリートのドブ板を持ち出す気には到底なれず、そこで登場、お馴染みの御影石!!

 50cm×40cmの御影石を敷いて、スペーサー(インシュレーター)を色々実験、結局ステンレス製のM12サイズのナット「SUS製特殊加工品」等と偽って?!使用していました。ダルダルだった音に、高音のキレが出てきてシャキッとしてきました。それでも、打楽器が床に共振する事や、部屋を真っ暗にして聴いてみてもハッキリSPの位置がわかる音場感などまだまだ不満はいっぱいです。

 2003年3月の事で、ここまでがRound 1です。

 


  Round 2   新アイテム・・・パネコート合板とコルクシート    更新 2003/7/23

 そこへ出ましたスーパースワン。hamaさんからのお嫁入りです。メインSPのFE168ESをどけて鳴らしてみると、音色は良く知っているスワン系の特徴が窺えますし、音場感もFE168ESよりは良い...。

 しかぁ〜し!!、FE108ESUを奢ったスーパースワンの実力はこんなものでは無い筈。第一、自分のメインSPだって存分に鳴らせてはいないではないか。

 更に、G・WにK5さんの自宅兼事務所の新築オフに参加、RC造り3階建ての頑丈な床を味わってからはもうイケません。

 床をポコポコと叩きながら思案に明け暮れる毎日。その間、良い素材を求めてひたすらホームセンターを西へ東へ(正確には、自宅から西の方角には行ってませんでしたが。)さすらう日々。辛かった...

 オーディオ機器の下全面に敷く事で床の補強となるものが何か無いか? ラワン合板は安くて手っ取り早いが、ルックスイマイチ、強度はほどほど。石膏ボードは更に安くて、しかも重いがモロモロした感触がイヤだ...

 硬さだけなら木材でももっと硬いのが有りますが、床に密着しないとグワイ悪そう...適当なしなやかさも必要ではないか?

 オーディオ専用のボードは色々市販されていますが、価格がねぇ...。 それならローリング材を買うという手も有りかな? なんて事をウジウジ考え続けておりました。

  で、結局見つけたのが商品名「パネコート」、12mm厚のコンクリの型枠用サブロク合板ですが、何回も繰り返し使えるように片面に黄色い丈夫な塗装が施してあります。おかげで、表面硬度は塗装していないコンパネに比べて高いようです。それに、ルックスもまあまあ。厚みが12mmなので、強度としなやかさのバランスも良さそうです。 これなら、少々床の平面性に問題があっても馴染んでくれそうです。価格も1枚1,180円!! 車で持って帰るためと、設置場所に寸法を合わせるために、90cm×75cm2枚に切ってもらいました。

 早速ラックとSPの下にセット、「パネコート」の上を叩いてみるとコツコツ。イイ感じです。そこで試聴、圧倒的な音質改善!! 透明度向上、床鳴り減少、低音の締まり向上、アンプのトランスの唸り音も減少。特に音場感が向上しました。SPを意識する事が少なくなりました。

 これなら満足...ん? ちょっと待った。高音が抑えられて詰まったように聴こえます。何でじゃろ? どっかでSPの振動を遮断する必要があるのかな?

 で、持ち出したのが「コルクシート」。ゴムだと音が腑抜けになりそうだし、カーペットも弾力が強くて感触が良くない。適当かも知れません。60cm×45cm×1mmのを御影石の下に敷き込みました。すると、高音が伸び伸びとシャープになるではありませんか。 よっしゃあ!!

 かくして、柔らか〜〜い床との戦いの2ラウンド目は勝利を手にしたのであります。

 

※ スーパースワンを載せた様子

 


  Round 3   最終兵器・・・フラワーベース    更新 2003/8/1

  FE168ES機だけ聴いている分にはRound 2で問題無しなので、スーパースワンは暫くお休みさせていました。しかし、6月のオフ会でスーパースワンをコエフさん家に持ち込んで鳴らしてみたところ、何故か不調。コエフさんの八角獣の素晴らしい音を聴いてしまったせいか、とも思いましたが、それにしてはおかしすぎます。

 そこで、我が家でも本格的にスーパースワンを鳴らすべく、スピーカーに改造を加える事にしました。ヘッドの表面にエポキシ塗料を塗ってその上からラッカーで固めてみました。結果は大成功!! 中高音が実に透明にシャープに鳴ってくれます。こんな音聴いた事無い!! しかし、低音は少し箱鳴り気味でボンツキます。セッティングの基本はRound 2+SUSナットです。吸音材を使ってみたり、胴体のデッドスペースの砂を取り除いて砂粒鉛を入れたりしましたが、どうもしっくりしません。こうなりゃ、胴体もエポキシで固めようか、とも考えましたが、やはりセッティングを見直すべきと思い直して、再度セッティングにトライしました。

 その結果が上の写真です。SUSナットは止めて、0.2mm厚のゴムシートと鉛板をスペーサーとして、僅かに御影石から浮かせました。ボンツキはかなり減少音場感も向上宇多田ヒカルの「First Love」の例の電話の呼び出し音がなんと真横から聴こえます。これにはビックリ。これはやっぱり素晴らしいSPです。

 しかぁ〜し、低音のボンツキが少なくなったのは良い事ですし、量感タップリの低音が踊り出すように出てくるところはメインのFE168ES機を上回ってさえいるのですが、やはり低音の芯が頼りない。口径の限界か、はたまたFE108ESUにはスーパースワンと言えども箱が小さすぎるのか?  すべき事はやっぱりセッティングの見直しでしょう。

 という事で、更なる向上を目指して、再び柔らか〜〜い床に挑みました。今度の武器は、ご存知フラワーベースです。丈夫でありながら、そこそこ軽量。床が抜ける心配が少ないスグレモノです。長岡ファンなら、ラックの棚板に載せる事で有名ですね。ワタシは30cm×1mのものを4枚、近所のホームセンターに取り寄せてもらいました。

 これを、コンパネの上に敷いてみました。が、床が一部歪んでいるので、密着していない部分があるようです。取りあえずそのまま使ってみようと思い、中央にラックを載せ、SPの下には御影石+コルクシートでセッティングしました。

 音は、なぜか太めで甘め。これはいただけません。やはりコンパネとフラワーベースが密着していないとダメなのか?何か間に挟めば良いのか? 取りあえず手持ちの下地用カーペットを挟んでみる事にしました。

 再び試聴。随分スッキリしてきました。特に音の立ち上がりが良くなり、カッツーンとしたアタックが冴えます。しかし、何故か音場感は後退。ウタダの例の電話の呼び出し音は、真横ではなく左SPに近寄っていってしまいました。

それに、スッキリしたとは言え、音はまだ太めに感じられます。硬い板を敷くのはデメリットも大きいのか?

 とにかく、このままでは満足できません。今回は手痛い敗北を喫してしまいました。

 

 写真撮っておくのを忘れてしまいました。すみません。

 


 

 Round 4   パネコート合板の逆襲    更新 2003/8/2

 床の上に何かを敷いて、防振と補強をしようとする場合、敷いた板と床とが密着していないと効果が無いばかりか、逆効果にすらなってしまう。これは間違いないところです。敷く板の素材は当然硬いほうが良いのですが、同時に床と密着する為のしなやかさも持ち合わせている必要があります。そんな素材が有るわけ無い!! (近いモノとしては、珪酸カルシウム板かな?)取りあえずは、薄手の合板を重ねていく方法が、コスト面も併せて現実的な選択となってしまうわけです。

 というワケで、再びパネコート合板です。もう一枚買って、70cm×80cmと70cm×100cmに切ってもらって、今敷いているパネコート合板の上に、70cm×180cmになるように敷きました。その上はいつも通りのセッティングです。つまり、パネコート合板の2枚重ねです。

  この状態で試聴。パネコート合板1枚に比べると、全体に力強さが増してスケール感があります。音場感もよく、これなら不満はありません、と言いたいところですが、一旦フラワーベースの立ち上がりの良さを味わってしまったからには、もう少し何とかしたいと思うのは当然の事であります。

 で、御影石の下のコルクシートを取り去って、Pタイル(東リ製 90円/枚。安い!!)を挟んでみました。中高音の輪郭が鮮明。結構イイカンジです。パネコート1枚だけだとコルクシートの効果は絶大ですが、パネコート2枚重ねの場合は無い方が良いみたいです。Pタイルを挟まなくっても、コルクシートを取るだけで良かったのかも知れませんが...

 何にしても、Round 2よりも確実に音質は向上しており、今回は勝ちです。

  

写真撮った筈が見当たらない...。今回も画像なしです。すみません。

 


  Round 5   フラワーベースの復讐    更新 2003/8/12

 上記の対策により、パネコート合板の2枚重ねでほぼ満足なのですが、やっぱりフラワーベースカチンとした立ち上がりが恋しいのです。前回うまく行かなかったのは、フラワーベースと下のパネコート合板が密着せず、おまけにガタもあったからではないか、と考えました。そこで、密着は無理でも、最低限ガタだけは無いようにしてみる事にしました。

 それと、パネコート合板との間に敷いた下地用カーペットが厚すぎるようなので、今度は薄手で硬めクッションフロアを使ってみる事にします。通常の切り売りのクッションフロアは、厚さが1.5〜2mm位有りますが、近所のホームセンターで1帖用の安物を見つけました。柄は木目柄です。これは厚さが1mm位で、しかも硬めなので良さそうです。

 で、エッチラオッチラ再びセッティング。フラワーベースのガタは、0.3mm厚の鉛板を数枚重ねたものをスペーサーに使用して解決。密着度は相変わらずですが、ガタは前回よりかなり減少したようです。フラワーベースと御影石の間にはPタイル。少なくとも、マイナスにはならないだろうとの判断です。

 捲土重来、いよいよ試聴です。パネコート合板2枚に比べて大きく違うという事はありませんが、立ち上がりはやっぱりこっちの方が良い!! ウタダの電話の呼び出し音はほぼ真横から聞こえますので、音場感は問題ありません。きめ細かさはパネコート合板の方があるような気がしないでもないので、フラワーベースの材質である、押し出しコンクリの響きが音に乗っている可能性は否定できませんが、全体としては前Roundに劣るという事はありません。暫くはこれで行こう!!

 という事で、この5連戦は勝利で最後を飾ることができました。ありがとう。

またいつか気が向いたら、再び戦いに身を投じる事になるかもしれませんが、それまでの間しばし休息を取ることにします。そして、柔らか〜い床の野郎の息の根を止めるまで戦い抜くのだ!!

 

セッティングの様子。フラワーベースの下に挟まっているのが、安物のクッションフロア。

 


 試聴用CDソフトについて

  試聴用には色々なソフトを適当に使っていますが、割と最近良く使っているCDを紹介しておきます。

 

これは録音が良いのか?と思われるかも知れませんが、そうではなくて自分が聴きたいから

使っているだけです。もちろん、この他の長岡系ソフトやナツメロも使いますよ。

 

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