開設 2004/2/6

床...それは永遠のラビリンス

  

  ブレイク・スルー?   更新 2004/2/25 ( 2004/4/9 ナットサイズの誤記訂正 )

 前回、御影石の音の鮮明さを改めて実感致しましたが、しかし鳴きが残っています。ふとシステムの傍らにADプレイヤーの下に敷くつもりで買ったけれど、効果がイマイチなので放り出してあった、30×40×3cmの御影石2枚に目が留まりました。2枚重ねて置いてあったその上から叩いてみると、コツコツと締まった音がします。1枚だけにして叩くと、「コーン」と響きますこれだ!!急いでSPのセッティング変更。45×50×3cmの御影石を敷いてその上に30×40×3cmの御影石を載せます。この石は真ん中が僅かに膨らんでいるので、四隅にゴムシートを適宜挟んでガタとスリップを防止。その上にナットを挟んでSPをセットしました。SPの底面は27.6×44cmありますので、奥行き方向にはみ出してしまいますが、まあ仕方ないでしょう。

 音は、全体に引き締まって力がつく感じです。御影石の鳴きもほとんど感じられません。ひょっとすると、コンクリよりも良いかも知れません。

 しかし、確実にすべての面でコンクリを上回っている、と言い切れる程でもありません。

 

 さあ、どうしましょ?

 溺れる者はワラをも掴む、というワケで、遂にあのタングステンシート「WS50」を購入してしまいました。

 昨年の新居オフ会の際に炭山アキラさんが持ってきてくださったので、効果が有りそうな素材である事はわかっておりましたが、こういうアイテムはまず基本的にセッティングをある程度固めてから、その上で不満が残る場合に使ってみるべき、と考えておりましたので、今まで購入してなかったのです。

 

 もうひとつのキッカケは、オフ会でした。今の音が、他の人が聴いてもワタシの感じているような甘め太めであるのかどうか?という確認作業を行い、現状打開に役立てようという魂胆です。自分ひとりで色々いじっている内に、段々自分の基準がズレていく可能性が有るからです。それを校正するのに、人様のシステムを聴かせて頂き、また自分のシステムを聴いていただいて頂戴した意見を利用しようという事です。

 その際に、このタングステンシートを試してみて、どう活用すべきかを考えよう、と企んだのでした。

 

 さて、当日の参加者はコエフさん、まことさん、koyamaさんです。前半はまことさん宅で「D−37」(改)を拝聴。  ご当人は低音がもやつくと仰るけれど、言われてみればそう思えなくはないけれど、自分ちの柔らか〜い床がもたらすサウンドに慣れた耳には充分スッキリ、ダイナミックに聴こえます。

 

 その後、場所を拙宅に移してまずはコンクリ板セッティングを聴いていただきました。皆さんのご感想は、やっぱり低音フトメ、ボンツキもひどい。

 それなら、とセッティング変更。45×50×3cmの御影石を敷いてその上に30×40×3cmの御影石を載せた上にスピーカーをセット。やっぱりこちらの方が評判はよろしいようで。とは言うものの、やはり耳の肥えた方々にとってはボンツキが気になるレベルのようです。

 

 そこで、遂に登場!! タングステンシート「WS50」。5cm角を4等分したのを、スピーカーの下に直接挟みこみます。SUSナットのようなウサン臭い物を排除できるかもしれません。コエフさんの、「ナットを挟もう。」という声にも耳を貸さずに、セッティングしました。すみません。

 結果、一同「今までの中ではこれが一番イイ!!」との事。センターから外れた位置で聴いていたワタシの耳にも、瞬時にボンツキが大幅に低減された事がよくわかりました。(ホントは、これの前に実験したホーン開口に御影石を立てかけて塞いだ状態がイチバン良かったんですけど、かなり抵抗感が強いのでヤメました。)

 

 と、ここまでで時間切れ。この日はお開きと相成りました。タングステンシート、なかなかあなどれないアイテムのようです。

 

 というワケで、その翌日に昨日のSPセッティングでじっくり、ではなくて、欧陽菲菲と尾崎紀世彦をちょろっと聴いてみると唖然!! 透明度と分解能が良くなってはいるのですが、ワタシ基準では全体に甘め太め。 こりゃイカンわい、としばし思案。タングステンシートの上にSUSナットを挟んでセット。

  これで聴いてみると、こりゃエエわいタングステンシート無しでナットだけだと低音はぐっと締まって良いのですが、中高音はやや御影石の鳴きっぽさが付いてまわります。 タングステンシートにナットだと、低音のボンつきはやや残りますが、重心が低くてエネルギー感が凄く出てきます。中高音も透明度が上がって上々。 昨日この音が出ていれば...コエフさんの言う事を素直に実行していれば、と反省しきりであります。

 

 後は、ナットだけの時のような低音の締まりをどう出すか、という問題です。タングステンシートは、基本的に切れが凄いのですが、ごく僅かにゴム質の様な甘さが出る時があるのが原因かもしれません。

 

 M16ナット接触面積は2cuぐらいなので、もう少し大きい方が良いのかな?

 という事で、ナット25Φ×20mmの真鍮に交換。タングステンシートは下分解能は更に上がったような気がするような、しないような。その代わり、低音の馬力は後退したような、しないような。でも、低音の締まりは良くなったような、そうでもないような。 中高音も、かつて聴いたことの無い分解能とキレを見せてくれるのですが、やや音が死にかけているような気がしないでもないような気が。この辺の判断は難しいです。

  で、ナットをM10に変更してタングステン使用。これは良かった。M16の時に感じていた若干のゴムっぽさが無くなって、キレが更に向上。 どうやら、ウチの環境ではSPとの接触面積の影響がかなり大きいようです。

 

ちなみに接触面積は、

  タングステン単体 : 6.25cu

  M16ナット     :   2cu

  M10ナット     :   1cu

 

 ウチの場合、M10ナット単体では力無くM16ナット単体では中高音は良い低音スカスカタングステン単体では全体にボテボテタングステンを使用して、スピーカーとの接触面積を小さくするのが良いようです。

 

 何にせよ、御影石二枚重ねにタングステンシートという強力な武器を得て、これまでよりも格段の音質向上を果たすことができました。とにかく、何を聴いてもスカッとヌケが良いです。森田童子ギターの切れ、古楽の「カルミナ・ブラーナ」生々しさ「カンターテ・ドミノ」エステル・ラマンディエ深々としたホールエコー、いずれも素晴らしい鳴りっぷりです。旧宅マンションの音を遥かに凌駕しています。ボンツキもほとんど気にならない

 惜しむらくは、低音が少し軽い事です。それなりにエネルギー感はありますが、やや上ずったように聴こえるのが難点。うーーーん、この家ではこれが限界なのかなぁ?

 いずれにしても、タングステンシートには低音を引き締めつつ馬力が出てくるという効果があるようです。このアイテムは、床対策にブレイクスルーをもたらしてくれました。感謝!!

 

 

 御影石2枚重ねにタングテンシート。スピーカーとの間には0.2mm厚ゴムシート。

 


 

  或る提案     更新 2004/4/9

 

  2004年の正月休みも後半に差し掛かった頃、OSAMUさんという方から、床の振動対策のご提案を頂きました。少し前に他の掲示板でそのクォリティの高さで話題になった、ピアノフィニッシュのモアイネッシーJr.ESをご使用の方です。

 ご提案とは、「システムより二回り大きく床に囲いを作り(高さ 10cm)ビニールを敷き(防水のため)大小色々な砂利を入れました。(50kg位になりました) そしてここに水で薄めた白い木工ボンドをたっぷりジョウロでかけてやり、固まるまでに石とかコンクリの板を載せ(水準器で水平に) ました。この上にシステムをセットします。これでハードでありながら適度な内部損失を持った 床の出来上がりです。スピーカーも全域こもらず、アナログプレイヤーもインシュレーター要らずです。」というものでした。

 

 うん、これはイケそう!! そう直感したワタシは、居ても立てもたまらず、翌日にはホームセンターで砂利を一杯に詰め込んだ土嚢袋を手にしていました。 砂利を木工用ボンドで固めるのは、失敗した場合に後始末に困りそうなので、取りあえず砂利を敷くだけにしておいて、感触を確かめた後に実行するかどうか考える事にしました。 5cm幅に切ったMDFで枠を作り、床(コンパネ)の上には0.1mm厚の塩ビシートを敷きます。そこに砂利を厚さ3cmぐらいに敷き詰めます。OSAMUさんは1〜3cmぐらいの砂利を10cmぐらいの厚さで敷かれたそうですが、こちらは床との強度の兼合いもあるので、3cmぐらいでガマンです。ただ、砂利のサイズは5〜10mmぐらいなので、もう少し小さい方が良かったかも知れません。 購入した砂利は多少湿っていましたので、砂利の上に以前買った安物の薄いフロアーシートとPタイルを敷いて、その上に機器をセットしました。

 

  さて、その成果は...全体に透明度が上がり、いかにも良質のインシュレーターを使った時のような音質です。床に共振していたアンプの唸りも、ピタリと止まりました。 しかし、中低音は太く甘く、ボンつくようになってしまいました。スピーカー下の御影石を叩いてみると、ボーーンと尾を引くような共振音がします。 。 OSAMUさんのお話によりますと、やはりボンドを使うかどうかでかなり効果が違うとの事です。更に、機器の下のコンクリ板や、御影石等と一緒に固めてしまうのがポイントだとの事。

 

  うーーーん......ボンド固めに踏み切るべきかどうか..... 数日間考えに考え抜いた挙句、涙を呑んで撤退する事にしました。

 

  理由は、

1.原状復帰が難しくなる。と言うより、原状復帰させた時にボンドで固めた砂利の処分に困る

2.ここまで大掛かりな作業に発展すると、所定の効果を是が非とも得る必要があり、そのためには砂利の

厚みも含めて原案に忠実な対策としなければならない。そうすると、床の耐荷重が限界を超える可能性が高い

3.真冬のこの季節は、寒くてボンドが固まるのに時間がかかりそう

 

うーーーーん.....先程から唸ってばかりですが、実に惜しい。後ろ髪を引かれる思いです。 OSAMUさん、今回は実行を見送りさせていただきましたが、面白いアイディアのご提供、どうもありがとうございました。

 

警告:この方法は、部屋を傷める危険性がございます。また、床の強度にも注意が必要です。この方法を試される方は、よくよくご注意の上、自己責任で実行してください。何らかの問題が生じましても、当方並びに発案者は一切の責任を負いません。 特に、賃貸住宅では取り返しのつかない事にもなりかねませんので、絶対に真似をなさらないで下さい。(現に、私も実行を中止しております。)

合板などで丈夫な木箱を作り、その中に砂利を詰めて木工用ボンドで固める方法なら、床のダンプ効果では劣るかも知れませんが家を痛める危険性は少ないと思います。(くれぐれも重量にはご注意を。)

 


    

    再び迷走へ...     更新 2004/4/9

   

 前回、涙を呑んで砂利床から元のフラワーボードに戻しましたが、何故か以前より音がスッキリしません。一度砂利床のもたらす透明な音を耳にしてしまったからでしょうか?御影石二枚重ねにタングステンシート、M8ナットという構成は同じなのですが。

 

 砂利の木工用ボンド固めに代わる有効な対策として考えられるのは、御影石を厚めのものに変える事ぐらいでしょうか。ネット通販で買えるものとしては、現在使用中の45×50×3cmの厚み違いで5cmというものがあります。以前マンションで使っていたコンクリ板6cm(一部5cm)厚ですので、最低このぐらいの厚みは必要でしょう。

 しかし、お値段は結構張ります。もしこれを買って良い結果が得られなかったら、泣くに泣けません。

 

 で、ホームセンターに行ってみると、45cmのコンクリート製会所のフタがありました。サイズは実測で47cm角×5cm厚ぐらいです。ネット上でも、これをCDプレイヤーの下にフラワーボードなどと組み合わせて好結果を得られている方がおられるようです。なんと言っても、一番の魅力はお値段で、1枚ナント598円!!

 

 しかし、叩いてみるとコンクリ特有の音がしますし、平面性はあまり良くない

 でも値段が値段ですので、取りあえず安いこちらを買って試してみて、結果が良ければ5cm厚の御影石をドーーンと購入しても良いかも知れません。

 でも、やっぱりコンクリの鳴きと平面性が気になる...優柔不断なワタシは毎週ホームセンターに通いづめ、雪がチラつく真冬の寒空の下、売り場のコンクリ板を左手中指の第二関節でコツコツとどツキまくってはボーッと立ちすくむ日々を送りました。寒かった...辛かった...指が痛かった...そしてようやく決断しました。中途半端に悩むよりは、始めから思い切った投資をしよう!! 

 

 結局、木枠に頑丈にくくりつけられた5cm厚の御影石が我が家にやってきたのは、1月中旬のことでありました。あの効果が有るんだか逆効果なんだかよくわからないフラワーボードを撤去、スピーカー下に届いた御影石を敷きました。ブ厚い御影石はとても壮観です。

 

 しかし、音は...30×30×6cmコンクリ2枚並べと同様。ガッチリしましたが、太め音場の狭さが印象的。50mmと言えども、これ1枚敷いただけでは音が良くない。石の厚みが50mmあっても、振動は厚みだけでは抑制できない、との知見が得られました。

 

 で、その45×50×5cmの御影石の下に45×50×3cmの御影石を敷いて2枚重ねとする事によって、音は改善。まだ僅かに甘さが残りますが、切れ味バツグン。でも、入念にセッティングしたフラワーベース+45×50×3cmの御影石+30×40×3cmの御影石2枚重ねとは、そんなに違いません。投入したコストの分だけの差が有るのか?

 

 結局、めでたくフラワーベース2度目の復活!! フラワーベースをガタの無いように入念にセッティング。ラックの下は、今までSPの下に使っていた45×50×3cmの御影石を2枚並べ、SPの下は45×50×5cmの御影石1枚だけ。

 音は、うーーん? まだまだダメ。御影石を叩くとボォーーーン...

 

 そこで、30×40×3cmの御影石再度登場。45×50×5cmの御影石の上に載せて、SPをセット。これでコチコチ

 これですよ、この音これでまあまあ。でも、御影石をゴツくする前とあんまり変わらない... じっくり聴き直すと、やっぱりイマイチです。砂利を試す前よりも悪くなっているような気がするんですが、なんで?

 

 理由

 1.SPコードの端末をしっかり接続し直した影響。 コードの芯線がきっちり端子に接触していない状態だと低音が痩せるので、それでたまたまバランスが取れていた

 

 2.SP由来説。 ワタシのFE168ESバックロードから、本来の音が出てしまった。マンション時代は、たまたま何かの理由でバランスが取れていた。現状でスーパースワンを聴いてみるとどうなのかしら?

 

 3.部屋のクセ説 200HZと60HZ付近のステキな盛り上がりのせい?これは可能性大。でも、SPが変わると消滅する可能性も有り...スーパースワンを測定してみるとどうかしら?

 

 4.Pタイルを取っ払ったので、音が悪くなった。 フラワーベースと御影石との間のPタイルを今は外しています。これって意外と効いているのかも。

 

 5.御影石のキャラクター説。 30cm角×6cmのコンクリ板より45×50×3cmの御影石の音の方が良かったので、御影石をゴツくしたら両方のメリットが出ると考えたんですが、ブ厚すぎても固有のキャラが出る?そう言えば、CDプレイヤー下の御影石も通販のに替えたら、低音がやや膨らみがちになりました。アンプ下の御影石も、どちらかというとその傾向が見られます。ウチの環境との相性?5cm厚の石よりも、3cm厚を2枚重ねにした方が叩いたときの鳴きが少なくなるのは確かです。

 

 

 うーーーん、どうしよう...M10のナットを、M8ぐらいに小さくしてみようか?

 


   

   果てしなく流離い、彷徨い...     更新 2004/4/18

  

 SUS製M8ナットを日本橋の某店で、1袋20個入り280円でゲット。早速M10ナットと交換。

 で、音はソコソコのバランスになりました。でも、低音のカタさは良いのですが、高音の切れと繊細感はどうかしら?と言うワケで、またまたどっこいしょとPタイル御影石とフラワーボードの間に敷きました。で、繊細感復活!! 以前のソコソコな音になりました。

 しかし?!低音のカドが取れてややマイルドに...Pタイルは一長一短のようです。結局、どっちがイイのかよくわからない...

 

 とは言うものの、ここいらでごーじゃすな御影石固めの結論を出さねばなりません。

 結局、50mm厚+30mm厚小型御影石2枚重ねはウチの環境には合いませんでした。低音ガッチリ、余分な音少なくて力強いのは良いのですが、中低音厚め太め、ボーカルのヌケが悪く、音場もセンターに集中する傾向です。

 

 で、元の30mm厚+30mm厚小型御影石2枚重ねに戻してみると、こちらの方が低音は軽くなるもののハイスピードで散乱する感じです。厚すぎる石は振動を溜め込んでしまうし、一旦振動したら止まりにくいのでキャラクターが付いてしまうのかも知れません。ひょっとすると、逆に30mmの石の鳴きが効果的に働いて、薄い方が音が良く聴こえるのかもしれません。とにかく、今回はウチの住宅ローンの元金10日分という巨額を投じたのですが、良い結果が出せず残念です。

 

 でも、やっぱり低音の力感と全体の立ち上がりがイマイチ気に入らない。

 改めて設置状態を良く観察すると、御影石が2枚重ねになっている箇所を叩くとコチンコチン。厚さ5cmの御影石に厚さ3cmの御影石を載せたときは、更にカチカチ

 しかし、2枚重ねになっていない箇所(スピーカーが載らない箇所)を叩くと、5cmの石でも3cmの石でもボンボンした音がします。

 

 そこで、30mm厚+30mm厚小型御影石2枚重ねの、2枚重ねになっていない部分5cm厚の御影石を立てると、そのボンボンが消え失せて、見事カチカチ。すると音は、低音の力感が出たボーカル僅かにフトメ、というものになりました。

 

 

 

 推測ですが、立ち上がりと力感の向上は

 1.SP設置場所の重量アップ

 2.下側の石の共振の減少

と思われ、ボーカルフトメの原因は、

 1.部屋のクセによる250HZ付近のピークが、低音に力感がつくことによって強調されて聴こえた。

 2.重量が床の強度に対して重すぎるため、かえってSPの振動が床に伝わりやすくなって音が濁る。(床に対してスピーカー(石込み)の重量が重すぎるとスピーカーの共振を床の強度で抑えることができない。逆に軽すぎると床の共振がスピーカーに伝わる。スピーカーの重量と床の強度のバランスがうまく取れていないと良くないのではないか?

と、考える次第であります。

 

 そこで、これを検証するために45×50×5cmの御影石の上に同寸法の3cm厚御影石を載せてみました。しかし、この2枚は表面の真ん中が厚くなっていて、中央部のみ接触しているような状態です。四隅に最低限の0.2mm厚ゴムシートを挟んで落ち着かせましたが、それでも外周部は密着していないので叩くとボンボン鳴ります。

 この状態での音は、あっと驚く立ち上がりの良さ、ボンツキ皆無の低音&ボーカルスバラシイ!! 

 

 でも、どこかしっくりしません。以前と何処が違うのか?45×50×5cmの御影石の上に30×40×3cmの御影石とも音が違うのはナゼか?

 

 理由1.上側の御影石(45×50×3cm)の共振説

上側の石は前述のように密着していないので、共振して高音に響きがついて低域をマスクしている。

 理由2.接触面積の小さい事が原因説

上の石と下の石の接触面積が小さいので、SPに小さなインシュレーターを使ったときと同様の音質傾向になった。(30×40×3cmの石よりも接触面積が少ない可能性大)

 理由3.上の石のスリップ&ガタ止め影響説

今回は、上の石のガタ止めを入念にしなかった。ボンツキが無かった年末に比べて最近は念入りにスペーサーを挟んでガタを取っていた。その場合、石を叩くとコチコチではあっても実は中央が浮いていて、それが原因で低音がボンついた。今回は中央部だけは確実に接触している。

 

 というところでしょうか。これを実証するには、上の石を、下側の石の共振を抑えるのに支障が無い程度に小さいもの(例えば35×45×3cm)に替え、且つ接触面積を上げて上側の石を共振しにくくすればイイかも。

 

 で、今出ている この音が、果たしてフラットバランス(単純なf特測定ではワカラン。)なのか、それとも低音不足なのか?段々自分の判断力に疑問が生じてきましたので、定評のある3万円クラスのヘッドフォンと比べてみました。 すると、ヘッドフォンがまるっきり低音不足に聴こえます。ヘッドフォンが壊れたのか? それともやっぱりワタシの感覚がズレているのか?.....ワタシはこの1年間、一体何と戦ってきたのだろうか?


 

   セッティング中毒     更新 2004/4/25

 余計な悩みを増やしつつ、またもやセッティング変更。御影石を上下入れ替えて、45×50×3cmの御影石の上に同寸法の5cm厚御影石としました。タングステンシートを敷いてM10のSUSナット前2点、後ろ1点の3点支持。4点支持にすると、同じセッティングなのに低音がボンつく事があったり無かったりするのは、エエ加減なSPの底板のせいでナットに均等な荷重がかかっておらず、不安定な3本足のような状態になっていたせいのようです。

 4点支持の場合、もちろんスペーサーを挟んでガタを取るのですが、一見安定しているようでも実は脚の1本は接触しているだけという場合があるようです。前後方向はともかく、左右は均等に荷重が掛かっていないと具合が悪いのではないかしら? で、左右のフラツキには多少不安はありますが、潔く3点支持に変更。但し、後ろ1点は正確に中央を支持しないとイケません。

 50mm厚の御影石は音がドロドロすると思っていたのですが、この状態での音はそんな事はありません。ただ、オンマイクのボーカルはやや胴間声。やれやれ。

 

 そこで、M8ナットに交換。すると、全体に引き締まったものの、低音感が物足りないと感じたのでした。低音に力がつくと、部屋のクセである250HZ付近のピークが耳に付く。逆に、低音に力が無いとピークが感じられない、という現象もありますので、結局今の音はイイのかワルいのか?という疑問がふつふつと。ヘッドフォンと比較しても、良くわからない...

 

 今度はナットを外してタングステンシートだけにしてみるか?これはイマイチでした。よって、M8のSUSナットに決定!!低音がやや頼りなく聴こえるのは、CDプレイヤーの下の「AT682」を外してタングステンシートだけにすれば、ハイ上がり傾向が落ち着いて低音の量感が出てくるのかも知れません。「AT682」は単独で使った方が良いのかも?その代わり、中高音が寂しくなったらどうしよう?

 と言いながらも、現状では鮮烈で透明な中高音、引き締った低音ボーカルや弦のしっとりした感じは出ませんが、かなり狙った音に近いところまで来ました。旧マンションではうまく鳴らなかったソフトも生き生きと鳴ります。ローエンドの締まりや200Hz〜250Hzの癖はもう一息ですが、取りあえずこれで満足感は高いです。ほほほ。 

 

 

  しかし、この音が好みか?と訊かれると、うーーーん??? スカッとした音になったのは良いのですが、ちょっと低音の量感不足。締まりすぎて、オケのグランカッサがずっこけてます。ボーカルも、今度はやせぎすに聴こえてしまいます。

 それと、SPの位置が高くなりすぎた為にリスニングチェア(近所のリサイクルショップで500円!!)を買い替えたら、今までは耳の高さがフルレンジの上端だったのがツイータの下端に位置するようになりました。そうすると、上記の傾向が更に顕著に

 で、3点支持M8のSUSナットを、M10にサイズアップ。更に、限りなく3点支持に近い4点支持(上から見るとハの字型)に変更。僅かにフラツキ気味だったのが、ガッチリセッティングに。これで中高音のヌケの良さはそのままに、低音の力と厚みが出てきましたパワフル!!やっほーっ!!

 しかぁ〜し、ボーカルが僅かに胴間声...(この項最初に戻る。)

 それで、またM8ナット3点支持に戻しました。コッチの方がボーカルが若々しい...(前項頭に戻る。

 

 しかし、一体どっちが良いのか判断が全くできません。おかげで、CD毎にナットをM10に変えたり、再びM8に戻したり... 1日3回はナットを交換する有様となってしまいました。ナットを交換しないと精神的に落ち着きません3日間スピーカーを持ち上げないときは、気がおかしくなってしまいそうでした。もはやセッティング中毒です。寝ても覚めても気になるのはナットの大きさの事ばかり

 

 満足のいくセッティングを求めて流離い続け、出口が見えたかと思うと、すぐに辺りが深い深い霧に包まれ、茫漠としてその行く手が見えない...

 この迷路から抜け出ようと、片手で石やらコンクリやらを 持ち上げ続けた結果、右膝に痛みが走り、時折腰も痛むようになってしまった。それに、 左手中指の第2関節も痛い... 御影石をどつきまくったり、ホームセンターで品定めのためにコンクリ板を叩きまくったせい。 ...

 

 果たして、ワタシは今まで一体何と戦ってきたのだろうか? 出口らしきものが見えたような気がしたが、 それは 本当に出口だったろうか? 新たな迷路への入り口が、またしてもその禍々しい暗闇にワタシを引きずりこむべく、虎視眈々と邪悪な意思を以って口を開けているのではないだろうか?  

 

 進むべくか、退くべきか、床のラビリンスの真の恐ろしさを目の前にした今、決断の時は否応無しに迫っていたのであった。


  この項終わり 

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