自作電源ケーブルの世界 開設 2005年12月31日
電源ケーブルで音が変わる? そんなバカな!! 有り得なーーい。 でも、せっかく電源ケーブルが交換できるCDプレイヤーを入手したんだから、 試してみましょ。それもヒンソーな自作で。 |
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1.能書き |
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どういうワケだか うっかり落札しちゃったCDプレイヤーのVRDS−25XS、ポンとセッティングしてそのまま鳴らしてみたところ、全てのファクターでDCD−S10を上回っているとは感じられませんでした。特に中高域の厚く輝かしい切れの良さはDCD−S10の方が上のように思います。VRDS−25XSの鋼のように強靭な低音と繊細感に、厚みと豪快さが加わったら文句無しなんですけど。
取りあえずセッティングを見直し。ピンポイントの脚の受け皿をテクニカコインとか鉛など、色々替えてみました。が、それぞれ音に個性は出るものの、基本的なクオリティに差はありません。強いて言えば、受け皿無しで直接御影石に載せた方が心持ちイイかもしんない、という程度。
そこで、セッティングはオリジナルの受け皿でそのまま使用する事にして、電源ケーブルを交換してみることにしました。 さて、何にするか? 市販品は、お値段が数千円から上は10万円異常、もとい10万円以上まで百花繚乱。
やっぱり長岡御用達プレイヤー用としては、3.5スケキャブタイヤ使用の自作。取りあえずコレしかないでしょう。 丁度SPコードの余りものが手元にあるので、それにプラグとIECコネクターを取り付ければカンタンです。 実は以前に、電源ケーブルが交換できないアンプ(AU−907XR)なんだけれども、ケーブルを交換してみたくて3.5スケキャブタイヤの一端に松下のホスピタルグレードプラグ、もう一端に防水プラグを取り付けた電源ケーブルを作ってあったのです。勿論、例のSFチューブも使用しています。 これをAU−907XRのACアウトレットに差し込んで使ってみたのですが、音は???。ぶよぶよした感触になったので元に戻していました。 今回はこのケーブルを転用することにして、プラグとコネクターは新規に購入する事にしました。とは言っても、特別高価なものを使用するつもりはさらさらございません。比較的安価なものをチョイス。
プラグ : 明工社 ME2573 コネクター : フルテック FI−15EG
というベーシックな組み合わせ。〆て4000円チョット。プラグはともかく、コネクターって高いのね。SFチューブは手持ちのものをそのまま使用。
で、長岡記事を読みながら製作。もちろんラチェットドライバーも使ってチョチョイのチョチョイと作業完了。
さて、音は・・・付属ケーブルとはガラリと変わって、図太い中低音がたっぷりゆったり。分解能が向上して音場も広くなったようです。これはスゲエや!! いや、待てよ、喜ぶのはまだ早い。中高域がニブくなっていないか? 何度か付属ケーブルと差し替えて確認。やっぱり明らかに今回の自作ケーブルはスピード感が劣ります。これはイカン!! かつて2.6ΦFケーブルの自作ピンケーブルで味わった挫折感がヒタヒタと押し寄せてきました。
そこで線材を検討。3.5スケはやっぱり太すぎるのではないか? かと言って2スケのキャブタイヤでは、エソテリックと銘打たれたOFC2スケの良質な付属ケーブルを上回るのは、どう考えても困難な事に違いありません。市販の高価な線材を使ったところで導体面積が変わらなければ、キャラクターの違いはあっても圧倒的なクオリティアップに繋がるとは考え難いのです。 つまるところ、大きな導体面積がもたらす中低域の力強さを生かしつつ、中高域の繊細感とスピード感を両立させる方向でなければ、自作ケーブルに未来はありません。
で、2スケ4芯をテスト。付属ケーブルと比較して、極端なバランス変化は無く、繊細感まあまあ、中低域は力強い。 しかし、全体にヌケが悪く、寸詰まりなカンジ。
お次は3.5スケ3芯(但しアースは接続せず、2芯のみ使用)。2芯よりも重量があることがプラスにならないか、と考えて試してみたものの、音質傾向は3.5スケ2芯と同様でした。
やはり3.5スケでは太すぎるのか? いやいやしかし長岡先生絶賛のケーブルが悪いワケが無い、とケーブルを眺めながらしばし逡巡。 ハタと気が付きました。SFチューブとケーブルの密着性がイマイチなんではないかいな?と。このポリエステルの網組み、使ってるヒトは多いけれど、細いケーブルに太いFLチューブを被せたりなんかして、ブカブカで使ってるケースが多いのですが、密着していないと効果ゼロなのは以前に確認済みです。
そこで思い出しました。2.6ΦFケーブルでラインケーブルの自作に狂っていたときに使ってみたコイルチューブを。コンピュータの配線をまとめたりするのに使うヤツです。これを引っ張り出してウネウネとSFチューブの上から巻きつけ、ところどころ絶縁アセテートテープで固定。
なんかキモチワルい仕上がり。
早速試聴。おっ!! これは随分切れ込みが向上。ナカナカいけそうな予感です。しかし、まだまだ締まりは不足。もっと強力に締め付ける必要が有りそうです。 で、ぎゅぎゅっとコイルチューブの上からしごいたり引っ張ったりして締め付けてみました。すると、音は少し良くなった気が。でもまだまだ満足できません。もっともっとアホほど締め付けなきゃイカンのか?
ちなみに、CDプレイヤー付属ケーブルにもコイルチューブを巻きつけて(SFチューブは無し)、ぎゅっと締め付けて聴いてみましたが、うーーーん??? 音が良くなったような、変わらないような... これでも被覆に跡が付く程締め付けたのですが、元々このケーブルの外皮は硬めなので効果が無いのかもしれません。
ともかく、コイルチューブでもっともっともっと強力に締め付ける方法は無いものか...
で、閃いたのが名付けて、『AFCG構造』です。
ケーブルをアシでふんづけてコイルチューブでぎゅっっの略。
これによって、音は一変!! 付属ケーブル並の繊細感に、3.5muの導体面積がもたらす力強さをプラス。透明で情報量がやたらに多く、音場も広大。ボーカルは若々しく、低音楽器も締りが良い。元の3.5スケキャブタイヤと同じケーブルとは思えません。 ワタシのオーディオ歴28年の中でも、最大の発明のひとつに数えられます!! 実用新案を出願しようかしら?
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2.AFCG構造の効能書き |
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@発明の名称 本発明を、「AFCG構造」と称する。また、同様の構造とする為の加工を「AFCG加工」と称する。
A発明の目的 本発明は、長岡流オーディオにしばしば用いられる「電力用キャブタイヤケーブル」の音質改善を目的とする。
B発明の概要 従来の長岡式自作電源ケーブルには、「電力用キャブタイヤケーブル」の外皮を「FLチューブ」または「SFチューブ」等のポリエステル製網組みで被覆したものが用いられてきた。 しかし、電源ケーブルやSPケーブル用途の導体面積3.5mu(外径11.5mm)に対して適合とされる6mmの「SFチューブ」を用いた場合、ケーブルのシースにチューブを密着させる事が困難なのが実情であり、その為に所定の効果が得られず、結果としてこの手法は失当することがあった。 3mmの「SFチューブ」は、規格上外径9mmまでのケーブル用であり、3.5スケに対しては妥当しない。
本発明に於いては、安価な「コイルチューブ」を、キャブタイヤケーブルを足で踏みつけながら引っ張るという特異な方法で用いることにより、ケーブルとSFチューブの密着性を高めて防振効果を最大限に引き出すことを可能とするものである。
C発明の内容 本発明の構造及び加工方法を以下に示す。
写真左 : コイルチューブ 同右 : 加工状況
写真右の@ : コイルチューブ 内径6Φ 〃 A : SFチューブを被せたキャブタイヤケーブル 〃 B : 加工者の足 (ジーパンを指しているのではない。)
コイルチューブはホームセンターや百円ショップなどで購入可能である。内径は、加工の容易さ・チューブ自体の強度などから、6Φが妥当する。色は、静電気防止の目的から、コイルチューブに含まれる顔料に由来する表面絶縁抵抗の低さを期待して、黒色を選択する。
加工者の質量は、概ね本発明の効果には影響しない。相応の判断力を持った成人男性であれば可である。
尚、上写真中の加工者の右腕と左腕の着衣の色が異なっているが、本発明の効果には何ら影響することは無いので、詮索は無用である。
加工手順 まず、電力用キャブタイヤケーブルにSFチューブを被せ、一端をビニールテープ等で固定する。(本発明者は絶縁アセテートテープを使用した。) もう一端はSFチューブをよくしごいて密着させた後、テープ等で仮固定しておく。 SFチューブを固定した側からコイルチューブを巻きつけていく。コイルチューブの巻き始めの箇所は、テープ等で固定する。 コイルチューブを12ターンほど巻き付け終わったところで床に置き、上写真右のように足で踏んづけてコイルチューブを引っ張っておきながら、巻きつけたコイルチューブを片方の手でケーブルの長さ方向にしごいて、強力に締め付ける。そして引っ張っている箇所の根元付近をテープ等で固定する。 同様の作業を繰り返して、ケーブルにコイルチューブを巻き付ける。 巻き付けが終わり近くになるとSFチューブのタルミが取れた結果、先に仮固定していた付近のSFチューブが膨らんでくるので仮固定を外し、コイルチューブを巻き終わった後に本固定して作業は終了となる。
注意点 強力に締め付けるためには、一度に作業するケーブルの長さは15〜20cmが適当である。 手袋着用など、加工者の手指を保護する手段を講じておくこと。(本発明者の手指は、本加工を繰り返した為にボロボロでなっている。)
D発明の適用範囲 本発明は、比較的しなやかで単純な構造のキャブタイヤケーブルに妥当する。 また、ポリエステル製網組みは必須である。本発明の目的であるポリエステル製網組みとケーブルの密着性を上げる為に、コイルチューブでは無く粘着テープ類を用いても同様の効果は得られない。 更に本発明の、外皮の硬いケーブルや金属箔等のシールドを持つ複雑な構造のキャブタイヤケーブルに対する効果については不知である。 同様に、市販の高級ケーブルに対する効果についても不知である。
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3.もっともっとAFCG |
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