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うつ病闘病記 開設 2006年7月6日 更新 2006年8月29日
「うつ病につき、2ヶ月間の休養を要す。」 そんな診断書をもらってしまった。これで仕事が休めるぞ!!わーーーい!! と思ったのも束の間..... |
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1.発症の経緯 更新 2006年7月7日 |
2006年1月に仕事の担当業務が変わったので急に忙しくなり、飲まず食わずで1日13時間労働という事も珍しいことでは無いという世界に突入。ま、ココまでは世間によくある事。 更に、中途半端に歳くってるってコトで、社内業務全般の面倒を見る事に。しかしその中には普通は中年のオッサンはしない仕事なんかも入っているワケで、実につまらない日々を過ごすハメに。ま、コレも世間ではフツーの事。 しかし、さすがに寄る年波には勝てず、異常な疲労感、倦怠感、絶え間無い頭痛や腹痛にさいなまれ、歩くとまるで水の中を歩いているかのように、足を動かせども一向に前に進まぬ感覚に襲われるといったあんばい。ま、コレも世間ではよく有る事。しかし、家に帰るときもヘロヘロ、休日も同様の症状に苦しめられる事しばしば。 そんな状態であるから、会社に行くのがツラくてツラくて仕様が無い。宝クジで2億円当たって、悠々自適の生活を送る事ばかり夢見ている、そんないっぱいいっぱいの精神状態に陥ってしまった。 で、遂に職場の健康診断の問診時に相談すると、直ちに心療内科に連れて行かれることに... そんなに大したことでは無いのになあ、と思ったけれども、精神科関係の病院には行ったことが無いので、ハナシのタネになりそうだと考え直して、その日の夜に早速クリニックの門を叩いたのであった。
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2.“伸びきったゴム”のよう 更新 2006年7月9日 |
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クリニックに行くと、診察を待っている間に書いてくれと心理テストのような問診表を渡されたのだが、大体にしてこのテのものは現代のサラリーマンなら大抵「要注意」という結果が出るのでは無いかしら? 疑問に思いながらも、回答しているところへ会社所属の保険医到着。自分もある事がきっかけでうつ状態になっていたのよ、なんて体験談を聞かされながら待つことしばし。 通された診察室は、フツーの病院のそれとは随分違って、会社のエライさんの応接室というイメージ。ドラマや映画で出てくるのとほとんど同じ。木目調で統一された内装に、観葉植物が飾られ、いかにも高そうな洋ランの鉢植えも。40歳台後半と思しき色黒のドクターは、会社の社長さんのような立派な椅子と机に座って診察。でも、アブラギッシュな様子が透けて見える頭頂部を見ると、相当ストレスがかかる仕事だという事が傍目にもわかる。大丈夫なのか?、この先生。
さて診察内容はと言うと、受け付けで書いた問診表を見ながら症状の発生した時期や内容などをサラリと質問。会社の診断医の紹介状に目を通したら、直ぐに 「うつ病なので、どうしますか? 仕事を続けながら薬を飲んで様子を見るか、それとも2ヶ月ぐらい会社を完全に休んで休養しますか?」との事。するとすかさず同席の会社の保険医、 「完全に休ませないといけないと思います。」と一言。 「じゃ、決まり!!! 2ヶ月間の休養で診断書を書きます。」 こりゃ大事になったと感じたワタシは、 「そ、そんな大層な!!! それほどのモンじゃ無いですよ!!!」と否定したが、 「いや、私の目から診ると、充分ヘンなんです。もう伸びきったゴムのようになっているから、休まないとダメなんです。」 「アンタは、普段のワタシのアクの強さを知らないからそういう事が言えるのだっっっ!!!」と暴れてやろうかと思いましたが、こんな場所で暴れると休養どころか、外部からは誰も侵入不可能なセキュリティ設備完備の特別病室(注:中からもカンタンには出られない)に強制入院させられかねないので、ここは自重。 取りあえず診断書と薬の処方箋を受け取り、会社の保険医にやけに手回し良く準備されていた会社の休職届にサインさせられてしまった。 何だか納得いかぬまま、翌日から2ヶ月間の休養決定!!!
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| 3.ネコを探して... 更新 2006年7月14日 |
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医者から休めと言われても、そうは簡単に事が運ばないのである。同じ部署に私の仕事をカバーできる人間が多数居ればどうって事は無いのであるが、小企業なので私の代わりは居ないのだ。能力的な問題ではなく、単純に人手だけの問題なのである。現状でも他の人間がサブロク協定ギリギリの労働時間となっているのに、更に私の仕事を押し付けると全員が共倒れになりかねない。私の担当している仕事などは能力や合理化で省力化できる性質のものではなく、単純に時間×人手があれば事足りるのである。自作スピーカーの塗装作業みたいなものだ?! 能力だけで言えば、私の代わりはネコにだって務まるのだが、ウチの職場はネコを飼っていないのだ!! カツオブシか何かで、ビルの裏にたむろしているノラネコをおびき寄せて、捕まえてこないといけない。とてもそんな事をしている余裕など無い状況に置かれているのだ。 というワケで、翌日からも普段どおりに勤務。どころか、私の代わりのネコ、いや人手をどうやりくりするか、という打ち合わせなどで、却って仕事が増えてしまった。これでも一応病人なのに、12時間勤務である。いやはやもうハードなのである。 薬はもらってはいたが、眠気やめまいなどの副作用があるので飲むわけにはいかない。自宅で休むのが前提なので、当然の事ながら治療効果優先の処方箋なのだ。 もうひとつハードだったのは、2ヶ月もの期間自分がいなくても差し支えない状況を作るという事は、つまりそれ以上の期間であっても自分の必要性が無くなるという事に等しいという事実だった。1週間休むとか出張で留守にするのとはワケが違うのである。早い話が、悪く考えれば自分を排除する作業とも受け取れるのである。もちろん周囲はそういうつもりは無い(と信じているのはワタシだけ?)筈だが、実際にそういう体制になっていくのである。それを目の当たりにすると、 まるで自分の首を絞める縄を自分で綯っているような気分だった。真綿で首を絞められるという感覚にも近いかもしれない。それはとても精神衛生に良くない事だ。 こういう病の場合は、休めと言われたら何があろうと即座に休んだ方が良い。いきなり休むと周囲に迷惑が掛かるかも知れないが、それとて数日か、或いはせいぜい数週間のことに過ぎない。その為に無理をして出勤しても、精神的なダメージを更に深くするだけの事であって、周囲もいつかは対応せざるを得ないのであるから、問題の先送りにしかならないのだ。 これはとても良い教訓になった。
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| 4.薬物依存 更新 2006年8月29日 |
| 休養と同時に、投薬も受けた。尚、このサイトはシロートが勝手な事を書きなぐっているので、薬の具体的名称は伏せておく。 当初 Aカプセル(50mg) ・・・ 抗うつ薬。元々は胃腸薬かも知れない? B錠 ・・・ 睡眠を改善するとの事。
以上の2種類を朝夕の1日2回服用。このテの薬は、効能が現れるのに一定期間飲み続けなければいけないらしいが、眠気とフラツキという副作用が出たので、1週間でギブアップ。
2週間目 A錠(100mg) ・・・ Aカプセルと同じ物だが、こちらは錠剤で量は倍。服用回数に合わせた変更か? C錠 ・・・ B錠と同じで、睡眠を改善する事が目的。しかし、こちらは吐き気が出るなどという恐ろしい副作用が...
今度はこの2種類を就寝前の1日1回服用。副作用は、フラツキは軽減されたような気もするが、食欲不振になった。吐き気を催すほどではなかったし、食欲が無くなったのも単に真夏の暑さが本格化した所為で、薬によるものでは無いのかも知れない。 しかし、肝心の効能は???なのでその旨を医者に告げると、薬を1種類増やされた。
3週間目〜6週間目 A錠(100mg) ・・・ 前週と同じ。 C錠 ・・・ 前週と同じ。 D錠 ・・・ いわゆる睡眠導入薬というヤツか?
これも就寝前の1日1回服用。D錠の効果たるやテキメンで、服用してから30分程で完璧に意識が無くなってしまう。眠気が襲ってきて眠ってしまうのではなく、突如として意識が途切れてしまうカンジなのだ。寝室の明かりを消そうとスイッチに手を伸ばそうとしたところまでは覚えているが、気が付いたら朝だった、なんて事もしばしば。熱帯夜の寝苦しさも何のそのである。 ただ、翌日の日中も寝ようとすれば幾らでも寝てしまうのには困った。さすがに突然意識を失うということは無いが、朝食でコーヒーを飲んだ後でも、横になれば直ぐに1時間ほど寝てしまう。それに、少し動き回ると疲れを感じる。 という事で、毎日12時間以上寝る生活になってしまった。 C錠の副作用らしき食欲不振はいつのまにか解消。胃腸の調子はすこぶる良い。しかし、暑いのと運動量が少ないのとで、食事量はやや控え目にしている。調子に乗って食べていると、太りそうだからだ。 途中1週間ほど下痢気味が続いたのだが、これは多分何か腐りかけたモノを食べたせいだろう。よく有ることだ?!
7週間目 A錠(100mg) ・・・ 前に同じ C錠 ・・・ 前に同じ
D錠だけナゼか省略。すると、やっぱり寝付きが悪くなり、夜中に頻繁に目が覚めるようになった。変な夢も度々見る。仕事で失敗した夢とか、女性にモテるのでどうもおかしいと思ったら、その女性は実は妖怪で、妖怪の親玉が出てきて一瞬で地獄に引きずり込まれてしまう夢だとか。ちなみに、その夢に出てきた地獄はキアヌ・リーブス主演の映画「コンスタンティン」に出てくる地獄のシーンの影響を受けている。 それはともかく、寝られないのは困るのでD錠が欲しくなった。これって最早薬物依存症なのか? アメリカの映画などで睡眠薬を常用しているシーンが良く出てくるが、何となく気持ちがわかったような気がした。 とにかく、クスリをくれーーーっ!!!
8週間目 A錠(100mg) ・・・ 前に同じ C錠 ・・・ 前に同じ D錠 ・・・ 復活!!
というワケで医者におねだりをして、D錠をもらった。
結局クスリの効能は... D錠の効き目は顕著であるが、肝心のうつ症状に対して投薬は効果が有ったのか? 治療の最初の頃はむしろ疲労感やだるさがひどくなって、これは薬の副作用の所為かどうかはわからない。 ただ、就寝前に飲んだ薬は翌日の夕方頃になると効き目が切れるようで、前期の症状は改善されてむしろ元気になった。 しかし、仕事の事を考えると頭痛が走る。ものの喩えではなく、身体症状として頭が痛くなる。これは通院前と全く同じ症状だ。薬が効いている時間は、何故か仕事の事が考えられない。仕事以外でも、将来の事等のややこしい事には頭脳が機能しないようだ。それが抗うつ薬の効果なのかも知れない。 投薬開始から6週間経った頃から前記の疲労感は無くなり、夕方に仕事のことを考えても身体的に頭痛が起こる事も無くなった(ものの喩えとしてのアタマが痛い問題は残っている)。そういう点ではと、治療の効果はやっぱりあったということになる。
さて、当初会社に出しておいた休暇届の期限がそろそろ迫ってきた。ぼちぼち職場復帰しなければいけない。今後どうなるかは、 続 く。
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