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 2017年3月1日更新
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「飄々としてしなやかな人になりたい」

人に物を頼んだときの相手の態度で、その人の器が分かる気がする。
人は瞬時にどの立ち位置にいるかを分かっている。頼む方は謙虚であるのは当然だが、頼まれるほうの表情はマチマチだ。  もちろん、とんでもない頼みごとや負荷のかかる事柄ではない場合の話しだ。
いやそうな顔をする、またはわざとそうする。相手に恩を持たせたいように、ため息をつき大きく出る人もいる。そこまでいかなくてもやってあげている側なのだという、ちょっと高慢さが見える、これが一番多い。
逆に、いやな顔をせずにやってくれる人もいれば、さらに頼む相手を気遣うことができる人さえいる。この時に器の大きさが露呈して面白い。

する側は、どの態度でも同じことをするわけだが、本当に感謝されるのは、気持ちよく引き受けた人だけだ。いやな顔をして、優位に立ったつもりでいたり、恩を着せたつもりでいても、実は全く感謝などされないのだ。
同じ労力を使ったにも関わらず。

もっと言えば、「有難う」と言いながら、「何よ、この態度は!」と、断って、何もしなかった人と同じくらいにしか思われない。頼む方に、申し訳ないなと思わせている分だけ損をするというわけだ。
これは、損か得かの話しというよりも、人としての美意識だろう。
器の大きさも品性の一つ。美しい人とは何だろうか、と。

ひな人形

 

 

       
         
鈴木ひとみ  
       
       

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