テニス観戦〜国内〜
プロの試合からは得るものが多いです。
観戦履歴
1996年4月20日 ジャパンオープンテニス(有明コロシアム)
前年の松岡快進撃に終止符を打った王者サンプラスがやってくるとのことで会社の連中と観戦へ。(サンプラス現役時代最後の日本での公式戦)当時会社にテニス協会にコネを持つ知人がおり、コートサイド席をお安くしていただき観戦へいったのは準決勝。センターコートの試合は雉牟田直子さん VS Amy Frazier戦、Pete Sampras VS Mark Woodforde戦、Hendrik Dreekmann VS Richey Reneberg戦、伊達公子/杉山愛 VS Amy Frazier/Knbary Po戦というカードでした。
Amy Frazierは90年代にジャパンオープンには頻繁にやってきて何度も優勝していた選手です。日本が好きだったんですかねぇ・・・。この時期の女子のTOP選手は有名どころがあまり来なかったというのもあるかもしれません。春先で全仏に向けた準備をしてる選手が多かったからかもしれません。Pete Sampras VS Mark Woodforde戦はSamprasが余裕の勝利。屋根閉じ状態だった為、途中で赤ちゃんの鳴き声とかがして、Woodfordeがただでさえ赤い顔をさらに赤くして起こってたのは失礼ですが笑えました。当時のランキングで1位と24位の対戦なのでまあ順当です。(翌日の決勝ではRichey Renebergとの対戦でSamprasのストレート勝ちでした)。
女子ダブルス決勝は夢のダブルス伊達/杉山組がフルセットの末に優勝!多分この組み合わせでしかもツアーダブルスの決勝を優勝したことってこの時しかなかったと思います。非常に貴重な観戦結果でした。丸一日すごく楽しめました。
さらにこの日は入場時にテニス協会のくじ引きがあり、ななななんとぉ〜!4月27日に開催される大34回FEDカップワールドグループ日本 VS ドイツ戦のチケットがあたってしまいました。その日の試合だけでも満足だったのにものすごく
得した気分でしたね。
1996年4月28日 FEDカップワールドグループ1回戦 日本VSドイツ(有明コロシアム)
というわけで2週連続の観戦。後に伝説となり語り継がれる伊達とグラフの死闘を目の前で見せ付けられた日でした。
実は当日バスが遅れて会場に着くと、すでに試合が始まってしまっていました。伊達 VS グラフ戦は最初から見たかったのに・・と思いながら見てみますと、1ゲーム目途中伊達がリードされています。足には痛々しいテーピングが。こりゃワンサイドゲームか?と思っていたのですが、1ゲーム目後半から急に伊達が盛り返します。そして落とすと思っていた1ゲーム目をタイブレークに持ち込み、7-6で取ってしまったのです!確か3ゲームは差がついてたはずなのに・・・。うぉー!自分も会場のお客さんも盛り上がりました。そして自分の座った席の少し前に、松岡修造さんが・・・。立ち上がって声援を送っています。2セット目を3-6で落とし、3セット目へ。3セット目はファイナルセットなので、タイブレイクなしでどっちかが2ゲーム差つけるまでやるんですよね。もう伊達もグラフもコートチェンジする際にはトレーナーや監督が足のマッサージをしていないと、痙攣が出てしまう状況になりながらの意地の張り合い。そして観客席の間をでかい日の丸の旗を持ちながら走り回る松岡修造氏(笑)。最後は12-10で伊達が制してグラフに初勝利を収めたのでした。
その後のダブルスも杉山愛/長塚京子 VS グラフ/フーバーで杉山/長塚組が勝利し、その日の有明はえもいわれぬ興奮に包まれたのでした。グラフは疲れもあったでしょうに、でもシングルス1位と5位の組み合わせでももっと下のランキングの組み合わせに負けてしまうというところを目の当たりにして、ダブルスはコンビネーションだねぇと思わされました。間違いなく日本のテニス史に残るベストマッチ。そしてその日の観戦が無料たっだことはホントに信じられないくらいラッキーでした。
この年、ウインブルドンでも準決勝でグラフと再び死闘を演じ、日没中断、再開試合で今度はグラフに敗れています。そして年末に翌年から変更になるランキングシステム(参加した試合が多ければ多いほどランキングがあがりやすいし上位にとどまりやすくなる)に愛想をつかす形で引退ということになるのですが、今改めて当時の試合を思い出すと、「選手として最高のときにやめたい」という美学があるのであれば確かにこの時期にやめるという決断になるのかなぁと思いました。伊達さんの対グラフ攻略はバックサイドへの執拗な配給でしたね。もうホントにしつこくバックです。相手の嫌がることを続けるのがテニスということもこの日に再認識しました。
現状クルム伊達公子としてツアーに復帰した彼女には頭が下がります。そして当時を知るものとしては、彼女にあの日の姿をダブらせてみてしまう・・・。もちろん今度は1位の選手とってのは難しいのかもしれませんが、あの日のようなすばらしい試合をもう一度見せてもらしたいです。
