関税について

多分これについての知識が豊富な方は本職の方(通関士)とか貿易会社とかの方が多いのでしょうね。個人輸入をするのにちょっと踏ん切りがつかないという方の理由も多分漠然と「関税って高そう」というイメージがあるからではないでしょうか?
調べてみると実はそれほど高くないものや、全くかからないものもあります。

 

個人輸入の関税

個人輸入についての関税は個人用品特例として商品代金の60%に対してかけられます。これを課税対象額(CIF)といいます。(この特例は個人で利用するために購入したものに限り適用されますので、個数が多かったり販売目的と判断された場合は適用されません。関税額を計算するにはこのCIFの価格とそれぞれの物品について個別に設定される関税率を掛け合せて算出されます。

関税額=商品毎のCIF価格×その商品の関税率

というのが関税率の求め方ですね。これを購入した物品毎に計算していきます。あ、そうそうこの物品毎の関税率というのは自分で調べることができます。税関では、税関ホームページにある実行関税率表を元に税率を決めていくことになります。

 

消費税

これは日本国内の消費税のことですので5%です。計算式は以下の通りです。

 

消費税額=(CIF価格+関税額)×国内消費税(2009年11月時点では5%)

注意点

個人輸入でUPSなどの宅急便を利用した場合でも、その会社の税関士が代行で通関することになりますが、その際もこの実行関税率表を元に通関しています。ただ問題なのは、物によって関税率表上、はっきりどれに適用されるか微妙なものについては、税関士個人の判断で適用が決まってしまうのです。このあたり結構アバウトです。そして本来複数の品目がある場合は当然その品目ごとに計算されなくてはいけないはずなのですが、WEB上の報告では「購入品目の中で一番高い税率を一律にかけられていた」というケースもあります。商品を受け取った後でも油断せずに確認しなければなりません。

注意点をまとめてみると、

 

1、注文する前に関税額、消費税額を含めた試算を行う

 

2、荷物が到着したら、CIF価格を確認する

 

3、申告控えを見て各物品に自分の思っていた関税率が適用されているか調べる

 

といったところでしょうか

例えば靴に関して皆さんはとても関税率が高いと思っているかもしれませんが、通関士は納品書に「靴」という項目があるだけで、4300円か30%の高い方となり、スポーツシューズなら27%と固定で申請してしまいます。しかし実は素材が人口皮革であれば、8%でOKだったりします。このあたりは利用者が知っていないと払い損をする部分です。
関税について納得がいかない場合は一度税関に質問してみて自分の計算が正しいと思ったら業者に確認してみると、意外と返金されることがあります。 税率に関してはネット上に経験値から参考になる数値を載せてくださってる方もいますので参考にできますし、靴など関税が高額になりそうな物に関しては、税関に「事前教示」という方法で事前に税率を担保することもできます。これは前出のように、通関士によって判断の異なるものを事前に判断してもらうもので、これがあるのとないのとでは反論の根拠も違ってきますので、時間があれば利用してみるのも手かもしれません。(詳しくは前出の税関HPを見てください)

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