乙川人形(愛知県半田市乙川)文政年間(一八一八〜一八三〇)に杉浦伊左衛門が、飛脚をしていたが、沖・俵牛等を持帰って土偶制作をはじめたという。
愛知県三河地方は、三州瓦の産地。窯業の盛んなところだった。乙川から三河地方に土人形の産地が広がったが、今ではほとんど廃業。
この人形は、はじめ伏見人形と言うことで入手したが、文献を調べてもはっきりしないので、郷土玩具の研究会の席上お聞きしたら、童の頭の青いのは乙川の特徴だと教えられて納得。
この地方の特色として歌舞伎人形が多く作られている。これは先代萩の「政岡」を題材にしたものであろう。単に「子守」とも言われ、伏見人形にも同じような型の「子守」がある。