HOME グループ概要 私たちの仕事 職場いきいき よくある質問 求人情報
私たちの新聞 先輩スタッフの声 自主的・自発的に
先進的に取組む 院生の実習レポート 上手な接し方
認知症の方との「上手な接し方」


グループホーム沼南ひだまりの皆さんとスタッフ
みんなで夏祭りをやりました。ハイ・ポーズ!


サンスクエア沼南グループには、高齢者認知症の方がたくさん入所されてます。みなさんイキイキされているのを見て、ご家族の方がよく驚かれます。なぜ?

老人看護学専攻の大学院生さんが実習レポートで、こう書かれています。

スタッフの入所者とのかかわり方を見ると、ひとつひとつが入所者のその人らしさや、その人の元々持っている能力を引き出す「技」と感じました。

介護のプロとは、「高齢者認知症の方との接し方」を熟知した人のことです。水泳と同じです。本を読むだけでは泳げません。我流では上達しませんが、優れたコーチについてきっちり実習すれば、泳げるようになります。しかも、泳ぐのが楽しくなります。(みんな仲間をご参考に)

以下は認知症の方との上手なコミュニケーションのとり方の「ヒケツ」です。

手作り新聞 「陽なたぼっこ」の特集記事 第11号より

上手にコミュニケーションするにはどうしたらいいの?

認知症の方との上手な接し方 PDF

新人研修用テキストより
上手にコミュニケーションをとるにはどうしたらいいの?

介護するうえでなにより難しいのは、認知症の方との接し方です。どのように受け答えするのがよいのでしょう?どうしても感情的になってしまうのを避けるために、よい接し方を考えて見ましょう。

■まず大切なことは、認知症の方、本人の心理状態、気持ちを理解することです。

不安感がつよい。
いうまでもなく、認知症になった方は「何もわからなくなった人」「わけのわからないことをいったり、したりする人」ではありません。記憶障害や認識障害が起きても人間は何とか残存能力を使って現実の世界を「合理的」に認識し、行動しようとします。健常者には不合理に見える行動でも、本人にとっては理屈にあった行動なのです。また、その認識自体があやふやなので、心は常に不安定な(不安感が強い)状態なのです。これらのことをよく理解しておく必要があります。(もっと詳しくは「認知症・研修用スライド」)

迷惑感・当惑感がある。これまで自分を立派に育ててくれた父・母、あるいは頼りにしていた年長者が認知症になると、立場が逆転し、年長者に頼りにされ自分達が介護するという役割を担うことになります。この状態は、認知者ご本人に当惑感(なぜこんな情けないことになったのか?)や、迷惑感(迷惑をかけてすまない)を引き起こします。これが、本人の言葉や行動の本当の動機であることもまれではありません。

体調も心も不安定。認知症になると本人の状態も、日によって異なったり、体調によって変動したりします。昨日はうまくコミュニケーションがとれたのに、同じような言い方が今日は全くだめだったということもあります。また、中には間違った行動が見られるのに言語能力はしっかりしている人がおられます。そのような場合、ちょっと言葉を交わしたくらいでは著しい障害はないように思えます。

■以下は接し方の具体的なポイントです。

近寄って話す。
お年寄りと話す際は少なくとも1m以内に近寄って話しかけるようにします。テーブルやベッドなどを隔てて話したり、お年寄りが他のことに心を奪われている時に話しかけても効果的ではありません。また、目や耳が不自由だということもあります。注意したいのは後ろから呼びかけることです。振り向いてバランスを崩し、転倒する危険性があるからです。

高齢者のペースで。会話だけでなく、介護を行うすべての場面で、介護者がお年寄りのペースに合わせていくことが大切です。

簡潔に伝える工夫。認知症の人は口頭で話しかけてもすぐに忘れてしまいます。そんな時には、紙に書いて情報を伝えるのも良い方法です。水道の蛇口の締め忘れに対して「使った一番後は締めてください」と書いても効果はなかったのに、「節水」と書いて蛇口にぶら下げたところ、うまくいったという例があります。くどくどした説明文よりも、簡潔な表現がわかりやすかったのではと思います。

非言語コミュニケーションを利用しましょう。認知症の人は感情が保たれていますので、感情に働きかけるような対応をとることが良いでしょう。言葉だけでなく、優しい仕草や、温かい眼差しで関わるようにします。不安や孤独感の強いときは、手を握る、肩を抱く、背中をさするなどの非言語的コミュニケーションがとても有効です。温かな眼差しは、安心感を与えるコミュニケーションになります。

説明よりも感情の交流を。認知症のお年寄りへの関わりは、「感情の交流を大切にする」ことが重要になります。感情の働きは、認知症のかなり末期まで保持されています。たとえば失禁し、下着を汚してしまった場合「ああ、またよごしたのか!」とどうしても口に出してしまいます。しかし、本人はなぜ叱られたのかはすぐに忘れてしまいますが、屈辱的な気持ちや否定的な感情は持ち続けることになります。私達も叱られるとあまりいい気持ちはしません。ただ私達は叱られた理由はわかっていますので、誰かに愚痴を聞いてもらったりしてストレス解消することができます。しかし、すぐに忘れてしまうお年よりは叱った理由を懇々と説明しても効果がないのです。理屈で説明するよりも、まず本人の気持ちを受け止めることが大切です。

分かりやすい言葉で。お年寄りがいつも使っている言葉で話しましょう。認知症の方に、いくつもの事を伝えると混乱します。何か伝えたい時には、単純な内容にして、一つずつ伝えることが効果的です。

回想に耳を傾ける。人は一人一人物語を持っています。認知症であっても同じです。その人らしさがいっぱい詰まった過去の物語を聞く時間を持ってみましょう。特に認知症の方は、最近のことは忘れても、遠い昔のことは比較的覚えています。昔話をすることで、不安や焦燥感が軽くなり、自信を取り戻し、いきいきとした表情を取り戻すこともまれではありません。お年寄りの回想を助けるには、子どもの頃や若い頃の写真、思い出の花、品物が役立ちます。

どんな場面でも共感する。意見をはさまない。過去の話を聞くときには、その人がもっとも輝いていた頃に焦点を合わせると、自尊心を高めることが出来ます。しかしその中には、自分に輝いていた時期はないと思っている人もいるものです。そういった場合、苦労話に耳を傾け、「よく頑張りましたね」と受け止めてあげましょう。介護者はどのような場面でも「共感する」ことが大切です。過去を回想する時に気をつけなければならないのは、「今ならこうなのにね」と話題を現代へと無理にひっぱってきたり、「でも私はこう思う」などと意見をさしはさんだりしないことです。

孤独にさせない。認知症のお年寄りを長いこと一人にさせたり、家に閉じこもりっきりにさせたりすることは好ましくありません。そんな時異常な行動が起ったり、事故につながったりすることもあります。また、刺激のない生活は、認知症の進行を速めるといわれています。重要なのは、日常生活の中でお年寄りに話しかけたり、一緒に何かをしたりして、疎外感を与えたりしないようにしましょう。




HOMEこのページのTOPへ個人情報保護方針Site-Mapエントリー
 
サンスクエア沼南グループ (代表:医療法人 常仁会)
 窓口:サンスクエア沼南 TEL 084-956-1177 広島県福山市水呑町