2005/5/13〜 試験的実施

東京支部 新ローカルルール(既存公式ルールに追加)について

<引き分け終局減少の為の新ルール> 

1)主旨

これから私が紹介します、東京支部 新ローカルルールは、協会本部公認のルールではありません。
前提として、既存の公式ルールはそのままで、引き分け終局減少化の為に、創意・工夫された
追加ルール
です。
この新ルールは、試験的に東京支部の例会で実施し、ある程度対局例を重ね、それらの結果をソウルの
協会本部へ報告することで、チャンギ対局における引き分け終局減少ルールの一つの可能性モデル
となって行きます。
以下の新ルール説明をご理解下さり、皆さんの屈託のないご意見・ご感想などお寄せ下さい。
皆様のご見解を取り入れて、更に良いルールとなって行き、東京支部オリジナルルールとしても
定着していければと希望します。

どうぞ、ご協力をお願い申し上げます。

2)新追加ルールの説明

<言葉による説明>
兵・卒が敵陣の一番奥まで前進したと同時に、自分のそれまでに死んだ駒(「士」以外)のどれかと入れ換えることができる。
入れ換えた駒の利きはその瞬間から発生するが、入れ換えるチャンスはこの瞬間のみ。


<具体例による説明>

上図、例題1は漢の手番ですが現在必敗状態にあります。
しかし、新ルールを活用すれば、引き分けに持ち込むどころか即詰に討ち取れます。

ピッチャングン・千日手という既存の公式引き分けルールはそのまま継承しています。
しかし、この新ルールを追加することで、引き分けで終局する率はかなり減少します。

次に、下図、例題2 をご覧下さい。

この図も、今、漢の手番です。
新ルールを活用すると、やはり即詰に討ち取れます。

この場合、61に進んだ兵を、包と取り換えることで先手で
攻め続けて行くことができるわけです。

棋譜としての「交換」の「換」の字は、韓国でも分かりやすいので
良いかと思ったのですが、何でもはっきり分かる記載が良いでしょう。
ご存知の方も多いでしょうが、この新ルールはinternational chess
のルールをヒントにして、チャンギ向けに工夫しています。
しかし、以下の点はチャンギ新ローカルルール独特のものです。

1)兵・卒は、互いに全部で各々5つずつしかないので、最大でも
  5回までの交換で終了となる。
2)死んだ駒のみ(「士」以外)の復活となるので、車・包・馬・象とも、
  盤上には常に最大でも、各々2個までの存在となる。


また、この新ルールを追加してでも引き分け終局となってしまい、
競技対局などで、残り駒の価値点数による判定が必要な場合も
考えられますが、この場合、兵・卒1つあたりの価値点数が
今まで通り「2点」であることは、改善する必要があります。
暫定的に4点として、今後の東京支部で試験的対局を重ね、
改めて検討して行こうと考えています。

皆さん、チャンギの更なる発展の為に、この新ルールをご理解下さい。
また、他にも引き分け終局減少の為の工夫アイデアなど、ご意見下さると
大変嬉しく思います。





                         


絶対的に有利な楚は、開始図直前の手で 90楚車81 などと、事前に兵の前進を食い止める
手を指すことが可能な局面であったならば、この即詰の手順は回避できました。
また、この開始図が楚の手番なら、1)90楚車60打士将 2)49漢60打車 3)10楚車40打士将
4)60漢59 5)40楚車58将 勝 など、他の手順もありますが即詰みになります。

因みに、例題開始図直前の楚の手では、既に62兵61を事前に食い止める
手立てがありません。このように新ルールの下では、楚側はこの兵をここまで進出させて
しまったことが敗因になるので、対局時における兵・卒の存在・扱いがかなり変わってきます。

また、もしこの開始図が楚の手番なら、詰み手順もいろいろあります。
この新ルールを活用した場合、1)69卒70換馬将 2)49漢50 3)47楚車48打包将
4)40漢士49 5)48楚車49打士将 勝 まで、となる手順も加わります。

4)53楚包51でも、以下、上記手順と同様の詰みです。