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1江戸五色不動再び〜ロマンの崩壊と真実〜

江戸五色不動再び〜ロマンの崩壊と真実〜

  このサイトの一番最初の寺社関連記事で書いた「江戸五色不動」。
江戸時代 天海が 江戸を霊的に守護しようと 五色の色にちなんだ不動を配置した。と伝説がある不動です。
 2011年になり ふとでかけた目黒不動。 そうなると あとの4色も廻らぬわけにはまいりません。
 というわけで 再度 五色不動を巡りました。 今回は 場所もわかっているので迷うこともなく 廻りました。

 前回 建物しか見てなかった 平井の目黄不動ですが ちゃんとお願いすれば 不動堂に入れて 目黄不動を拝むことができます。
 半丈六(約2m40cm)の坐像で かなり立派なものなので 行かれたら是非参拝してください。(撮影は禁止です。)
 他にもいくつか お堂から不動像が見れるところもあります。

 さて 今回は 五色不動について ネットでもう一回 いろいろ調べてみました。そうすると 松永さんという方が ものすごく詳しく 昔の文献なども調べているサイトがあり そこを読むと いろんなことが わかってきました。
 自分で 文献調べたわけではないので 受け売りではありますが かなり真実であろうと 自分も思えます。


 結論からいうと 「五色不動は天海が つくったものではない。」 というものです。
細部は 松永さんのサイトの論文を読まれることを お奨めします。

 ひとつには 江戸時代の川柳で こういうものがあります。

「五色には 二色たりない江戸不動」

 つまり 江戸時代には 三色しかなかったのです。
これは 平井の目黄不動の住職さんと お話する機会が 今回あり 住職さんも同じようなことを 仰ってました。
 目黒不動と目白不動は 地名ありきの不動。 目赤不動は 伊勢の赤目不動から来ている。なので 青と黄があると 都合いいというので あとから 目青と目黄が 出来たというのが 結論のようです。

 それも 目青と目黄は 明治以降の話のようなのは 松永さんの調査した文献から まずあきらかなようです。


 歴史ロマンが ひとつ崩壊したような気もしますが 真実を知ることの楽しみが歴史にはあります。
   なんとなく 五色不動が決着したような気分です。


  目白不動目赤不動



                            

                            

                            

 
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