古典

目次
1小野小町って
2替え歌・・・
3小野小町と深草少将

小野小町って

 自分は、理系の人間です。学生時代の古典の成績は押して知るべし・・(笑)
でも、まぁ百人一首とか覚えさせられたりもして、結構好きではありました。古典を勉強していくと、「小野小町」の名前には必ず、ぶちあたります。そして、百人一首の彼女の歌・・

   「はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに」・・

  高校生で習った、「年老い行くわが身と、長雨に色あせる花をかけた歌」という解釈になんとなく、「すさまじさ」を感じてしまいました。
 さらには「いいよる男を袖にし続けた」話とか聞き・・・他の歌をしらなかった事もあり、小町のイメージは「高慢な美女が惨めに死ぬ」というイメージしかなかったのです。
 百人一首が「有名歌人の代表作」だと思い込んでいたので、この歌が選ばれる理由が何かあるのではないかなんて、勝手に思ったりもしていました。

 そして、ほんの3年ほど前、ある本を読みました。実はマンガですが。
 星野之宣さんの「宗像教授伝記考」という、伝奇もの・・その第6巻に、小町の話がでてきます。
 主人公の宗像教授が若かりしころ、愛した女性(彼女も歴史学者)が年老いて亡くなる場面から話は始まります。その女性が研究したのが「小町」・・・そして、自らと小町をだぶらせて彼女の霊が宗像教授と、小町の実像を論じます。
 うまくは書けませんが、その話読んでいて、小町の虚像と実像ってのが、なんとなく見えてきたような気がしました。そして、小町のイメージが180度変わってしまったのです。
 美しい歌を詠み続けたために作られた虚像とは、まるで異なった、もっと女性らしいイメージが・・・・

 そして、その話のエンディングの場面に使われていた小町の歌が、またよかったのでした・・

   「おもいつつ ぬればやひとの みえつらむ ゆめとしりせば さめざらましを」

  なんか、とてもせつない気持ちを歌っているさまが、ありありとみえるような歌です・・
 この歌が、お気に入りになり、ネットで和歌のサイトを探したりしました。そこで、いきついた和歌サイトのキリ番の特典で、好きなイラストを描いていただけるので、迷わずこの歌をリクエストしました。
 左側があげまきさま、右側が葉月みかんさまにお願いした、この歌をイメージした小町の絵です。(ラッキーにも2人の方に描いていただけました!!)

あげまき小町葉月小町
 どうです??あげまきさまは妖艶な雰囲気、葉月さまは可愛らしい感じとタッチはお二人とも異なるのですが、表情や雰囲気に共通した女性の心情が感じられませんか?
 千年も昔の、小町という女性の残した歌・・・・今21世紀に生きる女性にも、同じような心情を思わせるものがある・・・お二人のイラストを見て驚き、小町ってすごいなぁ・と、思いいったのでした

 この絵を掲載許可を快諾してくださった、あげまきさま、葉月みかんさま、とても美しい絵を、どうもありがとうございました。(お二人へのサイトへのリンクは、後ほどアップする予定のリンク集ページに掲載します。綺麗な絵がたくさんありますよ。)


替え歌・・・

 この文を古典のコンテンツに分類するのは気がひけるのですが・・・
自分は公営ギャンブルが結構すきで、競馬競輪競艇オートとひととおり、賭けてみたことはあります。(とっても小額なのでご安心を・・笑)
 いまは、あまり賭けたりはしないのですが、テレビなどで、ビッグレースの中継があると、見ることは見るのです。
 あるとき、競艇のビッグレースの中継がありました。場所は住之江競艇場です。たしか賞金王シリーズとかいう、1着賞金が6000万円くらいの、競艇界で一番大きいレースの決勝です。
 当然、お客さんも多く、年末ですので(笑)みんな一攫千金を狙っているのでしょう・・

 レースはよく覚えていないのですが、穴がでたと記憶してます。穴ということは、はずれたお客さんが多いわけです。オケラになった(推定)お客さんが、トボトボと帰っていく姿がテレビで映し出されます。

 それを、ぼーっと見ていたとき、「百人一首」の有名な歌の替え歌を思いつきました・・・・場所は住之江競艇場ですっ!!!
 では、一首・・

   住之江の 岸に寄る波 寄るさえや 夢の通い路 裏目をくらう

 最後の7文字だけ換えただけで、見事ギャンブラーの悲哀の歌になったでしょう・・・・笑
 最後の勝負(夢)を賭けたのに、見事裏目をくって、オケラになり住之江競艇場の岸に寄せる波をじっと見ながら、無一文になってトボトボ帰るさまを表わしています・・・・笑

  あーーーーやっぱり、ここに書かないほうがよかったかな・・笑


小野小町と深草少将

去年のことですが 小町ゆかりの 京都の山科の小野へいってきました。ちょっと時間たったのですが すこし書きたくなってきました。
 小野の随心院というお寺が小町ゆかりの寺で 小町あての恋文をうめたという文塚などがあります。
小町というと 深草少将の百日通いが有名ですね。 深草少将が小町のところへ通って百日目に雪の山中で 通えずに死んでしまったという悲劇としての伝説で それは 小町が冷たい女性だという印象も うけるものでした。
 随心院にいくと 小町が 深草の少将の通う日を数えるための 「栢の実」が 展示してありました。
 小町は こうやって数えていたんだ・・・と思ったとき すこし 小町のイメージが変わりました。 ひょっとして 小町は深草少将のことは気に入っていて 本当に待っていたのではないかと・・
文塚といい 深草少将の話といい 男性を 袖にしつつづてけきた小町のイメージが すこし代わり さらにこの小野では 別の話もあるということを知りました。

 深草少将は あまりに雪が深いので 小町のところへ通うのに 代理をたてていたという話です。
九十九日目の雪の深いときに 深草少将がやってきたと 小町は思い、約束の百日前だったけれど こんな深い雪の中をやってきた深草少将の誠意を感じて 部屋にいれようとまねきいれたというのです。
 そうしたら 本人ではなく代理であったので 小町は 信じた誠意を 裏切られた思いで、深草少将へ 断りの文を したためた という話です。
 つまり百日目の通いは存在しなかったということですね。
その伝説からすると 小町は 信じた男性に 裏切られた かわいそうな女性であり そのことがあって 後も言い寄る男性に 心をひらかなかったという見方もあって 小町の人物像が 想像されておもしろいところです。

  ひょっとして 深草少将は 1日目から 代理だったのかもしれませんしね・・・笑


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