好みのマジック−その1−

目次
1ベベルのカードマジック
2パケットトリック!
3秀逸!日本製パケット
4電車でマジックショー!
5好きなリバースアセンブリ
6マジックMLオフ会のこと
7パドルのエンディングってどうします?
8これこそ、名人のマジックっ!
9その手品教えて・・
10ミカメクラフト製「ファンタジーリング」!

ベベルのカードマジック

  カードマジックが好きで、よくやります。しかし、一口にカードマジックと言っても、数え切れないくらいの種類があって、マジシャンによって好みもマチマチ・・・
 演じるマジシャンも、自分ですべて考案できればいいのですが、なかなかそういう訳にもいかず、諸有名プロマジシャンの本やら、ビデオやらをあさることになります。
 しかしながら、購入する本やビデオすべてが、自分の好みにピッタリあうことは、なかなかありません・・・
 自分もたくさん買うわりには、本一冊でビデオ1本で、気に入るもの(自分が出来ないという能力的問題もありますが・・汗)は、一ネタあるかないか・・・
 そんななか、昨年購入した、フランスのマジシャンのベベルのレクチャーノート(当然日本語訳ですが・・)は、そのプロットやハンドリング、かなりの部分で気に入る作品が多く、感性が合っていると感じている一冊です。
 作品のひとつのプロットを紹介しましょう。
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 マジシャンは、デックより2枚のジョーカーを取り出してテーブル上に置きます。デックより客にカードを1枚選んでもらいます。サインして頂いても結構です。
 カードをデックに戻してもらいます。マジシャンがデックをはじいて、テーブル上のジョーカー2枚をスプレッドすると、表向きのジョーカーの間に裏向きのカードが挟まっています。
 デックをテーブルに置きジョーカー2枚と裏向き1枚のパケットも持ち、裏向きのカードを調べると客の選んだカードです。(サインした場合はサインもあります。
 客のカードをデックに戻します。ジョーカー2枚を数えると、再度裏向きのカードが1枚現れます。そのカードを見ると、さきほどの客のカードです。再度、客のカードをデックに戻します。
 2枚のジョーカーをあらためますが、数えなおすと、また間に1枚の裏向きのカードが現れ、やはり客のカードです。再再度、客のカードをデックに戻します。
手に残ったカードを良く見ると、1枚しかなく、それは客のカードで、ジョーカーは消えています。
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 どうです??凝った、しつこいプロットでしょ・・こういうの、結構好みなのです。


パケットトリック

 自分は、静岡の出身です。当時、小学生でマジック道具をデパートに時折買いに行くのですが、東京のデパートのように実演するディーラーさんなんていません。
 商品の箱の説明だけ頼りにして、買っていました。大学をでて就職で東京に来て、デパートでマジックの実演販売しているの見て本当に驚きました!!何に驚いたかってマジックにです。
 とあるデパートのディーラーに惹かれ、そこで販売している商品を買いあさりました。(テンヨーの商品)自分では「こんなモノでマジックなんかできるのかなぁ」と思っていた商品を彼が使うと本当に魔法に見えました。
シンパスティックカード  かなり、そこには通いました。通っているうちにディーラーさんもこちらのことを「愛好家」くらいには見てくれたのでしょうか(ただのカモかな??・・笑)「カードマジックお好きですか?」なんて声かけられて・・
 たいしたカードマジックも知らなかったくせに「はいっ大好きです。」なんて答えたら、「こんな手品みたことありますか?」といって数枚のカードを使った手品を見せてくれました。
 本格的なカードマジックなど見たことがなかった自分にとって、そのマジックは衝撃でした。数枚のカードが、表向いたり裏向いたり・・・表が変わったり・・果ては裏模様まで変わっちゃう!!(写真)
 そして、次の彼の言葉、「これ1600円で販売しているんですよ。」・・・当然のように、買いました。この数枚のカードを使って演るマジックは総称を「パケットトリック」といいまして、山ほど種類があることを、後ほど知ることになります。
 その後、かなりの量のパケットトリックを買ったものでした・・・・
 しかしながら、このときに買ったパケットリックは自分ながらにも完成度が高いトリックで、いままでに最も多くやったパケットトリックでもあります。名称は「シンパスティック・カード」というものです。


秀逸!日本製パケット

 マジック・特にカードマジックなどは、おもにはアメリカから入ってくるものが多いようです。ギミックにしろ、アイデアにしろ・・しかし、日本にも優秀なクリエーターがいます。
 そんな中で、お気に入りのパケットトリックが写真の「コインスルーザテーブル」です。
コインスルーザテーブル  考案者は、マジックマニアなら知らない人はいないと思われる、大御所的存在の二川滋夫さんです。彼は「コインマジック事典」の執筆者としても有名ですし、横浜のマジックショップ「マジックハウス」のオーナーでもあります。
 このパケットトリックの題名の「コインスルーザテーブル」といういのは、本来コインマジックの定番のトリックの名称で、それをパケットトリックの題名にしたというのも洒落の好きな二川さんらしいアイデアです。
 コインマジックの名手の二川さんが「コインスルーザテーブル」という名称のパケットトリックをやる、なんてこと自体も洒落てますね。
 題名が洒落ているだけでなく、その内容も素晴らしいアイデアがあります。絵にかいた4枚のコインが、次々に消えていき、別のカードに集まる・・ここまでは、普通のパケットにもある現象なのですが・・・
 最後のエンディングが凄いのです!!・・書きたいけど、見たことない人のために、このエンディングはふせておきましょう・・どこかで、このマジックを見られることを、お勧めします。
 そうそう、演出で、「今日はカードマジックをやります」といって、財布を出す。財布からこのパケットをだして、表を向けると、コインの絵がかいてある。そしておもむろにマジックを始める。なんてのもグーですね。(二川さんご本人の演出です。)


電車でマジックショー!

 通勤は電車通勤です。帰りの電車で、窓際にいると外が暗いせいか窓ガラスは鏡のように自分を映します。
 鏡をみると手品をやりたくなるってわけではないのですが、よく電車の窓に向かって練習します。(変人でしょうか??周りはそう見るでしょうね・・笑)
 いつも、カードとコインは持っています。ふと、新しいルーチン思いついたり、忘れかけてる手品を思い出そうとしたり、あるいは手持ち無沙汰だったり・・・・理由はいろいろでしょうが、ふいに電車の窓に向かって手品の練習をやります。
 周囲の人はほとんどが、気味悪がって(おそらく・・)見てみない振りをします。
 しかし、時折(ほんとに時折ですが・)反応を示す人がいます。
 じっと見ていて、何か起こったときに、「あれっ!」とか「えぇっ?」、と声をだして驚いてくれる方がいらっしゃるのです。
 そんなのが、きっかけで話をすると、例外なく、「何か見せてください」と言われることになり、電車内でミニマジックショーの様相を呈します・・これになると、見てない振りをしてた人も見てくれる場合あるようです(笑)!
 まぁ、電車の中でカードを扱っていたりする人は、ほとんどいませんが、まかり間違って、そんな人を見かけたら、十中八九(いや十割かな・・)マジックマニアです。
 きっと、日本全国にはコウスケ以外にも電車でマジック練習している人は存在すると思います。

 そんなときに出くわしたら・・・   あなたが、マジックが趣味でしたら、声をかければマジック談義に花が咲くでしょう。マジックマニアはそれほどたくさんいませんから・・

 あなたが、マジックマニアでない場合は、その人がどんなとっつきにくそうな人でも「マジック何かみせてください」と言ってみると、その人は喜んでマジックを2−3みせてくれるでしょう。マジックマニアは大概見せたがりですから・・・

 ただし、マジック見せてくれといって、その人が2時間も3時間もマジックやりつづけても責任は持ちませんけど(笑)・・・見せたがりなだけに


好きなリバースアセンブリ

 コインマジックをやりだすと、必ず「コインアセンブリ」を習得しようとします。(しない人いないよねぇ・・)
 マジックやらない人も見たことあると思います。4隅に置いた4枚のコインが、知らず知らずのうちに1箇所に集まってしまうマジックです。
 さらに、これを進めたのが集まったコインがもとの位置に戻る・という現象です。これを「リバースアセンブリ(リバースマトリクス)」と呼んでいます。
 自分もこの現象が好きで、いくつかの手順をやります。なかでも気にいっているのが、「コインボックスを使用したリバースアセンブリ」です。(書いていてもマニアックだなぁと感じますね・・笑)
リバースwith CoinBox  コインボックスを使うアセンブリ(集まるだけ)は知っていたのですが、それほど食指を動かされなかったのですが・・・・ある日、マジックの友人のNさんが、この「コインボックスを使用したリバースアセンブリ」を教えてくれました。
 そのアイデアに感心し、かなり一生懸命練習しました。見ているほうは、どう感じているか知りませんが(笑)自分的には、演技して満足感の高い「リバースアセンブリ」です。

 こんな現象です。紹介しましょう。

*コインボックスに入っている4枚のコインをテーブルに出す。
*4隅にコインを置くが右上のコインはコインボックスに入れる。
*カードを1枚づつコインの上(1枚はコインボクスの上)に置く。
*左下のコインをカードですくって左手に入れると消えてコインボックス内から現れる。
*右下のコインもカードですくって左手に入れると消えてコインボックス内から現れる。
*左上のコインも同様に消えて、ボックス内が4枚のコインでいっぱいになったことを示す。
*カードを4隅に置いたまま、コインボックスを中央に持ってきて蓋を開けるとカラッポになっている。
*4隅のカードをどかすと、カードの下に1枚づつ4枚のコインが4隅にある。

 と、こんな感じです。最後にボックスがカラになるのがビジュアルで、とても好きです。
  原案は、おそらく”チャド・ロング”だと思われます。

マジックMLオフ会のこと

 6月21日に、自分が管理人の一人であるマジックメーリングリスト(MML)のオフ会を開催しました。
 自分がMMLに参加してサイトにもあるようにYさんと実際に会ったりして、個人的なオフ会(?)はあったのですが、MMLでよびかけてもう少したくさんの人達とマジックを楽しもうということになって、初めてオフ会のよびっかけをしたのが今からもう5年以上も前のことです。開催日を勝手に決めて、参加したい人とやったので(今と同じですが・・笑)誰が来るかも全然わからず・・・まぁ、いままで会っている2−3人の方は来るのでそれでも、いいやと思ってました。
最初のオフ会で13人ほど集まったときには、なかなか嬉しかったです。その後2ヶ月に1回のペースで開催しているうちに、当時のMMLの管理人のマジックボーイさんからMMLの管理人やってくれと言う話が舞い込み、自分とKさんで引き受けるようになりました。そのころから、自分の開催するオフ会がなんとなくMML公式的な感じになってしましました・・・・・別に公式ではなく、本来自分の楽しみのためなのですが・・・
 最盛期では40人近くの人が集まったりしましたが・・自分が幹事やオフ会の進行を仕切っちゃうので、雰囲気が合う人合わない人ってのはいるのでしょう・・常連になるひと、1回だけで来なくなる人・忙しくてこれない方・・いろいろ、いらっしゃいますが、いまでも十数人の方が集まられるので、まだオフ会の意義はあるかなぁと思っています。
 最初は、本当にアマチュア的な参加者ばかりでしたが、回を追う毎に、コンテストの優勝者の方とか、テレビでプロとして活躍されている方とかも参加して頂いたりするようになってきました。

 会を始めて開催したころは将来的には、自分がファンでした横浜在住の二川氏にでもレクチャーに来ていただけたらなぁと漠然と会の目的みたいにしていました。
 そしたら、二川氏自らMMLに参加していただき、さらにはオフ会にも何度となく普通の参加者として来ていただけるように自然に(たぶん・・笑)なってきました。今回も二川氏は参加していただきとても感謝しております。(別に自分から出席を要請しているわけではありませんので・・・楽しみで来て頂いていると思っています)

 ということで、半ばオフ会の目標が達成されてしまったので、ちょっとマンネリ気味ですが、適当に安い会費で2ヶ月に1回、マジック好きが集まれる場所を作るというのは自分の楽しみでもあり、楽しみに参加してくれる人がいる間は、続けようかと思っている次第です。

 今回も、久しぶりの参加者の方とか、新しく参加していただいた方常連の方と、いろいろなメンバーで楽しいひとときを過ごしました。
 今回はマニアばかりだったので、マニアでないとわからないような冗談やしゃれなんぞも言えて、面白かった・・
 そして、本来のマジックもやはり演技する人によって、ほんとうに好みや演出が変わったりで、大変な刺激になります。
 マジックの感性って、経験だけじゃないものもあり、演技する人の個性によるところが多く、誰が演技するものも本当におもしろいです。

 そして、新しい友人が増えるのも、楽しいことです。次回のオフ会(8月)も楽しみになりました。
  これを見てくださっている方、どうですか?参加してみませんか??マニアでなくてもマジックが好きなら見るだけでも、どーーぞ・・・

パドルのエンディングってどうします?

 パドルのコレクションを載せましたが、パドルトリックをやった場合、最後はどのようにして終わっているのでしょうか・・??
 普通は、さっさとしまう(笑)か、相手に渡せるような手順構成にするのではないでしょうか・・・ 

 しかし、初心者時代にH氏というディーラー(現TRMPマン)から見せていただいた方法は違っていました。たしか、ジャンピングダイヤを演じていただいた後でした。ネタもわかっていたのですが、H氏の演技に「うまいあなぁ・・」と感心していたところでした。
 最後の変化が終わったあと、そのパドルをこちらに差し出して、「じゃ、調べてください」なんて言ってます。(えっ??調べられるの??)と思い、不用意に(笑)手をだしてしましまいました・・・
 そのときです最後のパドルは、鮮やかにH氏の手の中で消えてしまっていました・・・・・

 彼が使ったのは、タバコマジックでよく使われる「ピボット・パス」でパドルを消したのでした。
 パドルという、変化系のマジックをやって、その処理に、まるで別の消失というマジックを付け加えるのって、パドルトリックとしては邪道っぽい感じもします。しかし、その方法が随分気にいって、何回かやったものです。
  H氏も何気なくやっただけかもしれません・・

 ほかのマジックでも、最後消すっていうのは、よくあるのですが、なぜかパドルをピボット・パスで消すという組み合わせが、何か自分のマニア心をくすぐったのでしょう・・
 かなり気に入ってこのエンディングをやりたいがために、ピボット・パスを練習して、かつエンディングのためにパドルを演じたりしました(本末転倒・・笑)

 今度は、誰か、パドルをタバコのタンギングで消す手順見せてくれないかなぁ・・(笑)


これこそ、名人のマジックっ!

 昨年くらいのマジックMLのオフ会のときのことです。幹事の自分は、参加者にマジックの実演を促して、実演してもっらったりしています。
 そのときは、プロのSさんなどが参加しておりました。何人目かでSさんの演技をみせていただき、そのカードテクニックに、みんながしびれていました。すげぇ・・・・と・・

 そのオフ会の時に、コインマジックの名手の二川氏も参加していただいておりました。時間的にもいいころです。Sさんの凄い演技のあとなので、参加している全員が、二川氏に期待しているのです。
 ここは司会進行をやっている自分の仕事・・うまい具合に二川氏に演技をして頂くように、お願いしてやってもらうことに成功しました!!!
 さぁ、みんなの期待を一線にあつめて、日本の誇るコインマジックの名手の演技です!!!何をやってくれるんだろう!!パチパチパチ・・・

 彼は前にでて、演技をし始めます。
彼が袖をこすると、手に妙な赤いものが現れます・・??・よぉっくみると、ママゴトで使うウインナソーセージのおもちゃです。
これはソーセージ  それを手にもち、もう一方の手でこするとウインナがもう1本現れます。
 1本をポケットにしまい。さらに手にもった1本をこすると、また1本・・と・

 次に2本を1本づつ手にもち、1本づつ左右の手に握ります。フッと息をかけると、両方とも右手にあります。

 と、ここまでは扱っているものがウインナソーセージのおもちゃというだけで手品的には、ごくごく普通の手品です。

 参加者は、ほぼ全員がマニア・・・・いったい、いつマニアもびっくりするような現象をみせてくれるんだろう・・期待感はかえって高まります。

 そして、1本づつ両手にもって、二川氏は、ボソッと一言・・・

「このウインナ、どっちがどっちか見分けつかないでしょ??」
「えっ???」とおもった次の言葉・・・
 「それはね、ソーセージ(双生児)だからね・・」・・・・で終了

 もぉーーー、この駄洒落いいたいがために、わざわざソーセージのおもちゃ、もってきて、延々と手品やったのかぁ・・(笑)
   ほんとうの名人がこういう洒落たことすると、面白すぎっ!
  演技終わってから、話をしたときに、二川氏「あっそういえば、ソーセージの貫通やるの忘れてた」って、やはりルーチンが大事なのかなぁ??(笑)
  コインマジックの名手でありながら、こういう洒落のマジックが大好きな二川氏は今年中に駄洒落マジックの本を出すそうですので、興味ある方は注目をっ!

 自分は買いますっ!


その手品教えて・

 機会があって、小学校でマジックを披露することがありました。文化祭みたいなもので、教室に陣取って、子供たちが入れ替わり立ち代り20名づつほどやってくるので、毎回15分くらいでマジックを見せ続けます。
 子供たちだけでなく、父兄や、小学校前の小さい子供たちもやってきます。1回15分程度でも全部で2時間もやるので、結構疲れます。(笑)

 ある回のときです。最前列には大概小さい子を座らせます。そのときは、幼稚園くらいの女の子が座っていました。スポンジボールを最初にやったので、その女の子の手にボールにぎらせて・・・というお決まりのルーチンです。
 マジックやられている方は、スポンジボールの受けのよさは良くわかっていることと思います。
 自分のつたない演技でも、その子は、ほんとうにビックリした顔をしています。(子供は反応が正直です・・・)

 とりあえず、演技全部終了して、子供たちを入れ替えるようにしました。次の回の準備をしていると先ほどの女の子がやってきます。
  そして「さっきのボールの手品教えて」というのです。
 おりしも、マジックのメーリングリストなどで、「ネタバラシの是非」の論争が激しかったころで種明かしには敏感になってました。また、マジックマニアはご存知のように、スポンジボールって普通の人に教えることは結構むずかしいことです。
 その子には「まだ、ちいさいから、ちょっと無理だよ」と言ったのですが、「教えてほしいなぁ」と言いながら母親に連れていかれました。

 そのとき、その子のすごく残念そうな言い方や雰囲気ではっと思ったのです。それは、その子は「手品のタネを教えて」と言ったのではないようなのです。
 自分の手になかで、スポンジボールが増えたりして、本当に不思議な体験をしたのでしょう。その子はきっと、「ボールが増えたりする特別な呪文ややりかた→それは魔法」があると信じて、タネではなく魔法のやり方を聞きにきたのではないかと確信しました。
 そのときは、マジックやっててよかったと感じました。

 別の話ですが、やはり幼稚園でマジックやったときに最後に口からトランプだして、それを1枚づつ園児にあげたのです。(取り合いになりました・・・笑)
 2−3年たってから、そのときの園児の親御さんに聞いたのですが、その子はいまだにそのときのトランプを大事に持っていて、「このトランプは、幼稚園のときマジックやった人が口からだしたんだよ」と言うそうです。
 これも話聞いて、マジックやってて、ほんとによかったなぁと思った時でした。


ミカメクラフト製「ファンタジーリング」!

 マジック用具を製作しているメーカーは、国内だけでもかなりあります。それぞれ、特徴があるような気がします。
 「ミカメクラフト」・・マジックファンなら、ここの道具を、いくつか購入していることでしょう。ここの道具の特徴は、仕上げの綺麗さと高級感でしょう。金属製や木製でとても綺麗な道具を作ってくれます。

 同じ道具でも、プラスティック製よりも、金属製、木製のほうが、なんとなく、よく見られます。自分のように技術に自信のない場合は、道具で見栄を張る必要もあるのです・・笑

ファンタジーリング
 さて、写真の道具は「ファンタジーリング」という、ミカメクラフト製の道具です。こんなトリックです。
1. 銀色の筒を開けると、中から金色のチェーンとリングがでてきます。チェーンを筒にしまい、蓋をします。
2. リングを手に握ると消えてしまい、筒を開けると、なんと先ほどのチェーンにリングが入ってしまっています。
3. リングつきチェーンを持ち、リングを引っ張ると、チェーンから抜けてしまいます。再度リングを、投げ込むとチェーンに入ってしまいます。
4. 最後は抜けたリングとチェーンを客の手にのせて、チェーンを引き上げてもらうと、リングはチェーンに入っていて、客に調べてもらいます。

 実は、このマジックは、見たときにタネもわかり、それほどやりたいマジックに思えなかったので、当初は買うのを控えていました。(金がない・・笑)

 しかし、幸運にも、ミカメクラフトの社長の三瓶さん、御本人の演技を生でみる機会がありました。
 その扱いの、滑らかさ!!リング抜くとき、入れるとき・・・三瓶さんの外見からは想像も出来ないような(失礼!!!)優雅さです・・・
 その瞬間に、欲しいっと思い・・・当然買いました。(笑)そして、練習しましたが、やはり三瓶さんの名人芸にはおよびませんねぇ・・

 ただ、自分のファンタジーリングの演技をみた、あるマニアがやはり欲しくなって買ったという話を聞いて、少しは近づいたかと、勝手に思い込んだ次第でした。

 マニアにこの道具とルーチンをみせると、最初の導入部分の”リングを消して、筒の中にいれる”というのは不要だという人が多いのです。自分も、実は不要だと、思ってたのでした。
 しかし、演技を見せたときに三瓶さんは、「ここの最初の部分は、絶対必要だ」って言うのです。

 あるとき、何回も手品を見せている方々にファンタジーリングを見せる機会があり、参考に導入部分のことを聞いてみました。
 すると、その部分の印象って非常に強いということがわかりました。
 最初のインパクトが強いので、後の割と地味な、チェーンからリングが外れたり入ったりする現象が引き立つようなのです。

 やはりいい道具は、そのルーチンまでも、よく考えられているのです。


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