好みのマジック−その3−

目次
1マキシ・ツイスト・・プラスαの考察
2トリプル アライアンスに挑戦
3ヨー・キム氏レクチャーの様子
4チャイナコインでチャレンジ!
5トリプルアライアンス・・その後
6シェイプ・シフター・・究極のカラーチェンジ?
7SandWichRepetition・・・・・改
8ジェフリー・ラタ初対日レクチャー
9「Ja-Pun」刊行!
10指輪の飛行

マキシ・ツイスト・・プラスαの考察

 普通のカードを使用したパケットトリックはたくさんあります。このマキシ・ツイストはツイスト現象と変化現象がうまく組み合わさった作品で、自分もよく演じます。
 現象としては、デックより4枚のAを探します。その4枚を取り上げて、1枚づつ数えると1枚のAが裏向きになります。
 再度数えると、2枚のAが裏向き・・・3枚が裏向き、4枚が裏向き・と4枚とも裏向きに・・
 「今度は表にします。」といって数えるとスペードのAだけが表向きになります。
 マジシャンは、「きっと、たくさんのカードを使っていると思っていませんか??本当に4枚だけですよ。」といって残りの裏向きのカードを1枚づつ表にすると、なんと、それぞれスペードの2,3,4で他のAは消えてしまっています。

 演じ方が悪いのか(笑)、やったあとによくお客様から「他のAはどうなったの?」と聞かれます。友人のマジシャンも「マキシ・ツイスト・やったあとの消したAはどうしてますか?」と話題になったこともあります。

 おそらく、パケットで演技しているものの、デックから4枚のAを出して、そのデックもテーブル上に置いてあるので、他のAと、スペードの2,3,4が入れ替わったという印象が強いのかもしれません。
 しかも、他のマジックを続けるためにはデックの状態はマジシャンにとって思わしくない状況にあります。(笑)

 そこで、マキシ・ツイストが終了したあとに、マジックが続いているようにして、消えたAを再度出現させる方法を考えたので、ちょこっと書いてみます。
 アイデアだけで、詳細のハンドリングまでは書きませんので、参考程度にどうぞ・・


 その1
 スペードの2,3,4のカードをデック内に裏向きでもどします。スペードのエースはデックトップに裏返して置き、何回かカットします。
 その後、デックを客に上半分を好きなところで取り上げてもらい、それをひっくり返してデックにもどして、デックをリボンに拡げて、表と裏の境目のカード(裏の方)をテーブル上に出します。
 都合3回これをやって、3枚のカードをテーブル上にだし、残りのデックから1枚のカードを選んでもらうと、スペードのAです。
 それで、テーブル上の3枚を表にすると残りのAです。


  その2
 スペードの2,3,4を裏向きでデックにもどして。スペードのAは表のままデックのトップに置いておきます。
 ふっと息をかけると、スペードのAが消えます。デックをスプレッドすると、中央に4枚のAが表になっています。


  その3
 スペードの2,3,4を裏向きでデックにもどします。スペードのAは表向きのまま。
 デック全体をひっくり返して、左手でカットします。カットした半分を右手で持ちます。
 両手で、デック半分づつを表向きに持っています。両手同時にワンハンドカットで、さらに半分づつにカットします。
 パケットが片手に2つ(都合4つの状態)になったら両手を伏せて、テーブル上に4つに別れたパケットを置くと、そこに表向きのAが4枚、現れます。


 と、現象だけですが、マニアの方には、なんとなく何をしたか、わかると思われます。

  ちなみに最後のやつが今一番気に入ってます。ジョン・バノンのDVD見てたら4Aのオープナーやっていて、そのハンドリング参考にしました。
トリプル アライアンスに挑戦

 コインマジックのテーマとして、CSBコインのマジックをいう分野(?)があります。CはCopper、SはSilver,BはBrassを意味します。
 それぞれ銅貨、銀貨、真鍮を意味しますが、マジックでは通常、Cにはイギリスのペニー銅貨、銀貨にはアメリカの50セント銀貨、真鍮にはチャイニーズコインといって中国の穴あき硬貨を模したものを使います。

 この3種類のコインを使う有名なトリックとしては、アメリカのジョンソン社が製造している「スリーコイントリック」があります。
 お持ちの方はご存知でしょうが、精巧な加工技術で作られた、SHコインとDFコインの組み合わせで、銀貨 対 銅貨とチャイナコインの、1対2の交換現象を実現しています。
 (ちなみに、ジョンソンのセットではCコインはメキシコのセンタボ銅貨を使っています。)

 さて、表記の「トリプル アライアンス」もCSBトリックです。昨年あたりに購入したDVDで見たのです。 演じているのは、ハワイのマジシャン、カーティス・カム・・・
 マニアの方なら名前を聞いただけで、マニアックなコインマジックを想像しちゃう名前ですね。

 ご存知の通り、彼のコインマジックのハンドリングは凄すぎて、真似出来るとか出来ないとかいうレベルではないのですね・・・唖然として見るって感じです。


 さて、このトリプルアライアンスも、演技の部分を最初にみたときは、てっきりジョンソンと同じようなセットを使用していると思ったのですが・・・演技が進むにつれ、そのセットではつじつまの合わないことが・・・・・???

CSBコイン
 もう、レクチャーの部分を期待して見ます。・・すると、DFコイン1枚つかっているだけなのです・・ちょっと驚き・!
 他は普通のコインで、スライハンドでその現象を実現しています。

 序盤の現象が綺麗でした・・・右手で3枚のコインを示します。右手を握り、銀貨を左手の平に乗せます。
 左手をゆっくりと客にみせて、握ると同時にも右手の平を見せます・・・するとそこにも銀貨・・
左手を、右手を開いたままみせると、左手は銅貨とチャイナコインに変わっています・・とてビジュアルに変化したように見えるのです。
 あまり鮮やかな交換現象に、いままでCSBトリック自体それほど好みではなかった自分も、いきなり虜になってしまいました。

 実はDVD見たときは、1回練習してあきらめたのですが(笑)、なぜか最近再度、挑戦しています。
うまくは無理でも、「なんとか」出来るようになりたいなぁと、多少は練習に励んでおります。


ヨー・キム氏レクチャーの様子

 2004年4月18日、今日は横浜で、ヨー・キム・ソルバーグ氏のレクチャーがある日です。
 レクチャービデオでは、見たことがあり、とても「うまいマジシャン」だなぁという印象があり是非ナマで見たいマジシャンの一人でした。

 レクチャーは午後2時からですが、いい場所に据わりたいので、1時間ほど前に会場に行きます。さすがに、まだ空いています・・・そう、空いているってことは先客がいらっしゃいました・・笑
 そのうち、1時半ころになると、お客さんが、ゾロゾロと増えて、開始20分前には満員状態です。
 すでに、ヨー・キム氏は日本のあちこちでレクチャーを行ったあとで、横浜が最後・・その内容もマジックML等で評判になっていたってこともあるかもしれません・ 何はともあれ、早くいってよかった・・・

 レクチャー開始に先立ち、ヨー・キム氏が日本の故高木重朗さんの思い出話などされて、彼の人柄のよさが伺える所でした。
 彼のマジックのよさは本当に実際に見た人でないとなかなかその素晴らしさが伝わらないのが、もどかしいのですが・・とにかく「楽しい」です。「笑い」ます。

 全体に通して、客を笑わせるときに彼は重要な動作(バニッシュであったりフェイクトスであったり・・)を実行します。「オフ・ビートのタイミング」と彼は呼んでいました。
 しかし、わかっていても、彼のルーチンや話術に、「よく笑う」ことになり、「オフ・ビート」の餌食になります・・・でも、その騙され方がまた心地よいのです・・・

 「楽しさ」と「不思議さ」が、ほんとうにうまく融合しています。彼のレクチャー見られた方は幸せでしたね・・・笑
 実際のマジックのタネ部分のレクチャー云々より、「楽しくみせることの重要性、難しさ」なんかをチラッとでも勉強できたことが一番の収穫だったかもしれません。

 まぁ、マニアなんで、気になったテクニックも列記しときますので、ご参考までに・・・ ちょっとネタばれですが・・・

1.スポンジボールのフェイクトス:サムパームを彼は使っていて、少し大きめのボールを使うせいか、「残像」が非常にうまく残るバニッシュでした。

2.カードのシャトルパス:客にカットさせたところのトップカードを右手に渡す動作でシャトルパスを行う。フォースに使う。フォースカードの裏面を客に見せないで済むという利点がある。

3.コインのチェンジ:左手にパームしているコインのチェンジで、サムパームとフィンガーパームを使用することで、ハンドリングを楽にしている。ただ「オフ・ビート」の使い方がうまくないとダメかな・・?

4.指輪の抜き方:詳しくは書けないが、左手の親指と人差し指で保持した指輪に手前から客のほうへロープを通して、はっきりと確認させた後、ロープを揃える動作で抜く。自分的には初めて見た技法だった。

 あと、表向きのクラシックフォースとか、カップ&ボールのアイデアとか、2時間を越えてレクチャーしていただいて、非常に有意義かつ楽しいひと時でした。




チャイナコインでチャレンジ!

 トロイ・フーザーというマジシャンの作品に"Charming Chinese Challenge"というマジックがあります。3年ほど前に来日したジョシュア・ジェイがレクチャーでやったときに、とても気に入り自分もよく演じるマジックになっています。
 最近、拙サイトで知り合ったTさんが台湾に行かれてそのお土産に、台湾で購入された、まさに「チャイナコイン」を頂きました。
 ワンダラーより少し小さいのですが、ハーフダラーより大きいので見栄えもいいです。厚みは大きさの割には薄い目で、この"Charming Chinese Challenge"をやるにはうってつけのコインです。
中国コイン
 "Charming Chinese Challenge"の現象を紹介しましょう。
(1) 3枚のチャイナコインの穴にリボンが通っています。
(2)3枚のコインをテーブル上に置いてリボンの両端をもったまま引くと、3枚のコインの内、真ん中のコインがリボンから抜けます。
(3)さらに2枚のリボンに通っているコインを客につまんでもらいますが、リボンを引くと1枚が抜けて客の手に残ります。
(4)最後の1枚はマジシャンが手で覆うと瞬時にリボンが外れます。
(5)さらに外れた3枚のコインのうち1枚をリボンに向かって投げ入れると、再度リボンに通ります。
(6)2枚のコインを客に握ってもらい、リボンに通った1枚のマジシャンが握ります。ふっと息をかけると、リボンに通ったコインは消えて客が手を開くと3枚のチャイナコインがあります。

 穴があいているチャイナコインの特質をうまくいかして、またロープじゃなくてリボンを使うのでビジュアルに見せられると言う点でも非常に優れたマジックです。

 派手さはないのですが、まさに"Charming"という雰囲気のマジックです。  Tさんに頂いたお土産コインで、この手順を練習しているときにふと別のハンドリングを思いつきました。
 原案の"Charming Chinese Challenge"では、Dpコインを使うのですが、それを使わずに似たような現象が出来ないかと、いろいろいじくりまわしていたら、なんとなくいいハンドリングが出来たので、ここ何回かはその手順でやっています。(MMLオフ会でもやらさせて頂きました。)

 Dpコイン使わない分、気楽だし、実際に使用するハンドリングは指輪とロープで使われるハンドリングが大部分なので、自分としては慣れたハンドリングです。

 なかなか、いいハンドリングが完成したと、自画自賛しております。



トリプルアライアンス・・その後

 ちょっと、前の記事でカーティス・カムのトリプル・アライアンスというマジックに挑戦中と言う記事を書きました。
 その後、まぁ、なんとか曲がりなりにハンドリングを変えて、なんとなく出来るようになり、恥ずかしながらオフ会なんぞで披露させていただきました。

 ボクと同じく、このマジックに心を奪われた方と、ハンドリングや改案(改善か改悪かは神のみぞ知るっ!)を話あっていたら、なんとなく自分のトリプルアライアンスの方向が見えてきました。
 ちょっと、その辺を紹介しましょう。

1.2回目のチェンジ現象が、見ていて違和感がある。(自分はここが好きだったのですが彼に言わせると、両手に銀貨がすぐ現れるところが気に入らない・・そうです。)
2.後半に入るときに、チャイナコインをズボンのポケットに入れるところがクリアでない。
 これは、自分の考えなんですが、ズボンにしろジャケットにしろポケットにいれるとお客さまは、視界からはずれるので、怪しげにみえるのでは・・と思います。

 この点について、ちょっとハンドリングを変更してみました。


1.2回目のチェンジ
原案:右手に3枚の銀貨、銅貨、チャイナコインを示して、握ります。 そこから左手で、銀貨をだして手のひらに乗せます。右手は銅貨とチャイナコインのはず・
  左手を手前に移動しながら握ります。ほぼ同時に右手を開くと、やはり銀貨が・・・?  再度右手を開くとそこには、銅貨とチャイナコインが・・・

改案:3枚のコインを左手に乗せ握ります。右手で、銀貨をだして、テーブル上に叩きつけます。2−3回叩きつけると、銀貨が銅貨とチャイナコインに分裂します。左手を開くと銀貨があります。

 たしかに、原案だと2回つづけて銀貨を見せるのが違和感ありますね。改案では、ビジュアルな変化になってますが、1回目との現象の差異が小さいことが、弱いところかもしれません。
 しかし、CSBコインのマジックって、同じチェンジ現象の繰り返しになっているので、見た目が派手になっている所がいいところですね。


2.ポケットを使わない。
原案:銀貨→銅貨&チャイナコインのチェンジ現象2回のあとに、チャイナコインをポケットにしまいます。左手には銀貨と銅貨・・・
 客に銅貨を握らせ、マジシャンは残った銀貨を客の握った手の上で、ふると銅貨に変わります。客は手を開くと、銀貨になってます。
 もう一回、客に銅貨を握らせ、残った銀貨をポケットの上で振ってチャイナコインに変えるというのですが、銅貨になってしまいます。
 ポケット内におコインを調べると銀貨・・・・チャイナコインは客の手の中から出てきます。
   ちょっと複雑なトランスポジションですね・・

改案:ポケットを使わないでパースを使います。演技の最初から、パースをだしてそこから3枚のコインを出すところから始めます。
 原案と同様に2回の銀貨→銅貨&チャイナコインのチャンジのあとに、チャイナコインをパースにしまいます。パースを振って、中にコインが入っていることを確認します。
 原案通り、客の手の中で銅貨→銀貨のチェンジ・・・2回目の時は、銀貨をポケット上ではなくて、パースの上で振ると銅貨に変化・・パースの中身をあけると銀貨・・(パースは空であることを見せられます。)
 客の手のなかにチャイナコイン・・・

 こんな感じで、ポケットを排除しました。次回のオフ会にでもやってみる予定です。

シェイプ・シフター・・究極のカラーチェンジ?

 シェイプ・シフターというのは、マジックの名称ではなくカードマジックのテクニックのひとつです。

 覚えた当時から、かなり気に入り、練習も相当やっているテクニックです。
 分類としては、カラーチェンジにはいるのでしょうか。
 カラーチェンジというと、カードの表をなぜると他のカードになるタイプと、観客の目前でカードを隠さずに一瞬でカードが変化するタイプがあるように思いますが、シェイプ・シフターは後者に属します。

 瞬時にカードが変化するテクニックでは、スナップ・チェンジが有名です。
 どうも、昔からこの手のチェンジには目がなく、他のテクニックより余計に練習しがちですねぇ・・

 シェイプ・シフターは、数年前にマーク・デスーザ氏が来日してレクチャーされたときのレクチャーノートに掲載されて初めて知ったテクニックでした。
 レクチャーはうけてなかったのですが、レクチャーノートを購入するときにマジックハウスの二川先生が実演してくれ、一目みて心を奪われました。いわゆる一目惚れというやつでしょうか・

 写真のように、カードのコーナーを対角線で保持し、開いている手で、はじくとピシッと他のカードに綺麗に変化します。

シェイプシフター
 レクチャーノートにも書かれていますが、2回続けて別のカードへの変化ができます。
 また、あまりに気に入ったので、いろいろと練習していると、改案が出来ました。4枚のカードを表にして見せて、まとめて4枚分を別のカードに変化させるバリエーションを発案して、実際に使ったりもしました。

 鮮やかに見えるカラーチェンジとしては、かなり有効な方法だと思っています。実際に相当使っています。

 

SandWichRepetition・・・・・改

 好きなマジックにベベルのSandWichRepetitionというのが、あります。
 本サイトでも紹介しています。(ベベルのカードマジック)
 もともと、4Aのマジックが好きで、よくやるので、うまくからめられないかって、考えてみました。

 かなり、試行錯誤したのですが、そこそこのハンドリングと手順ができました。エンディング前までをまず、紹介します。

1. 4枚のKを取り出します。(自分はKかQを使うことが多いです。)

2.テーブルに4Kを、まとめて置いておきます。

3.残りのデックからお客様にカード1枚選んでもらって、表にサインして頂きます。

4.そのカードをデックに戻します。デックより、テーブル上の4Kにカードを投げ入れるジェスチャーをします。

5.4Kの中央に裏向きのカードが現れます。4Kを手にとって全体をひっくり返します。

6.裏向きのKを1枚づつ広げると中央に表向きのカードが現れそれはお客様が選んだカードです。

7.お客様のカードを裏返してデックに戻します。4Kを広げて表裏をみせて4Kのみであることを確認し、広げて手に持ちます。

8.デックよりカードを投げ入れるジェスチャーをすると、4Kの中央にカードが現れ、それはお客様のカードです。

9.お客様のカードを、再度デックに戻そうとしますが、今度は逆に4Kの間からデックに飛行させましょうといって、お客様のカードを4Kの間に入れます。


 さて、この後がエンディングです。
3通り、考案して実演もしてみました。紹介させて頂きます。


[A]カードケースに飛行
4Kの間に入れた裏向きのカードを覆って、デックに投げ入れるジェスチャーをします。4Kを改めると、4枚のKのみで、お客様のカードは消えています。
 デックをみますが、なかには見当たりません。
 カードケースをみると中からサインされたカードが入っています。


[B]指定のカードの裏に折りたたまれる。
 デックより、1枚のカードを指定してもらいます。そのカードをペンのクリップで挟んで置いておきます。
 4Kの間のカードを[A]のように消します。
 指定カードをみると裏側に畳まれたカードがクリップに挟まっています。お客様にそのカードを取って広げてもらうと、サインされたカードです。


[C]デックに飛行、予言つき
  [A]同様にカードを消します。デックを広げるとサインされたカードが、中央に表向きで現れます。
 さらに、そのカードを裏返すと、「これは、選ばれるカードである。」と予言が書かれています。



 実演した感じでは、ハンドリングのスムースさとテンポは[C]が一番のようです。
  バリエーションによって、あちこちのハンドリングが微妙にかわるところが、なかなか悩んだところでした。
  また、原案とはかなり違った様相になるのも改案のおもしろいところかもしれないです。改悪かもしれないですしね・・
 当分はこの方法で、やっていこう・・・次回のオフ会でやってみようかな・



ジェフリー・ラタ初対日レクチャー

 年2回の外人マジシャンの横浜レクチャー・・・2004年の秋の回です。
今回は、ジェフリー・ラタ氏の初来日ということで、マニア間ではかなり前評判が高かったようです。
 実は、自分はジェフリー・ラタ氏をよく知らなかったのですが、レクチャー前にいろいろ話を聞いて、凄いマジシャンなんだけど、あまり公的な場に顔を出さないので、伝説化しているらしいことを・・・・・。

 さて、当日いつものように、いい席をとるために1時間前くらいに会場へ行きます。すると、もう先客が・・・何と、彼は開始時間の3時間前から来ているとのこと・・
 さて、無事一番前のいい席を取れ、すこし遅れてレクチャーが始まりました。

  基本的にラタ氏は、カードとコインしかやらないということなので、レクチャーもその内容になります。たくさんの内容をやったので、思いつくところを書き出します。


 まず最初にやった、3コインのプロダクションやバニッシュのルーチンですが、最初のレクチャーでかなり、こちらがいっぱいいっぱいになってきます・・
 そのテクニックもさることながら、アイデアも非常に感心します。

 ダウンズパームからプロダクションしたコインの改めとか、Sコインとの連携・・・終盤のクリアーさ・・・スティールするときの方法論・・・

  次は、カードのカラーチェンジ。彼のカラーチェンジは必見だということを聞いてましたので、注目します。
 話とおり、本当にナチュラルなハンドリングで、解説を聞いてさらに感心・・・・手の形とか、従来方法の動作を改案したところとか・・とても細かいところのハンドリングに気をくばっているのです。
 カラーチェンジの技法を使った、サンドイッチカードも面白いアイデアでした。


 そして、噂のハンピンチェン・・・CSBコインの演技でのハンピンチェンと、普通のコインアクロスでのハンピンチェン・・さらには、Sコイン使ったときのハンピンチェン、開いた手のパームからのハンピンチェン・・・・・・

 どの、ハンピンチェンも、いままでのムーブのような不自然さがありません。 彼いわく、ハンピンチェンをするときには、それなりの理由を作るのだそうです。
 それがハンドリングにうまく組み込まれていて、無駄な動作がなく、かつ彼の華麗なテクニックで、ハンピンチェンとは気付かないほどです。
  非常に、かろやかに、ナチュラルに・・・


 コインアクロスで、彼がみせた、ポップアップムーブも今までみたこともないものでした。
 普通のポップアップムーブでは、ムーブをやるときに、すこし怪しげにみえる瞬間があるのですが、彼のポップアッムーブは、逆にビジュアルなのです。
  その違いは、見ないことにはわからないのですが、マニアばかりの会場でもほとんどの人が最初のポップアップムーブはひっかかったのではないでしょうか・・


   まだ、他にもたくさんあるのですが、書ききれませんし、覚え切れてもいません・・

  とにかく、素晴らしかった・・・・もっと、じっくり見たかった気もします・・



「Ja-Pun」刊行!

 2004年12月11日・・・・自分の主催するオフ会の当日、このレクチャーノートは刊行されました。
「Ja-Pun」!
 執筆は、日本誇るコインマジックの名手、二川氏です。
  二川氏は、コインマジックでも有名ですが、マニア間では「駄洒落」のマジックも定評があります。
 オフ会の演技でも、彼のショップに行ったときでも、普通のマジックと同じくらいの頻度で、洗練された駄洒落(時折は寒い駄洒落)を駆使したマジックをみせてくれます。

 いつも楽しくて、自分もやってみたいと思うのですが、頭の回転が鈍い自分は、いい駄洒落が思い浮かびません・・・・
 そんな、人のためにうってつけけのレクチャーノート・・・すでに駄洒落マジックが得意なマニアにも、とてもいい文献であることは間違いありません。

Ja-Pun
 いままで、駄洒落のマジックのレクチャーノートなんて初めての快挙ではないでしょうか!
掲載されている内容も、駄洒落だけでなく、マジックとしても面白いものばかりです。
 特に最後に掲載されている「Ja-Pun One Card Revelation」は、その集大成ともいえ、このマジックひとつだけでもレクチャーノートの価格の価値は十分あると感じます。

 思えば、数年前、マジックMLで「マジックに駄洒落を使うのは感心しない。マジックの品を落とす。」といった内容の書き込みをされた御仁がいました。
 そのときは、いろいろな論争(笑)があって、駄洒落マジックが好きなマニアが意外に多く、どちらかというと駄洒落容認派の方が優勢だったように覚えています。
 二川氏も、マジックMLに参加されていて、論争に加わりはしなかったのですが(さすが、大人・・)、ご自分のホームページで、「駄洒落マジックを否定する奴は許せん。」みたいなことを書かれていました。

 その思いが、いま実現したのでしょう(笑)。ご興味あるかたは、是非読んでください。

    面白いことは、保証します。

指輪の飛行

 一応、自分は指輪を使ったマジックはよくやる方だと思っています。
 指輪のマジックも、いろいろありますが、お客様から借りた指輪が消えて、全然、別なところから、現れるマジックがあります。
  そう、「指輪の飛行」・・・リング・フライトとよばれるマジックです。

 通常、マジックマニア間で、リング・フライトというと、客から借りた指輪を手に握ると、消えてポケットからキーケースを取りだすと中に、キーがフックにひっかかっていて、その中の一つのフックにお客さまの指輪がかかっているというものでしょう。
 しかし、このマジックはRL(略称)と言うギミっクを使用しており、自分としては、いろいろな意味で好みではないものでした。(RLを使用しないキーケースもありますが)

 自分の好みの「指輪の飛行」を紹介します。今、一番好んでやっているマジックです。
 指輪を借ります。それをロープに通して手に握ります。
 ロープをお客様に結んでもらいます。握っている手の近辺まで結び目をもっていってもらいます。
 そして、脇に挟んであるウォンドを取りあげ、客にロープとウォンドの両端をいっしょに持ってもらいます。
 指輪を握っている手をロープから引くと指輪がはずれ、ウォンドにその手で触れると、指輪がウォンドに通って現れます。
指輪とウォンド
 実は、ヨー.キムの手順なのですが、

@ギミックを使わない。
A現象がビジュアル。あたかも飛行が見えているかのよう。
Bロープさえあればできる。(ウォンドは他の物で代用が利く)
C事前の準備が不要。


 などの理由で、自分はこの飛行のルーチンをよく実演しています。
 急にマジックをやってくれと、言われたときにも、対応が出来かつ印象が強いマジックのひとつだと信じています。
  ちなみに、写真のウォンドは、ジャックポット工房製、指輪は当サイトとリンクしています、アートクレイシルバーのインストラクターKIAさんからの企画プレゼントです。(よく見えないのが残念です)
 



  
マジック表紙へ戻る
好みのマジック(1)へ
好みのマジック(2)へ
好みのマジック(4)へ
好みのマジック(5)へ
Internet Explorer 5.0以降でご覧ください。