METAL
CHURCH
(USA)
シアトル出身。84年のファーストアルバムはいまだ伝説となってます。デイヴィッド・ウェイン(DAVID WAYNE)の超個性ハイトーンボーカルと、これ以上ヘヴィ・メタリックな音があるか!と言わんばかりのギターサウンドが絶妙の聴き応え。興奮すると同時にひしひし聴き込んでしまうサウンド。セカンドアルバム“THE DARK”はジャンル的にパターン化した曲展開に一石を投じるとてつもない鋭さを感じさせました。
ボーカル脱退後はLAのHERETICなるバンドからブリティッシュ肌正統派ボーカリストマイク・ハウ(MIKE HOWE)を引き抜き、以降良くも悪くもこのボーカリストがバンドを乗っ取った形となりますが、89年の作品も91年の作品も、音的にはかなりの傑作だと思います。
99年デイヴィッド・ウェインが名を連ね再結成、その名も“MASTERPIECE”なる作品がリリースされますが、しかし内容は全然タイトル通りとはいかず。
そして今現在2001年7月、デイヴィッド・ウェインの初ソロアルバムが出たところで、タイトルその名も“METAL CHURCH”!! メタル・チャーチ初期ほどおどろおどろしい雰囲気ではありませんが、一応はスラッシュメタルゴッドの名に恥じないノスタルジックな作品でした。
DISCOGRAPHY
| METAL CHURCH (1984) | |
| THE DARK (1986) | |
| BLESSED IN DISGUISE (1989) | |
| THE HUMAN FACTOR (1991) | |
| HANGING IN BALANCE (1993) | |
| MASTERPIECE (1999) | |
| THE WEIGHT OF THE WORLD (2004) |
METAL CHURCH (1984)
1.Beyond
the Black
2.Metal Church
3.Merciless Onslaught
4.Gods of Wrath
5.Hitman
6.In the Blood
7.(My Favorite)Nightmare
8.Batallions
9.Highway Star
vo:DAVID WAYNE g:KURDT VANDERHOOF
g:CRAIG WILLIS bs:DUKE ERICKSON ds:KIRK ARRINGTON
produced by METAL CHURCH & TERRY DATE
トンガリ具合に狂い具合、真っ直ぐ具合に落ち着き具合、どこをとっても満点評価確実の名作です。他のロックジャンル同様、結局は大国アメリカが最強なのだということを示した作品かも知れません。
走る曲ではもちろんクソど迫力を聴かせますが、なんせ凄かったのはオープニング2曲で体験できる、唸り猛るミドルテンポ。走る重量級なぞマンガだと言わんばかりの、王様の格も感じさせます。
歴史的にみればまさにこのバンドも異色だったでしょうが、闊歩する曲でも疾走する曲でも確固たるスタンダード性を感じさせたのはすなわち(当時)いちばん新しいスタンダードヘヴィ・メタルだったということでしょう。後ろめたさも開き直りも何もない真正面からの正々堂々のヘヴィ・メタルですので、15年以上経た今現在でも漆黒の輝きを放ち続けているように思えます。といいますか、単純に言って最近の作品より全然素晴らしいです。
この音がまったく古臭く感じられないのは、何もこのバンドが未来系スタイルをとっていたということではありません。この時期完成し熟れ切ったヘヴィ・メタルという音楽が、大勢として発展ないまま現在に至っているせいかも知れません。100%それが正しいとも思いませんが、さて、90年代この作品に匹敵する「激スタンダード作品」って一体どれほどありましたっけ?
初心者おすすめ度 : ★★★★★ マニアック度 : ★★★★
どこで買える? : 専門店
注目曲!
1.Beyond the Black 2.Metal Church 3.Merciless Onslaught
4.Gods of Wrath 5.Hitman 8.Batallions
9.Highway Star (DEEP PURPLE cover)
THE DARK (1986)
1.Ton
of Bricks
2.Start the Fire
3.Method to Your Madness
4.Watch the Children Pray
5.Over My Dead Body
6.the Dark
7.Psycho
8.Line of Death
9.Burial at Sea
10.Western Alliance
vo:DAVID WAYNE g:KURDT VANDERHOOF
g:CRAIG WILLIS bs:DUKE ERICKSON ds:KIRK ARRINGTON
produced by MARK DODSON
ファーストも素晴らしかったですが、この2作目も捨てがたい。テンションは全く衰えず、バリエーションがかなり増えています。ジャケットを見ると相変わらずのホラー指向ですが、しかしサウンドは全くコンテンポラリーに冴えを増しています。捨て曲なしは言うにあらず、いいバランスで織り込まれた正統路線が光っています。走る曲、ミドルテンポ、バラード(!)、すべて誰にも真似できないメタル・チャーチ風。
一種鬼気迫るボーカルもいい意味柔らかくなって、アリス・クーパーが売れるならオレらも売れるぞ!みたいな心意気すら感じられました。
3度目の正直でこのままいけば次作はメタリカ級の大ヒットもあり得たと確信しますが、要のボーカリストが脱退しこのバンドの歴史は大きく狂ってしまいました。
初心者おすすめ度 : ★★★★☆ マニアック度 : ★★★★
どこで買える? : 専門店
注目曲!
1.Ton of Bricks 2.Start the Fire 3.Method to Your Madness
4.Watch the Children Pray 6.the Dark 7.Psycho
8.Line of Death 10.Western Alliance
BLESSED IN DISGUISE (1989)
1.Fake
Healer
2.Rest in Pieces (April 15,1912)
3.Of Unsound Mind
4.Anthem to the Estranged
5.Badlands
6.the Spell Can't Be Broken
7.It's a Secret
8.Cannot Tell a Lie
9.the Powers That Be
vo:MIKE HOWE g:CRAIG WELLS
g:JOHN MARSHALL bs:DUKE ERICKSON ds:DUKE ARRINGTON
produced by TERRY DATE
超個性デイヴィッド・ウェインの抜けたメタル・チャーチに一体何の魅力が? とか言う人は言いましたが、ボーカルというフロントマンの色に合わせるという実際以前から変わっていない手法はやはり正解だったと言えましょう。
音像はかなりクラシックな70年代ジューダス・プリースト風です。HERETICという正統派マイナーメタルバンドから引き抜かれてきたマイク・ハウなるボーカリストですが、実はメタル・チャーチの新路線はこのHERETICの音楽性を引き継いだものでありました。正統ヘヴィ・メタルというジャンルの風格に忠実なガンコ肌。伸びのある歌声が先導するヴォーカルオリエンテッド作品です。
幾分優等生的にはなりましたが、ギターはこれまでの2枚の作品同様やっぱりいい仕事してます。リフメイカーとしてはこのバンド、当時メタルシーンの頂点と言って良かったのでは。威風堂々のミドルテンポ、オープニングナンバー“Fake Healer”はこの時期いちばんのアンセム曲です。
初心者おすすめ度 : ★★★★ マニアック度 : ★★★
どこで買える? : 専門店??
注目曲!
1.Fake Healer 2.Rest in Pieces (April 15,1912) 3.Of Unsound Mind
9.the Powers That Be