RONNIE JAMES DIO
July 10, 1942 - May 16, 2010

貴方は昔からMASTERだった
他のメンバーはすべて従者だった
と今は思う
この曲が、アルバムがはるか昔に語ってましたよね
代表曲じゃないかもしれませんが
世界一勇ましいヘヴィ・メタル、
この曲で見送りたいです





一番先に思い出すのが、80年代終わりごろ、かのメタル・チャリティープロジェクト「STARS」の際、
この運動に参加しない奴など地獄に落ちろ、
と言ったか言わなかったかという。

日本のどこかの雑誌の人たちが思想の強制だなんだとロニーさんに対してものすごく怒っておられましたね。
非常に低次元な論争。

本当に言ったか言わなかったかなど、本当にどうでもよく、事実として、数億円は困る人たちの助けに回ったわけですから、
でかいチャリティー活動の裏で必ず金儲けする汚い奴がいるとか、そういうこともあるけど、とにかく、実際に困る人たちがたくさん助かったわけですから。

まったく、ロニーさんは攻撃的と言っていい正義感を持つ人だな、と思った。






長い間更新しておらず、久々に何か書くのが、こういう内容になって本当に悲しい。

私は何度もこれまで、「こういうこと」を言ってますけど、

誰か有名な人が亡くなって、そして最大級の悲嘆を言葉で表現し、朝まで泣いた......とか、そういうのが、すごく変だと思ってるんです。

ホンマに朝まで泣いたんかい、と。



知った人、世話になった人ならそりゃ涙も出ますけど、俳優やロックスターは近い人ではない。
どれほど愛着を感じていても、しかし身近な愛着ではない。


本当に悲嘆する人たちを馬鹿にしているわけではない。

ただ、悲嘆という行動を宣伝する人たちの9割は、普通に起きて普通に寝て普通にメシ食って普通に屁こいて、まったく日常の生活と同時進行で、悲しいんですよ私はー!!!!ということを約束事のようにアピールしてるだけ。

例えば有名人が亡くなったらCDや映画がどかんと売れるけど、それと同じ。



RONNIEは、年齢で言えばそんな無茶に悲惨な死に方ではないし、アメリカ人のおっさんの平均年齢、程度だったんじゃないですか。

私は、悲しいというより、ひたすら哀しい。

あなたの作ったものは永遠に行き続ける、とか、そういう、近所の植木屋の葬式でも誰か言いそうな言葉で、天才と呼ばれた、その人たちの、命が尽きる間近の心というものに、ファンとしてちゃんと応えることができるのか。



陳腐な言葉はいらん。

私の言う言葉だって、強烈に陳腐である。


ただ......

コージーのときも強く感じたことですが、あえて80年代メタル、と言うけど、

80年代メタル、真の終焉。





そりゃ、音楽そのものが万国共通に素晴らしいものなので、これからも新しいファンが必ず一定数出てくるし、ファンからしたら音楽=その人となりだから、アーティストは、永久に死ぬことはない。それはよくわかっている。

わかってはいても、やっぱり、死んだ、ということは死んだ以外の何物でもないわけで、
これからもリバイバル、復活はあるけど、しかしあくまで復活、リバイバルであり、
主役が死んだということは正しく、80年代メタルの、終焉なのだ。

という、寂しい気持ち、
悲しいと言うより、本当に心の底から哀しいんです。

あなたこそ最後まで生きていてください、という人から先に死んでいく。
その法則は一般人もロックスターも関係ない。

それもまた哀しい。






何かこう、

オレの時代まで、終わった。

オレの時代なんて言うオマエは何様だ、と言われようが、
しかしオレの時代まで終わった。
ひしひしと、そんな気分です。




RONNIEさん、
本当に、ファンタジーの国に行ってしまわれたのですね。
そこには、貴方の大好きな音楽が鳴り響いてますか。







アルバム買いに行く?
追悼の気持ちで1週間くらいRAINBOW、DIOを聴く?




そんなことしません。



ただ、これまで同様、まったくこれまでと同様、思い出したようにアルバムを聴いて、
MP3プレイヤーにランダムに放り込んだ名曲が突然飛び出してきて猛烈に感動したり、

メタルが好きだと小耳に挟んだ、そういう奴がいたら一番先にコレを、アレを聴かせる。




蟷螂の斧、ごまめの歯軋りにも足りない自分という人間の活動ですが、
80年代メタルを若い連中に伝えることを、今一度、しっかり心がけたいと思います。









泣いてる暇あったら、俺の音楽、知らん人に聴かせておくれよ。


本当のアーティストの、ファンに対する心の言葉だと思います。



本当のファンの言葉、なるものを私が言えるのかはわからない。
いや、ファンからしたら、追悼しない人間はどつきまわされるんじゃないですか。



たったひとつ。


貴方のような人がいたから、私はこの年齢まで生きてこられた。


まだ少しだけ、貴方より私は長く生きるけど、
音楽に、ハードロックに、ヘヴィ・メタルに人生を変えられた人間の嬉しさ、楽しさをいろんな人に伝え、
もちろんこの国では9割の人間には笑われますが、
それでも、ずっとこれからも伝えていくことを、追悼の態度に代えたいと思います。



お疲れ様、という言葉を英訳できない。
でも、昔から特に日本のファンを大事にしてくれた人です。

わかってくれるでしょう、たぶん。