4R 「種牡馬事情2002」
1月30日、田中真紀子元外務大臣が、野上事務次官共々更迭されました。
田中真紀子元外相の話を聞いて、かつて菊花賞に出走していたマキノホープ(故・田中角栄氏所有馬)を思い出してしまいましたが、私は一体いつ生まれなのか本気で疑問に思う今日この頃です。
それよりも、輸入牛肉の件などの一連の不祥事の末に
○印が潰れないか、(本気で)心配です。
それはさておき。
ちょっと前に、(株)レックスさん発行の、内国産、外国産種牡馬一覧なるものが手に入りました。
一応、国内にいる大半の種牡馬の種付け料などが書かれているのですが、よくよく見てみると、何故かこの一覧表に掲載されていない馬もいます。例えば、2000年のスプリンターズステークス勝ち馬ダイタクヤマト(今年種牡馬入りのはず)、そしてその父ダイタクヘリオス、よくよく見ればヘリオスの父ビゼンニシキもいません。
親子三代揃って端折られてます。
(ビゼンニシキは引退したような気がします。年齢的なものもあるので)
恐らく、地域的なものか、企業的な何かがあるのでしょう。それが証拠に、門別軽種馬農協にいるミホノブルボン、ナリタタイシン、トウケイニセイ等の面々は掲載されていませんでした。しかし、同じ門別でも、白井牧場にいるカリスタグローリは掲載されている為、地域的なものではないのかもしれません。でも、同じ白井牧場にいるグルメフロンティア、ミスタートウジンは何故か掲載されてません。
ますます謎です。
その辺は置いといて、中身を見てみることに。
表の構成は五十音順で、年齢、種付け料、フリーリターン特約(受胎後、流産等のトラブルがあった場合、次の年の種付け権を優先的に得られる特約。間違ってたらスイマセン)の有無、それと+α(新種牡馬or今年初年度産駒デビューの表記)となっています。
ちなみに平成14年の新種牡馬は・・・・・
アグネスタキオン
アントレプレナー
ヴィクトリースピーチ
エイシンキンボール
クリプティックラスカル
シンボリスウォード
ステイゴールド
セイウンスカイ
ダイワテキサス
テイエムオペラオー
デザートキング
ニューイングランド
バチアー
ブラックタキシード
ブラックホーク
マイネルマックス
ムタファウエイク
メイショウオウドウ
メイショウドトウ
レオリュウホウ
(内国産、外国産関係なく五十音順。以下も同じ。なお元海外馬は、スペルの読み方が国によって変わる為、表に掲載されている読み方を使っています)
となっています。思っていたより多いです。実際には表に掲載されていない種牡馬(先程紹介したダイタクヤマトや、昨年のドバイワールドカップの勝ち馬キャプテンスティーブ等)もいますから、実際にはもっと多いと思います。
さて、結構気になる方も多いと思われる種付け料についてですが、やはりピンキリのようです。公表されている馬を見ると、10万円(イタリアンカラー、ダイタクサージャン、マイネルマックス、マチカネタンホイザの4頭)〜1000万円(クロフネの父フレンチデピュティ)まで。それと、既にbook full(種付け株が満口)の馬もいまして、
アグネスタキオン
クロフネ
サンデーサイレンス
ステイゴールド
テイエムオペラオー
フサイチコンコルド
フジキセキ
以上7頭が満口となっています。まあサンデーサイレンスは当然の結果でしょう。新種牡馬(青字)の人気も頷けるものがあります。が、意外に人気があるのがフサイチコンコルド。初年度産駒から新潟2歳ステークス(GV)勝ち馬バランスオブゲームを輩出し、前途は洋々。フジキセキも安定した仔出しが人気を呼んで、満口のようです。
ちなみに、サンデーサイレンスと並ぶ大種牡馬ブライアンズタイムはというと、満口ではなく未定となっています。同じくメイショウドトウも未定。種付け権のことでモメているのでしょうか?
そして、名前が出た以上、この方についても調べてみましょう。そう、日本の種牡馬記録を次々と塗り替え、恐らく残すタイトルはリーディングブルードメアサイアー(母の種牡馬成績トップ)のみであろう
サンデーサイレンスについて。
現在、彼の産駒で種牡馬となっているのは、
アグネスカミカゼ
アグネスタキオン
アドマイヤベガ
エイシンサンディ
サクラケイザンオー
ジェニュイン
ステイゴールド
スペシャルウィーク
ダイタクサージャン
タヤスツヨシ
ダンスインザダーク
バブルガムフェロー
フジキセキ
ブラックタキシード
マーベラスサンデー
メイショウオウドウ
ロイヤルタッチ
ローゼンカバリー
・・・・・計18頭。
ちなみにこれで全部ではありません。他にサンデーウェル(平成7年セントライト記念勝ち馬)等のリストに掲載されていない馬も合わせれば、恐らく20頭はいると思われます。そしてこの後種牡馬入りするであろうエアシャカール(平成12年皐月賞、菊花賞勝ち馬)、マンハッタンカフェ(平成13年菊花賞、有馬記念勝ち馬)まで増えたら・・・日本の競走馬はサンデーサイレンスで溢れかえってしまうのでは?という心配をしてしまいます。願わくば、日本における
「セントサイモンの悲劇」が起きないことを祈りたいものです。
(セントサイモンの悲劇・・・昔、イギリスでセントサイモンという種牡馬が大活躍し、人々が挙って彼の産駒を求めた。その結果、セントサイモンの血がイギリス国内で飽和状態に陥ってしまった、という事件。結局、他国から非セントサイモン系の馬を輸入し、血の浄化には成功したものの、セントサイモンの勢力は一気に衰えてしまった。このセントサイモンの系統に属する日本馬には、五冠馬シンザンや、宝塚記念と有馬記念を逃げ切ったメジロパーマーなどがいる。)
それでも勢いは衰えないサンデーサイレンス。昨年のセレクトセールでは海外のバイヤーまでもがサンデーサイレンス産駒購入に意欲を燃やしていた。その海外バイヤーの一人が、アラブの石油王
シェイク・モハメド殿下
現に昨年、サンデーサイレンス産駒をセールにて購入。そして今年は、自ら所有する牝馬14頭を日本に輸送し、サンデーサイレンスを種付けするのだという。
ん!?待て。確か昨年発表されたサンデーサイレンスの種付け料は2500万円。今年も同じだと仮定して、14頭だから・・・・・
3億5000万円!?
さすが石油王、やることがとんでもないです。恐らくこの金額も、彼にとっては大した金額ではないのでしょう。何しろ、彼が宿泊したホテルにて、エレベーターが来ないだけで
「このホテルを買い取るのに、いくらかかるんだ?」
と言ってしまうような方です。金銭感覚が尋常ではありません。
そういえば殿下、日本の馬主資格を取得する為JRAに申請したところ、「日本国籍を有していないからダメ」と断られたらしいんです。そしたら殿下、何を血迷ったのか
「日高の牧場全部を買い取るのに、いくらかかるんだ?」
・・・・・日本人の代理馬主でも雇った方が早いよ殿下。
しかし日本の競馬界が、モハメド殿下率いるチーム・ゴドルフィンの、青一色の勝負服に席巻されたら、それはそれで怖い気がします。そうならないためには・・・
頑張れ!サンデーサイレンス産駒!>何故そこに行き着く