アイノミドリシジミ Chrysozephyrus brillantinus 

 町内にはわりと多いミドリシジミの一種です。
次種メスアカミドリシジミと共に♂の翅表は特
に緑色を強く反射します。小中学生の頃から
何度も採集し、見る角度によって緑、青、茶と
3色に色を変え、友達の前で得意気に標本を
見せびらかしていたものです。
 ♂は午前中の早い時間に活発に飛び、10時
頃見に行くとすでに弱々しく地表を舞っていま
す。地面からの吸水行動へと移るからです。こ
のチャンスにこそ撮影しようと構えるのですが、
なかなか開翅はしてくれません。いよいよあと
一歩で撮れそうという所で通行人。視線を感じ
ると気が散ってしまい、あきらめるしかないの
です。
 ナワバリを見張っている時は、手が届かない
木ノ葉に止まっているので、無理を承知で一番
近い小枝をつかみ、風の揺れを装って刺激し
ないようたぐり寄せ、どうにかカメラの前まで引
っ張って、逃げられては待ちを繰り返しながら、
撮影するのがパターンの1つ。
 ♂同士の乱舞はスピード感にあふれ、ファイ
ンダー越しの映像より、生で見ていたいと思う
ほどです。この激しい舞いが一段落し、低位置
へ降りて吸水行動を取る直前こそが、翅を休
めて開翅する一瞬のチャンス!
 ♀の翅表には大きめの燈色斑を現すA型が
多く、燈色斑+青い紋を持つAB型が次いで
よく見られます。ごく稀にO型に近いA型も現
れますが、青い紋だけ現すB型はまだ一度も
確認していません。

♂ 表 見る角度によっては青い色を反射。7月22日 町内

♂ 緑を反射。7月15日町内

♀ 裏 雌雄とも地色が茶色いので
白帯がよく目立つ。 8月2日 町内

♀ 表 A型     9月3日 町内 

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 データ

・分  類:シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
・初見日:7月2日〜(2004年記録)
・終見日:〜9月24日(2008年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■□□□□□□□□
・食  草:ブナ科コナラ、ミズナラ、カシワ、クヌギなど
・越冬態:卵
・難易度:★★★★★★☆☆☆☆
 

アリに触角を噛まれる。8月2日町内

♂ 地表で吸水。7月13日町内