アカボシゴマダラ Hestina assimilis

 台風一過と言えば南方から蝶が飛ばされて
来ることで、少なからず期待を持って撮影に
臨むものですが、そう簡単に何かと行き会う
はずもなし。町内産在来種でまだ未撮影の者
が撮れるとすれば、こんなタイミングかな?な
どと、散策に出掛けた山中。おなじみの面々に
混じ、妙に全体の白っぽく、やや大柄なタテハ
が横切りました。ちょっと遠めでしたが、日を浴
びてナワバリを見張るようなポージングで止ま
ったのは、
 「アカボシゴマダラだっ!」
自分でも意外なほど興奮せず、冷静にカメラ
を操ります。望遠系のズームレンズを組んだ
デジカメが威力を発揮。フィルム派の私もこん
な時は背に腹は代えられず。何とも幸運なこ
とに、手前にかぶる枝葉がちょうど空く位置で
こちらの様子を見ているよう。所々損傷があり、
ある程度の距離を経て来たことは確か。ただ、
大陸産が人為的に持ち込まれたとも報告され
ており、正直あまり感動はなし。ここでは午後
2時過ぎから夕方5時半頃まで、一定の空域と
枝先で地元種と混戦。しばらく楽しませてもら
いました。
 その後も同地で経過観察。銀塩(フィルム)
でも接写できました。翅の傷み具合から識別
すると、少なくとも3匹以上いるように見受けら
れました。後継世代が発生しているのか?新
鮮な個体と飛び古した個体が併存。加えて本
家とも言えるゴマダラチョウさえ、遅ればせな
がら登場。順番が違うよなぁ。
 更に翌年の調査で春型も確認。こりゃ駆除
が追いつかず、普通種になってしまうな。

夏型 裏 デジカメの望遠で。   8月11日 町内
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夏型 表 フィルムのマクロで。  9月9日 町内

・分  類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:春型5月23日〜(2017年記録)
      夏型6月15日〜(2015年記録)
・終見日:〜春型7月24日(2015年記録)
      〜夏型10月8日(2017年記録)
・備  考:長野県初確認、2014年8月11日(軽井沢)
 

・化  性:年3〜4化?
・開  長:■■■■■■□□□□
・食  草:(本来は)ニレ科リュウキュウエノキ
・越冬態:幼虫(軽井沢では寒さのため難しいか?)
・難易度:★★★★★★★★★★(2015年頃)

 データ

春型 赤斑がなく白色部が発達。6月9日町内

一定の空域で占有行動を取る。   8月29日 町内