6月中旬になると現れ、木立ちの中を軽や
かに滑空するのは、近似種に共通した飛び
方です。
どんな蝶でも、生息範囲は幼虫の食草の
分布域に関わりがあります。フタスジチョウ
は町内各地で見られるものの、やや山地に
片寄るのはシモツケがその地域に多いから
でしょう。あまり珍しい蝶ではありませんが、
あらためて写真の撮影に取り組むと、意外
にもチャンスが少なく、表裏両面撮ろうと思
うとなかなか結果が出せませんでした。それ
でもある時、無数に飛び交う多産箇所を見
つけ、動物のふんにも止まっていて、思わ
ぬ所で成功をおさめました。
振り返れば昔はよく走って蝶を追ったもの
です。逃げられては追いかけ、追うからまた
逃げられる。それは充分わかっているのに、
追いかけずにはいられなかったのです。最
近は体力的に難しくなり、全力で走る機会
は減ったように思います。
気持ちの問題でしょうか、まだ一度も撮っ
たことのない蝶の場合、焦りが前面に出て
しまい、失敗に終わることが多く、1枚でも
撮影してしまうと、その後は何回もチャンス
に恵まれ、余裕を持って撮影できるように
なるような気がします。今でこそ居場所が
わかっている各種の蝶も、見つけられずに
探していた日々が、遠く懐しく感じます。
表 7月2日 町内
裏 7月1日 町内
求愛。 7月4日 町内
獣糞に群れる。 7月6日 町内
データ
・分 類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:6月10日〜(2004年記録)
・終見日:〜9月8日(2003年記録)
・化 性:年1化
・開 長:■■■■□□□□□□
交尾。 7月19日 町内




