ギンボシヒョウモン Speyeria aglaja 

 カメラを持つようになって初めて撮った昆虫
は、交尾中のゲンゴロウ(1987・昭和62年4月)
でした。蝶の中で初めて撮ったのはベニシジミ
で、いずれも町外での撮影でした。では軽井沢
で一番最初に撮った蝶は?と言うと、ギンボシ
ヒョウモンがモンキチョウ、ヒメウラナミジャノメ
と共に同じ日付で撮影されているのでした。
 この蝶も個体数は多く、昆虫クラブに入る前
の年から、庭先でよく採集していたものです。
もちろん当時は種名も知らず、よく似たウラギ
ンヒョウモンと共に、虫カゴいっぱいに捕まえ
ては弱らせてしまい、結局捨てるだけになっ
ていたものです。今になって思えば、私にとっ
て昆虫採集は、学術的な調査・研究の一環
ではなく、単なる子供の娯楽に過ぎなかった
ようです。
 6月上旬から飛び始めるのですが、この時
期に見られるのは♂だけで、♀は8月入って
からの登場となります。実はその時までには
ほとんどの♂が姿を消し、一体いつ交尾して
いるのか、なかなか観察できませんでした。
初めて交尾シーンを見たのは7月の第1週。
うっすらと霧のまく、肌寒い日でした。♀は羽
化直後のようです。

♂ 表               7月3日 町内

♂ 裏     7月15日 町内

♀ 表              7月14日 町内

♀ 裏(正常) 8月22日町内

♀ 後翅基部付近の銀紋が
発達した個体 8月29日町内  

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後翅亜外縁には
何の紋もない。

性標細く3本。

交尾(上が♂)。7月3日町内

 データ

・分  類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:6月4日〜(1998年記録)
・終見日:〜9月16日(2008年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■■■■□□□□
・食  草:スミレ科多種
・越冬態:幼虫
・難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆