いくつかの例外はありますが、ジャノメチョ
ウ亜科の多くは、種名の一部に「ジャノメ」か
「ヒカゲ」のどちらかがつくものです。中でも
中心的なネーミングとなるヒカゲチョウは、こ
の仲間全体をさす呼び方と区別するために、
ナミヒカゲという別名が、設定されているよう
です。このような別名がついた蝶に、私は哀
れみを感じてなりません。
「ナミ」という言葉は、「普通の…」という意
味であり、いわばクロいヒカゲでも、オオきい
ヒカゲでも、キいろいマダラのあるヒカゲでも
なく、これと言う個性のない、平凡な存在を
表す言葉ではないでしょうか?種名とグル
ープ名が同じだと、まぎらわしいのかも知れ
ませんが、私はむしろ別名があることで、混
乱をきたすような気がします。
軽井沢では6月下旬から飛び始め、多産
する箇所もありますが、撮ろうと思ってすぐ
撮れるものでもなく、まめに歩き回ってさえ
いれば、そのうち撮れている蝶です。確か
に「ナミ」かも知れません。
産卵期にはササの茂みに♀が次々飛来
し、比較的容易に産卵シーンも撮影できま
す。ただし薄暗い場所なので、シャッタース
ピードいかんでブレる可能性があります。
気前よく開翅してくれると嬉しいものです。
♂ 表 7月27日 町内
キバネセセリ(左)と。共に♂。
7月18日 町内
後翅中央に性標(毛の束)。
データ
・分 類:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
・初見日:6月28日〜(2004年記録)
・終見日:〜8月26日(2010年記録)
・化 性:年1化
・開 長:■■■■■□□□□□

♀ 表 (♀の地色は淡い。) 7月8日 町内


クロヒカゲ(上)と。共に♂。
7月17日 町内

