ヒメアカタテハ Cynthia cardui 

 タテハチョウの仲間は通常、太陽に背を向
けて止まります。そのことに気が付いたのは、
ヒメアカタテハを撮影していた時でした。当初
私が使っていたレンズの最短撮影距離、約
30cmの位置から、花の蜜を吸うヒメアカタテ
ハに近付くと、私の後頭部に日が当たり、画
面にはその陰が入っているのでした。それを
避けようと斜めに構えると、翅の模様がわか
り難くなる…。仕方がないので一旦飛んで止
まるのを待つと、またもクルッと向きを変え、
やはり私の頭が陽差しを遮り、翅を隠してし
まうのでした。その時は結局斜めから撮りま
したが、その後も陽当たりの良い場所でタテ
ハ類を撮ろうとすると、ほとんど太陽が背後
に来て、思わぬ苦戦を強いられるのでした。
 またヒメアカタテハに関して、まだ裏面が撮
影できていなかった頃。町外へ買い物に出
掛けた時、無数に飛んでいる場所を見つけ、
とにかく1枚でもおさえようと、撮影に掛かり
ました。すぐに済むかと思いきや、相手は車
道と歩道を隔てる花壇に群れ、通行人から
の視線を浴びっ放し。そこは交差点の角で
もあり、信号待ちの車を背後に感じながら、
四つん這いになって臨むのです。
 「恥かしいから早く立ち去りたい!」
 と焦って撮影したこともありました。その後
町内でも、あらためて撮り直しています。特
に秋が活動のピークで、求愛や産卵シーン
などはその頃が観察しやすくなります。
 この蝶は世界共通種としても有名です。

裏                 10月12日 町内

越冬後。         5月1日 町内
軽井沢の冬に耐えられたのか疑問。

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産卵…ハハコグサに。 10月10日 町内
この時期産み付けられた卵は、孵化後
に霜が降りれば死滅してしまうのでは?

 データ

・分  類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:越冬後4月27日〜(2015年記録)
      新成虫5月27日〜(2015年記録)
・終見日:〜12月7日(2003年記録)
・化  性:年3〜4化
 

・開  長:■■■■■■□□□□
・食  草:キク科ヨモギ、ハハコグサなど
・越冬態:成虫(町内では寒さのため難しい)
・難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

求愛、上が♀なのか?         10月19日 町内

異常型。  9月25日 町内