ヒメジャノメ Mycalesis gotama fulginia 

 これは写真を撮るようになってから、軽井沢
でも地域によって多産箇所があることに気付
いた蝶です。それまでの記憶では、県内の他
市町村に住む、親戚の家の庭先でよく見掛け
ており、手元にあった標本も、そこで採集した
ものだったような気がしていたのですが、もし
かしたら町内で採っていたのかも知れません。
 軽井沢でヒメジャノメを探し始めたある時、道
路わきにジャノメチョウ亜科特有の飛び方をす
る蝶を発見。見慣れたヒメウラナミジャノメより
やや大きく感じたので、車を駐めてよく見ると、
そこにはヒメジャノメがいたのです。撮影自体
は難なく済み、これでまた1種類写真が増えた
と喜んでいたのですが、後日、地図を眺めてい
てがっかりしてしまいました。その撮影地が行
政区分上の軽井沢地籍から、わずか数10m
はみ出していたのです。これでは町内で撮っ
たことにはなりません。
 翌年からしっかりと町内で狙って撮っている
のですが、夏が発生のピークなので、軽井沢
で働く者にとって仕事の最盛期と重なり、どう
しても9月に入ってからの撮影になってしまい、
状態の良い個体を選んでも、色あせて見える
のは、仕方がないと思って下さい。
 撮影は裏面の方が簡単で、表面を狙うなら
翅を開いてから近付くより、予め閉じているう
ちに構えて待っていることをお薦めします。

樹液を吸う2匹。  9月7日 町内 

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性標は1ヶ所。後翅基部付近に毛の束。

♂ 表             6月16日 町内

♂ 裏           6月16日 町内

中央の白帯は
黄色味がかり、
ほぼ直線的。

後翅には眼状紋を現さ
ない個体が多い。  

 データ

・分  類:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
・初見日:6月8日〜(2003年記録)
・終見日:〜9月25日(2002年記録)
・化  性:年2〜3化

・開  長:■■■■□□□□□□
・食  草:イネ科チヂミザサ、アシボソ、ススキなど、
      カヤツリグサ科
・越冬態:幼虫
・難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
 
前種と違って、
この部分の眼
状紋、下の方
が小さく、しば
しば消失する。

♀ 表        9月1日 町内

♀ 裏 翅形に丸み。8月21日 町内