イチモンジセセリ Parnara guttata guttata 

 セセリチョウ科の最多産種で、町内全域ど
こででも見られます。あまりにも数が多いの
で、コレクターに注目されることがなく、私も
特に思い入れはありません…。とは言え、こ
の蝶がいなかったら、野山の風景は急に淋
しくなるに違いないでしょう。
 春先には翅のいたんだ個体をわずかに見
掛ける程度ですが、8月以降爆発的に増え、
晩秋までが主な活動期になっています。花
ごとに何匹も群れていて、いかに大挙してい
るかを物語っています。
 気を付けなければならないのは、チャバネ
セセリ等の近似種を見過ごす可能性がある
ということです。この仲間は近くで注視しなけ
れば区別が難しく、どれもイチモンジセセリ
より数が少ないため、何匹見掛けても結果
が同じことに慣れてしまい、軽井沢でチャバ
ネセセリやミヤマチャバネセセリは見られな
いと決めつけてしまうのでした。実は私がそ
うでした。せいぜいコチャバネセセリが区別
できる程度で、オオチャバネセセリでさえ、
いても不思議ではないと思いつつ、いない
と思い込んでいたのです。全てはイチモンジ
セセリが多過ぎるための勘違いでした。
 しかし数が多いとは言え、交尾シーンとな
ると、求愛や産卵シーンに比べ、目撃回数
が少ないようです。

交尾 多産種でも珍しい。 9月12日 町内

吸蜜。各種の花に群れている。
求愛ではない。 9月9日 町内  

ヘリグロチャバネセセリに誤認
求愛か?    7月27日 町内

正しく求愛。左が♀。 8月24日 町内 

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産卵              9月11日 町内

触角が短い。 中室の斑点が小さい。

表 後翅の紋は一列。  5月26日 町内

 データ

・分  類:セセリチョウ科セセリチョウ亜科
・初見日:5月14日〜(2004年記録)
・終見日:〜11月20日(2011年記録)
・化  性:年2〜3化
・開  長:■□□□□□□□□□
 

・食  草:イネ科イネ、ムギ、クサヨシ、エノコログサ、
      ノビエ、アシボソ、ススキ、カヤツリグサ科
・越冬態:幼虫(町内では寒さのため難しい)
・難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆