ジャノメチョウ Minois dryas bipunctata 

 その名の通りヘビの目のような紋を持ち、
この蝶をはじめとするジャノメチョウ亜科全
体の特徴にもなっているのですが、一般的
には蛾と勘違いしている人も多いようです。
 蝶と蛾の一応の区別点の目安として、触
角にいくつかの差異があります。先端部が
コブのように膨らんでいるのが蝶で、それ
以外は蛾と思えばいいようです。ちなみに
現在日本で確認されている蝶は約250種、
蛾は4,000種以上と言われています。つま
り蛾という大群の中に蝶という一群がいる、
と言っても過言ではないでしょう。
 本種は7月上旬から飛び始め、9月下旬
まで見られます。町内各地に生息し、数も
多いので、交尾シーンもあちこちで目にし
ます。小学生の頃初めてこの蝶を見た時
は、交尾をしている最中で、
 「これは絶対異常型だ。本来2匹になるは
ずが、お腹のつながった1つの蝶として生ま
れたんだ。」 
 と無理やり引き離したこともあります。今
思えば、残酷なことをしたものです。
 天敵からの受難のシーンもよく見掛けま
す。草むらからノラ猫が飛び出しました。前
足を宙に伸ばし、後ろ足でジャンプ!何か
空中キャッチしようとしたのです。その先に
はジャノメチョウ。あわやと思いましたが、
猫は引力に負けて着地。ジャノメチョウは
上空へ…。こんなこともありました。

交尾 上が♀。8月18日 町内

樹液に群れる。    8月20日 町内

地面から養分を摂る♂。 8月20日 町内

活動期末の♀。 9月1日 町内

♀表 8月22日町内

♂ 表 8月9日町内

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 データ

・分  類:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
・初見日:6月30日〜(2004年記録)
・終見日:〜10月7日(2000年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■■■■□□□□
・食  草:イネ科ススキ、カリヤスモドキなど
・越冬態:幼虫
・難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆