キバネセセリ Bibasis aquilina chrysaeglia 

 昆虫図鑑というのは様々な昆虫を載せてい
るため、それぞれに分類されたグループの中
から、ある程度抜粋した種類が集められてい
るわけです。そのため蝶に関しても全種類が
紹介されているわけではなく、必ずしも正確
な判定ができるとは限りません。私が小学生
だった頃、最初に手にした昆虫図鑑には、キ
バネセセリは掲載されてなく、しばらくはアオ
バセセリだと思っていました。やがて蝶だけを
網羅した蝶類図鑑を購入。すでに別種だとは
わかっていたものの、種名は後から知ったも
のでした。
 個体数は多く、町内各地の山地で見られ、
7月中旬以降にピークを迎えます。翅の紋様
は雌雄で部分的に異なるため、両性ともおさ
えた方が解説し易いと思うのですが、この蝶
も開翅することが少ないため、区別点の説明
が思うにまかせません。
 ♂は湿地や獣糞に群れることもありますが、
蝶の集団を撮影することは、各個体がよほど
過密に止まっていない限り、難しいものです。
 イケマの花には♂♀とも大挙して吸蜜に訪
れ、盛夏の頃に山を歩けば、おびただしい量
のキバネセセリに驚くことでしょう。

♀ 裏               8月2日 町内

♂ 湿った登山道の日陰に集団を作る。 8月2日町内

イケマに群れる定番シーン。ひと房でこの数!
株全体ではどのくらい?    7月26日 町内

♀ 表      7月28日 町内  

前種へ
目次へ
次種へ

この紋は♀だけ。

 データ

・分  類:セセリチョウ科アオバセセリ亜科
・初見日:7月5日〜(2004年記録)
・終見日:〜8月26日(2005年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■□□□□□□□
・食  草:ウコギ科ハリギリ、センノキ
・越冬態:幼虫
・難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 

♂に黄白色の紋はない。

♀は裏にも
明瞭な紋。