キマダラセセリ Potanthus flavus flavus 

 いつどこで、どんな状況で採集したのかは
全く記憶がありません。しかし確かに捕まえ
たことがある!という証拠として、現存する
板張り標本の中に、1匹だけキマダラセセリ
があるのです。この蝶は町内で採ったような
気がするのですが、採集記録帳はすでに紛
失しており、今となっては謎の部分も多くな
ってしまいました。
 そんな中、撮影を進めていたある日、20年
ぶりぐらいで本種と再会を果たします。セセリ
が多いあの草原で、見慣れない黄色い奴を
発見。それがキマダラセセリとわかった時に
は、すぐに接写で裏面を写すことができまし
た。しかし表面を撮ろうと構えた所で、惜しく
も逃げられてしまったのです。飛び方が活発
で、見失うと追いかけようがありません。しば
らく待機して360度全方向に目を配り、少しで
も動くものがあればすぐにカメラを向け、再び
舞い戻ったものが翅を開いた所で、即シャッ
ターを切りました。久しぶりに見るキマダラセ
セリの翅表は、ヒメキマダラセセリの♂と♀を
足して2で割ったような印象でした。
 その後他の場所でも見掛けるようになりま
したが、撮影は偶然に頼るだけ。近年になっ
てようやく多産傾向にある草はらを見つけま
した。ただ悲しいことにそこは某不動産屋の
売り地になっていて、将来的には住宅が建
ち並んでしまうのかも知れません。  

♀ 表 ヘリが太い。  7月19日 町内

♂ 裏                 7月11日 町内 

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♂ 表 ヘリが細い。 7月19日 町内

 データ

・分  類:セセリチョウ科セセリチョウ亜科
・初見日:7月11日〜(2004年記録)
・終見日:〜8月21日(2006年記録)
・化  性:年1化 

・開  長:■□□□□□□□□□
・食  草:イネ科エノコログサ、ノビエ、メヒシバなど
・越冬態:幼虫
・難易度:★★★★★★★★☆☆