コツバメ Callophrys ferrea ferrea 

 明るくてカラフルなシジミチョウ科にあって、
比較的地味な色合いのコツバメは、春まだ
浅く、雪溶けがやっと終わった頃に飛び始め、
6月上旬までの短い季節を駆け抜ける蝶です。
 静止時、かたくななまでに翅を閉じる蝶は、
シジミチョウ科としては珍しく、翅表の撮影に
は、これまた飛翔中を狙うわけですが、飛び
方は非常に素早く、シャッター速度もピントの
深度も、合わないことがほとんどです。個体
数は多いのに、撮影となると裏面だけになる、
小さな頑固者なのです。
 飛翔シーンを撮る時は、主としてフラッシュ
撮影をするのですが、初めて手にしたストロ
ボは中古品で、形が大きいグリップタイプスト
ロボでした。やがて買い換える時がきて、小
型で軽量なクリップオンストロボを手に入れ、
これで楽に撮影できると思いきや、またまた
知識不足が露呈してしまいます。何と当時使
っていたカメラは、シャッター速度が1/125秒
以下でなければ、シンクロしなかったのです。
 「なぜもっと速いカメラを買わないの?」
 とおっしゃる方も多いことでしょう。残念なが
ら私の懐には、その余裕がないんです!理
想の写真が撮れないわけを、お金がないせ
いにするのは、アマチュア特有の甘えでしょ
うか?
 「下手な鉄砲は、数打っても当たりません。」
 蝶を撮ることは、撮影者のテクニックに加え、
機材の性能も重視すべきかも知れません。
 過日、遅ればせながらシンクロ1/250秒の
機種を買い、さすがに違いを実感しましたが、
晴天時にノンフラッシュで高速シャッターを切
った方が、当たる確率は高いようです。

♀ 表             5月8日 町内

交尾      4月18日 町内 

産卵 ツツジに…。5月19日町内  

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裏面が白化した異常型。 4月20日町内 

♂の翅表は渋い紺色で、前翅中央
上湾部にダ円形をした灰色の性標。

♀の翅表は全体的に明るい水色。

♂ 表           4月20日 町内

 データ

・分  類:シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
・初見日:4月7日〜(2009年記録)
・終見日:〜6月22日(2010年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■□□□□□□□□□
・食  草:ツツジ科ヤマツツジ、シャクナゲ、アセビなど、
      バラ科エゾノウワミズザクラ
・越冬態:蛹
・難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆