前頁へ  目次へ  次頁へ

軽井沢一万葉

 2.浅間に刻まれる雪の造形

↑巨大な風紋。 2010(平成22).1.19.
浅間山の東斜面です。山頂付近を見上げたアングル。冬場は猛烈な寒風が吹き荒
れ、地表の雪に風紋を作ります。この風は浅間下ろしと呼ばれ、時にカメラの可動部
も固まって撮影不能に陥るほど。午後の太陽が早くも西に傾く頃、一段と陰が際立ち
ます。浅間下ろしは、三脚などいとも簡単に倒してしまい、低位置にかがんでしっかり
押さえながら、ケーブルレリーズでシャッターを切ります。目の前に広がる風紋ですが、
離れて見ているから形がわかるもの。画面左下に入る斜めの雪原でも100mほど先。
寒風に耐える木は人の身長と同じぐらい。撮影位置から山頂までは、夏でも2時間以
上歩く距離。あまり近付いてしまうと、紋は把握できないだろうなぁ。

←ホワイトチョコレート? 2009(平成21).12.29.
ざっくり削られた沢がある所。冬には強風により
雪庇が出来ます。ある程度成長した雪庇が崩れ
落ち、新たな雪がかぶり、何ともまろやかな形を
作りました。再び成長する雪庇のラウンド感もな
めらか。これ、大きさわかるかな?

↑雪の滝。 2010(平成22).1.9.
こちらも浅間下ろしの作。さらさらの雪が風に流され、まるで川のような風紋を作りまし
た。それが雪庇を形成しながら谷へ舞い落ちて行きます。その造形美もさることながら、
光の関係で青く写る雪そのものが魅力的!寒いからと言って出不精になっていては、
冬にしか出会えない貴重なシーンを見逃してしまいます。

↑流れる…。 2016(平成28).2.25.
様々な雪の造形で楽しませてくれる浅間山。その雪も春に
なると融け、地面がむき出しになってきます。東側から見上
げた稜線には、このような筋状の模様が浮かび、他では見
られない特徴となっています。