前頁へ  目次へ  次頁へ

軽井沢一万葉

 18.歩いて、しかも撮りたくなる「道」

↑浅間山の登山道、夏。 2002(平成14).8.7.
東側の森林限界を越えて山頂へと続く登山道。人為的にでしょうか、新たなコースが踏み
固められていたり、雨によって削られた跡があったり…。真夏の青空をバックに、白い煙
をたなびかせる頂きが、遥か遠くにそびえて見えます。一見緩やかで、のんびりした気分
で歩けそうな道ですが、実際にはかなりハード。このルートは許可なく立入りは禁止され
ています。撮影は向かいの小浅間山から行いました。眺めるだけならこちらが正解です。

↑Jバンドにて。 2011(平成23).9.16.
黒斑山の登山道を進み、ぐるりと外輪山を経て端までたどり
着き、急斜面を折れるとそこがJバンド。逆方向からなら天狗
温泉をスタートして、火山館、湯ノ平、賽(さい)の河原へと来
た突き当たり。この写真はJバンドの中ほどから眺めた賽の
河原。ひとすじの道の先には、牙山(ギッパやま)や剣ヶ峰が
鎮座しています。画面右側を占める岩山は、黒斑山の鋸岳。

↑晩秋の縞模様。 2008(平成20).11.14.
針葉樹をメインとする林内の作業道。午前中
の日射しは道幅いっぱいの陰を作ります。広
葉樹ではこのような模様になりません。時期
的に霜が降りる頃、寒さも日増しに厳しくなる
中、もはや蝶もいない山奥へと歩いて行くな
んて、モチべーションが上がりませんが、そ
の時でなければ見られない光景もあるので、
意外な発見に期待して進みます。

↑カラマツの小径。 2005(平成17).11.15.
落葉針葉樹のカラマツ。その林の中に伸びる
林道は、この季節おびただしい落ち葉によっ
て埋め尽くされます。歩いてみるとわかるの
ですが、ふわふわの感触。ヒザの関節に優
しい印象を受けます。ただ、カラマツ一辺倒
の林は植物に多様性がなく、間伐も進んで
いないことから、色々な問題を抱えています。