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軽井沢一万葉

 37.黒斑山(くろふやま)探訪

↑火口壁を見渡す。 2011(平成23).8.30.
およそ3万年前の水蒸気爆発により、一瞬にして山体の2/3が崩れ去ったと言われる旧黒斑火山。
現在活動中の火山、浅間山の前身としては最も古い山で、崩壊前の標高は推定2,800m。名残り
の火口壁を剣ヶ峰から望む。この写真で左側の最も高い場所が黒斑山の山頂(2,404m)。そこか
らは蛇骨岳、仙人岳、鋸岳と、個々に名前の付いたピークへと伝いますが、火山学的には全て黒
斑山の一部です。小諸市の高峰高原から登山道が伸びており、尾根伝いに進むコースと、高峰に
向かう途中の麓で折れ、旧火口底の草地「湯ノ平」を目指すコースとがあります。(本項12.「第一
外輪山『黒斑』」参照。)

←湯ノ平にある小さな池。 2011(平成23).9.24.
黒斑山の登山道を、蛇骨岳から仙人岳へと向か
いながら、眼下に広がる湯ノ平をよく見ると、この
ような小さな池(湿原?)に気づくでしょう。もちろ
ん登山道から離れているので、立入禁止となっ
ています。

↑草すべりにて見上げる。 2010(平成22).9.11.
旧火口底「湯ノ平」へ入るとすぐ、道は二手に分
かれ、左へ折れると、ほどなく急勾配となります。
これが「草すべり」と呼ばれるルート。高峰高原
から黒斑山へ、尾根伝いに進むコースに合流し
ます。登り始めに見上げると、遥か天上にそび
えるトーミの頭。キツイ、キツイ…。その分帰り
は楽。本当に草の中を滑るような傾斜地です。
 

↑剣ヶ峰から見下ろす。 2010(平成22).8.28.
こちらも黒斑山の一角。眼下に薄く雲がなびい
ています。剣ヶ峰の山頂から北西方向をとらえ
た景色。火山館が右下に小さく見えます。浅間
山の第一外輪山として、三日月状の火口壁を
特徴とする山ですが、細部を見つめるととても
多彩な表情をしています。登るにも、写真に撮
るにも、魅力的な山です。