メスアカミドリシジミ Chrysozephyrus smaragdinus 

 個体数が非常に多い上、午前10時頃〜午後
3時頃までと、活動時間も長く、子供の頃から
最も馴染みの深いゼフィルスです。
 ♂同士は熾烈なナワバリ争いをし、卍巴え飛
翔も日常的に観察できます。もちろんその様な
場面を撮影すべく、何度もシャッターを切るので
すが、どんなにピントを合わせても、前後上下
左右にと、常に入り乱れて舞い飛ぶため、ドン
ピシャで画面に捕えられることは、なかなかあ
りません。こんな時、機材の性能に限界を感じ、
もっと楽に綺麗に写せるカメラはないものかと
思案するのですが、自分の技術不足だと嘆い
て終わります。
 ♂の翅表の黒いヘリが、近似種中で最も太
く、♀の表面にある燈色斑もひときわ大きいの
が特徴で、種名の由来になっています。
 ミドリシジミの仲間では初めて数cmから接写
したのが本種で、片手でカメラを構え、片手で
木の枝を引き寄せるため、手ぶれした画面に
なり、ついには脚立型のハシゴを持ち出します。
私の通う撮影地までは歩いて30分かかり、カ
メラとハシゴをかついで出向くのですが、仕事
のあい間を見てのことなので、現場には10分
程度しか居られません。その後の散策で、思
わぬ低位置から撮れる場所を見つけました。

♂同士の争い、卍巴え飛翔。7月3日町内

♂ 表 後翅のヘリは極太。7月5日 町内

♀ 表      7月31日 町内

産卵    7月27日 町内 

♂ 表 見る角度によって、マット
にもグロスにもなります。(上の2
枚を比較。)     7月9日 町内

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この短条を現すのは本種だけ。
(アイノでは痕跡程度に出る。)

♂ 裏              7月9日 町内

 データ

・分  類:シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
・初見日:6月26日〜(2003年記録)
・終見日:〜9月12日(1997年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■□□□□□□□□
・食  草:バラ科マメザクラ、ヤマザクラなどサクラ類多種
・越冬態:卵
・難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆